おぞましいシーバスパターン - 初心者のための豆知識

おぞましいシーバスパターン

 14,2016 10:31
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イワシパターン

イナッコパターン

アミパターン

バチパターン

ハクパターン

コノシロパターン

サヨリパターン

etc.


シーバスの偏食パターンとしてよく挙げられるものは数多くありますが・・・知ってますか?


こういう不気味でグロテスクなパターンが存在するということを・・・



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漁港フナムシパターン


海が荒れると魚の活性はあがる。

海が荒れると遊泳力に乏しい小魚は岸に寄せられ、翻弄される・・・それをベイトとして捕食するために肉食魚も接岸する。


よく聞くセオリーです。

ですが、自分の経験からするとこの「定説」には説明されていない・・・欠けている要素が一つあります。



フナムシです。



ある晩、風はないのに、やや波が立っている漁港に立っていました。

防波堤の壁にはフナムシがいました。

常夜灯に近い海中、テトラ地帯からすこし離れた場所に沈みテトラが1個だけありました。

投下・設置の際のミスか、それとも波の力で動いたのは定かではありませんが、とにかく離れに1個、沈みテトラがあってそれは『常夜灯+ストラクチャー』という絶好のポイントになっており・・・案の定、見えているだけでフッコが2匹付いています。

そこになんの前触れもなく、普通の波より倍ほどは強いであろう波(周期が合わさって復数の波が合成された波)がテトラと防波堤を洗うと、フナムシにもその波の強さは想定外だったようで相当な数が波に攫われていきます。

フナムシ達は必死に泳いで岸にたどり着こうとしますが・・・


なんとそこに


テトラやケーソンの隙間などに居たと思われる根魚(カサゴ・メバル・アナハゼ等)がワラワラと沸き出て、フナムシ達を一瞬で食べてしましました。

フナムシが水面を泳ぐアクション、その波動・・・いまでも鮮明に憶えていますが、凄まじい集魚力があるということを教えられました。


そして、似たような波が起きるとフッコが離れた沈みテトラから岸のほうへ寄ってきてフナムシを盛んに食べはじめました。


そこに小型シンペンをバチパターン時のように表層を流してやると、すぐにそのフッコが釣れました。


フッコがおらず、使うルアーがもっと小型だったらメバル・カサゴが延々と釣れたかもしれません(メバリングには疎いので果たしてそうなのかは断言できませんが・・・)


ああ、フナムシパターンってあるんだと初めて認識した夜でした。


勿論、フナムシを食べるために無防備になっている小型の根魚も、場合によっては捕食していると思います。


フナムシは低気圧に敏感らしいので海が荒れると比較的安全な地に避難するようですが、TPOによってはかなりの数のフナムシが洗われては魚に捕食されている。
フナムシを底辺とした食物連鎖がある。



シーバス狙いに限らず、「流されるフナムシ」を意識して漁港・磯の釣りをしてみると面白いかもしれません。


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ネズミパターン


その岸壁は古く、荒い石詰みだったので・・・・岩と岩の間に隙間があって、しかも隙間が大きく・・・・そこにはネズミが繁殖していました。

ペットショップで可愛らしく売られているようなハムスターっぽいネズミ(mouse)もいれば、おぞましい、灰色の毛と長くピンク色の尻尾をしたドブネズミ(rat)もいました。

おそらくは誰からも餌やりとかされていないであろう野良猫が、その付近をネグラとしていたのはそのネズミの存在があったのかもしれません。

はっきり言って気色悪るすぎて行きたくない場所なんですが、釣れる場所なんだから仕方ありませんよね・・・・

ある晩のこと、干潮に近いのでその岸壁から水が離れ底が露出する時、そのポイントに入ろうとすると・・・何を物色しているのか知りませんが、露出していた水底で蠢いていたネズミどもが急いで穴や隙間に隠れようとして逃げまどいます。

何を思ったのか、その内の1匹(小さいmouse)は岸側に逃げずに、水に飛び込んで泳いで逃げて行きます。

おお、ネズミってけっこう達者に泳げるのね、と妙な感心をしていたその瞬間・・・



ドッパッーン!とシャローの水面が割れてネズミは消えました。



大きなスズキでした。


バスやナマズ、それに雷魚にはネズミを模したルアーがいくらでもあるので、この捕食シーンは淡水域では珍しくないと思いますが(といってもナマのネズミ捕食を目撃したことがある人は少ないと思います)・・・まさかシーバスが・・・

理屈からいうとこのシーンは「イレギュラー」であって、期待値が高い「パターン」ではないはずですが、ネズミが何かしらに脅威を覚えて水に飛び込むということはおそらく毎晩のようにどこかで発生しているはずで、一つの話として覚えておいて損ではないと思っています。


夜、大型のラットルアーを投げている人を見かけたとしても決して笑わないでやってください。


シーバスの口のサイズからするとマウスもラットも十分に捕食対象となっているはずです。


そして捌いたシーバスの腹の中からドブネズミが出てきたとしても、決して驚かないようにしてください・・・




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Comment 14

2016.11.14
Mon
13:22

なむ #-

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根魚がフナムシを捕食することはままありますね
フナムシを模した扁平なワームとかありますし
ただシーバスも捕食しているとは思いませんでした
フナムシ風ワーム流用できないかな・・・

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2016.11.14
Mon
14:37

遼紀 #-

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岸壁で網を持ったおやじが壁に向かって何か捕まえています、フナムシです。
紀州釣りにすりつぶして使うみたいですよ。
すりつぶして・・・・・

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2016.11.14
Mon
15:14

なかじ #-

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ヒラスズキもフナムシ食べるようです。
YouTubeで南紀白浜、ヒラスズキと検索すると多分出ますよ!

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2016.11.14
Mon
15:49

TKTN #mQop/nM.

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海鳥パターン

SNSで知り合ったニュージーランドのヒラマサアングラーが言っていたことですが、

「大型のヒラマサは海鳥を捕食する」

ということ。

ナブラ起こして、水面に追い込んだ小魚を食べようと海に突っ込んできた海鳥を食うそうで、その様を真近に見たそうです。

いやあ、スケールが違いますな・・・。

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2016.11.14
Mon
18:41

キム #tAWntf4c

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昔買ったフナムシワーム、サイドにビラビラとカールがかかっていて、サーモンピンクの色味と相まって、まるで。。

フックを刺すときドキドキしたのは内緒です。

バスは釣れましたが、卑猥なワームで釣れたバスがかわいそうな程の仲間の嘲笑。

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2016.11.14
Mon
20:42

フェラ井 #-

URL

個人的には、シーバス共喰いパターンが一番精神的にキます。自然の摂理なので仕方ないのですけどねぇ

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2016.11.15
Tue
19:01

さもえど #-

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いつも楽しく拝見させていただいてます。
過去の記事をよんでいてひとつ気になったことがあります。
ぼらおさんは何度かラッキークラフトをアメリカの舶来品ルアーだとおっしゃってますよね?
ラッキークラフトはTDバイブやTDペンシル、ワンダーなどを生み出した加藤誠治さんや有名バスプロ下野正希さんが在籍していた順日本産のルアーメーカーですよ。
ラッキークラフトは今は今はむしろアメリカでトーナメントで必勝ルアーとして超有名らしいですが。
過去の記事を蒸し返すようで申し訳ないですが、バスソとしてちょっと気になりました。

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2016.11.15
Tue
20:06

石鯛 #ZQMeTpW2

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元餌釣り師ですけどフナムシは餌として有能ですね。ただ触るのがキモイし足が速くて捕まえるのがムズイ。こんな奴らだが実は肉食性。ある本で読んだが防波堤から落下し気を失った釣り人が激痛で目が覚めたのだが、その激痛とは傷口をフナムシがつついていたからとか・・・荒れた日の防波堤、テトラ際をアオムシやイワムシを流すのは餌釣り師の常道ですwww

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2016.11.23
Wed
18:31

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> 元餌釣り師ですけどフナムシは餌として有能ですね。ただ触るのがキモイし足が速くて捕まえるのがムズイ。こんな奴らだが実は肉食性。ある本で読んだが防波堤から落下し気を失った釣り人が激痛で目が覚めたのだが、その激痛とは傷口をフナムシがつついていたからとか・・・荒れた日の防波堤、テトラ際をアオムシやイワムシを流すのは餌釣り師の常道ですwww

自分は素潜りしますが、彼らは「新しいもの」が好きで、それまで存在しなかったもの(ようするに着替えとか道具とか)が来ると直ぐに検分を始めます。

これは彼らが主に漂着するもの(何でも食べる雑食すが海藻が主食)を食べているからでしょう。

で、人間が寝て横たわって寝ていたら・・・彼らは噛んできますw

とりあえず噛んでみて食べられるかどうか調べているみたいですね。

ロッドのEVAグリップとか、結構かじられることがあるので放置には注意してください。

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2016.11.23
Wed
18:47

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> ヒラスズキもフナムシ食べるようです。
> YouTubeで南紀白浜、ヒラスズキと検索すると多分出ますよ!

きっと食べるでしょう

フナムシの表層波動は夜でもよほど目立つのか、一瞬で食われますよ

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2016.11.23
Wed
18:47

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> 岸壁で網を持ったおやじが壁に向かって何か捕まえています、フナムシです。
> 紀州釣りにすりつぶして使うみたいですよ。
> すりつぶして・・・・・

^p^・・・

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2016.11.23
Wed
18:50

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> 根魚がフナムシを捕食することはままありますね
> フナムシを模した扁平なワームとかありますし
> ただシーバスも捕食しているとは思いませんでした
> フナムシ風ワーム流用できないかな・・・

多分、外海のマルスズキの食生活の中に結構なウェイトを占めていると思います。
何故かフナムシが居ない磯、フナムシが居ない防波堤ってあるんですが、かならず波が高いところに面しているんですね。
フナムシは泳ぎはけっこう達者なんですが・・・

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2016.11.24
Thu
09:40

ぼらお #-

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Re: タイトルなし

> 昔買ったフナムシワーム、サイドにビラビラとカールがかかっていて、サーモンピンクの色味と相まって、まるで。。
>
> フックを刺すときドキドキしたのは内緒です。
>
> バスは釣れましたが、卑猥なワームで釣れたバスがかわいそうな程の仲間の嘲笑。

調べてみるとフナムシワームは定期的にブーム(?)というか新発売があるみたいですねw

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2016.11.25
Fri
15:13

ぼらお #-

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Re: タイトルなし

> 個人的には、シーバス共喰いパターンが一番精神的にキます。自然の摂理なので仕方ないのですけどねぇ


まだ見たことがないんですよね、共食いパターン。

ひょっとしたら相当イレギュラーなことではないかと疑っています。

共食いパターンは激流系の釣りの出来事ではないっすか?

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