FCLLABO UC11 2S ファーストインプレッション① - シーバスロッド

FCLLABO UC11 2S ファーストインプレッション①

 15,2017 11:30
DSCN4744.jpg



「ヒラスズキは荒れれば荒れるほど良い」



と仰る有名プロがいます。

自分はこの意見に否定的です。

そもそも、その方の使用タックルをみるに、その方が言う「荒れれば荒れるほどいい海」の程度が、実は大したことないレベルの荒れを指していることが明らかなんですね。


wind14-17.jpg


自分は幾度か、このGPV天気予報が示すリアルデンジャーゾーン(苦笑)である風速14-17mの、正真正銘、何も風を遮るものがない“表”で釣りをしたことがありますが、こういう状況だとサラシの具合が景気がいいとかなんとか以前に、普通のロッドだと風でマトモに振れないんです。誇張なしに。


あ、あと、あまりUC11には関係のない話ですが、こういう時の磯には人間なんてまるでゴミクズのように吹き飛ばす波が来ます。
人を簡単に持ち上げ、打ち付け、攫ってしまうような波が「安全地帯」と思われる場所までフツーにきます。
そういう波に巻かれたらフツーに死にます。
「ヒラスズキは荒れれば荒れるほどいい」・・・自分のようなド素人ならともかく、「業界の重鎮」が安易に使っていい言葉ではないと思いますネ。

ちなみに17-25mでも竿を出したことがありますが、その状況を一言でいうと無理です、ムリ。


DSCN4292.jpg


赤線で人を大きめに書いてみましたが、これがリアルな「荒れれば荒れるほど」の海。
モノには限度というものがあります。




そういう時は、風の切れ目のタイミングを狙ったり、表は表でも多少は向きが変わる(弱まる)所を探したりするものですが、そういうことをしても尚、通常のロッドでは一般的なヒラスズキミノーの使用が非常に厳しく、小型ヘビーシンペンやメタルジグや鉄板バイブなどの小さく重いルアーに逃げざるを得ないのは周知の事実だと思います。

UC11 2Sは、そういうエクストリームコンディションでミノーの使用を許してくれるロッドです。

強い逆風を斬り裂き、ミノーをサラシまで届けてくれるロッドです。

もう一度いいますが、本当のエクストリームコンディションにおいては柔らかなロッドだと前に振れないか、テイクバックが出来ないんです。ちょっと硬めのロッドだとやっと鉄板バイブとかメタルジグが使えるか使えないか・・・
UC11 2Sはそのような状況下において釣りを成立させてしまうロッドです。
このロッドなら、普通にキャスティングができてしまうんです。


まさに究極の磯ヒラキャスティングロッドと呼ぶに相応しいのがこのUC11 2Sなんですが・・・

このロッドは万人向けのロッドというわけではなく、完全無欠というわけでもありません。


FSCN4202.jpg




貧弱なガイドラッピング

UC11 2Sで一番残念なポイントです。


DSCN5217.jpg
8:クラックが視認できる


釣行回数はおそらく10回程度。
トップガイドと4番目を除きすべてのガイドラッピングにクラックが入っています。
ガイドとブランクとの間に裂け目が出来ており、修理出しが必要な状態です。

1 ○
2 △
3 △
4 ○
5 △
6 △
7 NG
8 NG
9 NG

○=OK
△=裂け目は小さく、騙し騙し使える
NG=かなりヤバい・要注意


DSCN5020.jpg
8と9:キャスティング中、ラインがこのクラックに挟まることは稀だが・・・

ガイドラッピングをFCLLABOでやっているのか、窯元でやっているのかは不明ですが、いずれにせよ「貧弱なガイドラッピング」という結果だけが存在します。
1箇所や2箇所ではないので、決して安くない修繕費用が発生します・・・ガイドラッピングの品質改善を強く願います。


DSCN5021.jpg
7:ここもダメ


ガイド設定


DSCN4194.jpg

10-10-10-10-12-16-20-25-30

全てシングルフットのチタンKのSICガイド。
以前はYガイドで作られていたようですが、現行はカスタムの依頼をしなければKガイドがデフォルトのようです。

ガイドラッピングの質は別にして、設定そのものは非の打ち所がありません。

バリヒラ11MHと比べると圧倒的に抜けがいいです。
バリヒラのトルザイトのトップガイドの内径5.4mmよりUC11のSICのトップガイドの内径7.04mmのほうが圧倒的に実用的です。
フロロ40lbのリーダーが難なく使えます。

が、実釣上というより運搬上または保管上の問題がこのロッドのガイド設定にはあって・・・


DSCN5220.jpg


逆並継のココに被せるように取り付けられているこの8番ガイド、非実釣時の取り回しに難があります。
想像できると思いますが、ここにガイドがあると不慮の事故でガイドを破損させてしてしまう可能性が高く、かなりやっかいです・・・要注意



(②に続く)
関連記事


Comment 2

2017.05.15
Mon
12:59

万年初心者 #-

URL

ガイドクラックですが僕のUC94にも入ってますよ88は綺麗ですけど

今のヒラロッドでは風速10m位までが快適なんで魅力的です、ただ晩秋に新北西SPが出るみたいなんでそっちも気になる

後、荒れれば荒れるほどの話ですが伊豆はどうだか分かりませんが南紀なら3m、いや2.5mあったら普通に死ねます サラシが良く出るポイントなら1.5mでも若干怖いしルアーの操作も難しくなります 潮の大小にもよりますが1mから2mまでがヒラ日和と言えるんじゃないかなと思います

編集 | 返信 | 
2017.05.15
Mon
21:00

遼紀 #-

URL

私は荒れた後ですね。
荒れはじめも釣れますが居付きが多いと思うのとサイズに恵まれないような気がします。
荒れた後は沖から入ってくる気がします。
程々に荒れている状態が一番いいと思います。

編集 | 返信 | 

Latest Posts