15ソルティガ4000H ファーストインプレッション - シーバスリール

15ソルティガ4000H ファーストインプレッション

 22,2016 14:13
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15ソルティガ4000Hを買って1年経過してからのファーストインプレッションです。


ヒラスズキと青物を兼用(PE2号用スプールと3号用スプールを所持)していますが、いまのところ青物を掛けたことはなく、ほぼヒラスズキ専用機となっています。


ソルティガといえばダイワスピニングリールの最高峰ですが、シマノのステラ⇔ツインパの「微妙な関係」と違って、「ほぼソルティガ同然」のキャタリナがかなりお安く買えるので、コストパフォーマンス的には決して最高でも唯一無二でもありません。


尚、シマノオンリーユーザーがよくしてしまう勘違いですが、ダイワの3500/4000番手はシマノでいえば5000/6000番手にあたります。
シマノでいう4000SWクラス(ツインパ・ステラ)はダイワには存在しません(一番ソレに近いのはモアザン3012Hですかね)。
よってシマノの4000番手とはクラスが違うので注意してください。

ダイワの4000番の場合、重量は

ソルティガ:450g
キャタリナ:435g
セルテートHD:405g

このように概ね400gをオーバーしています。
重量の差は剛性と気密性の違いと受け取ってもらっても構いません。

ちなみにダイワのこのカテゴリーのこのサイズ(3500/4000)のリールの序列はこのようになっています。

15ソルティガ

16キャタリナ
(ここまでメタルボディー+ハイパーデジギヤ+ATD

16セルテートHDモデル
(メタルボディー+超超ジュラルミンマシンカットデジギヤ+ATD)

ブラスト
(メタルボディー+亜鉛系?ジュラルミン系?デジギア2+ATD)

ヴァデル、BG
(メタルボディー+亜鉛系デジギア2)
カルディア
(汎用ボディー+亜鉛系マシンカットデジギア)

EMMS、フリームス
(汎用ボディー+亜鉛系デジギア)





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15ソルティガの巻き心地

あまり良くありません(笑)

ただし、大型スピニングリールが初めての人(つまりは、かつての自分がそうでした)が思っている以上に、この手のリールは「巻き心地」なんてどうでもよい状況で使われます。
100gのジグをシャクっている時とか、50gのダイペンを水に馴染ませるよう操作している時とか、荒れた磯で鉄板バイブをサラシにドンピシャで通している時とか、ハッキリ言って「巻き心地」なんてものは優先順位の下のまた下に位置しているんですよ。

あまり気にしても仕方がない要素なんですが、一応詳細を記しておきます。

ダイワリールにありがちなことですが、15ソルティガはリールを回すとシュコシュコシャリシャリ感がする個体が存在します。
ルビアスとかセルテートなどの小型スピニングリールで使われる「マシンカットデジギア」ですら、素材が硬くて馴染むまで時間が掛かるのに、それより硬いハイパーデジギヤになると余計に時間が掛かります。
よって新品より中古のほうが平均的に巻き心地が良いかもしれません。

15ソルティガの巻き心地がよくない理由その①
ハイパーデジギヤが硬すぎるために馴染むまで相当な時間が掛かるということ。

ちなみに自分の15ソルティガは、より重いものを巻く4500Hのほうが先に滑らかになりました。

15ソルティガには巻き心地がよくない理由がもう一つあります。

それは・・・・

15ソルティガの巻き心地がよくない理由その②
本体内部からハンドルノブに至るまであちらこちらに防水パッキンが投入されていること。


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15ソルティガの特権の一つにラウンドメタルノブがあります。
・・・が、これ、このノブ、全然空回りしないんですよ(苦笑)
何故かと言うと、ハンドルノブのベアリングを守るために回転性能を殺すパッキンが存在しているからです。

初期性能の持続>>>クルクルなめらかフィーリング

もう公式に「多少の回転クルクルなんてどーでもいいだろ」としているわけです。
ソルティガはこのような設計思想であると、ハンドルノブが語っているわけです。

船の舳先で潮を被りながら使われることを想定しているわけですから、当たり前ですよね。
15ソルティガにおいては、マグシールドボールベアリングは防水性を高めているための要素であっても、巻き心地を良くするための要素ではなさそうです。

エアローター?

うーん、ザイオンだから巻きが軽いとか感じたことはなく、逆にザイオンだからローターが変形して巻けないとかいうことも経験したことがないです。


防水性と初期性能の持続力


防水性についてはありきたりな表現になりますが・・・

スゲぇです。

以上。

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使用後のシャワー洗浄をしてさえいれば固着等のトラブルが起きる可能性は限りなく低いでしょう・・・皆無とはいいませんが。
そもそも15ソルティガは既に完成形にあった10ソルティガのマイナーチェンジなので、何かビッグな変化があるとは思えません。

潮を被ったり、水圧があまり掛かっていないほんの一瞬程度の水没は大丈夫でしょう。

ただし、15ソルティガを持って泳いだりするような使い方をして「塩ガミした」なんてクレームを入れるのはナンセンスでしょう。

以前はマグシールドが「完全防水であるべき」(ダイワは一言もそういっていない)と妙な勘違いをして「完全防水なら防げたはずなのにそうじゃなかった」という趣旨でクレームを入れる悲劇的な出来事があちらこちらで発生したようですが、流石にマグシールドの実装から6年が経過し、シマノも似たような機構を後追いで取りいれた2016年現在では、そのような事は起きなくなったようです。


シマノが「Xプロテクト」「コアプロテクト」等の防水技術を実装するとこれらの事象が急激に減少したのは興味深い事実ですね。


メンテナンス性に関してはシマノもダイワも自己流分解メンテはやめてくださいという流れになったのは周知の通りです。


尚、剛性に関しては1ミリたりとも心配する必要はありません。
ダイワ最強のスピニングリールです。
もしガタが来るようであれば

A) 4000番というボディーでは本来対応すべきではないサイズの魚を釣った
B) ダイワ最強のスピニングリールがガタつくくらい釣果を上げた

どっちにしても羨ましいことです。

因みに自分の4000Hはピニオンかオシレーティングかわかりませんが、ベアリングが1個回っていないんじゃなかろうかという感触がしています。
1年ほど釣れない青物と多少のヒラスズキをやった結果なので、1年1回のメンテ費用としては納得ですかね。


ATDドラグ

ATDの青物に対する効果はまだあまり経験がないのでなんとも言えませんが、ヒラスズキに対しては非常に有効です。
何か不満を抱いたことは一度もありません。
出る時は簡単に出るし、一度出始めたら効き目が落ちて仕方がないということはなく、常に一定に近い圧力を掛けてくれます。

ヒラスズキにはドラグはガチガチに締め上げて・・・と、これが鉄則だと思っていましたが、フックが曲がり伸ばされる前にラインが出るような設定、あるいは身切れする前にラインが出るような設定にしたからこそ獲れるような魚は存在します。

ドラグの良し悪しだけではなく、当然ロッドとの相性もありますが、このドラグならST-46の#4・・・いや#5や#6でも強引一辺倒ではなく、ヒラスズキを「いなして釣る」ことが可能です。


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ATDがヒラスズキに有効である云々もそうですが、それ以前にドラグワッシャーに水が侵入することが無いか、あっても非常にレアなため、ドラググリスの劣化が進行していないということが一番大切なのでしょう。
潮を被りながら釣ることが珍しくないヒラスズキ釣りにおいては非常に頼もしいことです。


ショアから使う上での雑感

普段マルスズキをダイワ2500/シマノC3000サイズのリールでやっている人にはソルティガ4000Hの450gという重量は超ヘビー級のリールのように感じられるかもしれませんが、大抵のルアーMAXウェイト60g↑の11ft↑でMH~Hクラスのヒラスズキロッド、青物と兼用できるマルチロッドはこれくらいのリールが装着されることを前提に作られています。
なので重心のバランス的にはまるで問題ありません。

ルアーMAXウェイトが45~50g程度の10.6~11ftのMH~Mクラスの純粋ヒラスズキロッドになると、無印のダイワ3000シマノ4000番でPE1.5号を想定していることが多いので450gはちょっと重く感じるかもしれませんが・・・

ただ、何度もいいますが、磯で釣りをしていると多少の「巻き心地」や「バランス」の良し悪し・・・つまり使い手が感じるフィーリング的要素はどうでもよくなる傾向があります。
都会の釣りでは回転性能がああだとか、以前より十数グラム軽くなったからこうだとか、あれほど熱心に語っていたことが磯の釣りではさほど気にならなくなるのは何故でしょうかね・・・?

それはさておき

「リールが重すぎて失敗!これで釣りは無理!!」ということは余程のレアケースを除いてないでしょう。


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あ、因みにですが、船からのバーチカルなジギングが主たる目的なら話は別かもしれませんが、ショアからの使用ならばハイギアが絶対に良いです。

・3500H (98cm)
・4000 (87cm)
・4000H (102cm)

15ソルティガの最小モデルには3種類存在しますが、ショアからの釣りで存在意義が一番薄いのが4000。
87cmはあり得ないほど非効率的です。
いうまでもなくヒラスズキ釣りにおけるラインスラックの回収スピードはとても重要です。
ヒラスズキ釣りが成立するようなコンディションの磯ではほんの一瞬の隙を突いて暴風がラインを膨らませてしまうので、1回転につきどれだけ多くのラインを回収できるかという能力は釣果に反映されます。
ラインスラック回収力の問題に加えて、青物用プラグの操作はロッドのストローク幅に対して巻き上げ量が少ないと中々リズムが掴みにくいです。ノーマルギアはそれで苦労することになるでしょう。
セルテートHDにはハンドル1回転110cmというエクストラハイギアモデルが存在しますが、それくらいになるとちょっとやり過ぎで、慣れてヒラスズキに最適な速度を出せるようになるまでバイトがあったとしても中々乗らなくなるかもしれません。


話を15ソルティガの話に戻すと・・・ヒラスズキ専用であると割り切れるならば下巻きの調整が簡単な3500Hもアリといえばアリですが、ショアジギング/キャスティングでの使用も考えるなら4000Hがラインキャパに余裕があっていいでしょう。


つまり、ショアからならば4000Hがいいです(断言)。


オフショアならば青物の数を釣ったりするのに巻き上げ力が強いノーマルギアが有用で、そこに存在意義があるのかもしれません。

巻き上げ力もそうですが、船上のバーチカルなジギングは1ジャークに対する巻き上げ量が変化するだけで釣れたり釣れなかったりするらしいです。

つまりまったく同じ番手のリールにしてもハイギア・ノーマルギア・パワーギアで「その日のアタリの巻き上げ量と釣果の関係」が露骨に出るということで、ハイギア・ノーマルギア・パワーギアそれぞれに存在意義があるのでしょう・・・


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満足度


満足度
★★★★★

15ソルティガのインプレって少ないですね・・・・

びっくりするくらい少ない(笑)

でも、それはユーザーの皆さんの「満足度」を表しているんだと思います。

既に完成されていた10ソルティガが正常進化したリールなわけですから、15ソルティガを所有していて「自分のソルティガの何かを訴えなければいけない」という要素が皆無なわけですよ。



「15ソルティガは良くてあたりまえであって、なおかつ、その期待通りに良い」



こういう事なんです。



さて・・・同時に買った4500Hのインプレは何時になることやら・・・



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15ソルティガ4000Hのライバルは13ステラSW6000HG・・・と、16キャタリナ4000H(笑)







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Comment 8

2016.11.22
Tue
18:30

シーバスン #-

URL

リール

セルテート好きのボラおさんに聞くのもあれなんですが15ツインパと16ツインパどっちがおすすめですか?
値段も16セルテになって結構上がったと思うんですけどあの価格差ほど違いがあるのかな?と
ちなみに買うとしたら4000xgか3012hです

編集 | 返信 | 
2016.11.22
Tue
19:58

貧弱 #-

URL

ソルティガの良さがぼらおさんによって証明されて、
ダイワ派としては嬉しい限りです(謎)。

と言いつつ貧乏人はなんちゃってショアジグ用に
ブラストしか買えませんでした●rz

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2016.11.23
Wed
07:09

遼紀 #-

URL

リールの性能も去ることながらデザイン、見た目は完全にダイワですね。
シマノはおっさん臭いです、でも私はトーナメントフォース大好きです。

編集 | 返信 | 
2016.11.23
Wed
18:15

ぼらお #-

URL

Re: リール

> セルテート好きのボラおさんに聞くのもあれなんですが15ツインパと16ツインパどっちがおすすめですか?
> 値段も16セルテになって結構上がったと思うんですけどあの価格差ほど違いがあるのかな?と
> ちなみに買うとしたら4000xgか3012hです

磯で使うならセルテ一択

サーフで使うならツインパもありかも・・・?

因みに11ツインパ4000XG持ってますが、慣性がちょっと強くて夜の繊細なリトリーブの使用は△です。
13セルテ3012Hは夜でもフツーに使ってます。

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2016.11.23
Wed
18:40

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> リールの性能も去ることながらデザイン、見た目は完全にダイワですね。
> シマノはおっさん臭いです、でも私はトーナメントフォース大好きです。

自分はセルテハイパーカスタムと区別がつきません・・・

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2016.11.23
Wed
19:51

セルテート #1uNoxDA.

URL

はじめまして、いつも楽しく見させて頂いてます。
セルテートHDはハイパーデジギアではなくて超々ジュラルミンのマシンカットデジギア2ではないでしょうか?
もしハイパーデジギアならかなりコスパいいのですが…。

編集 | 返信 | 
2016.11.25
Fri
15:00

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> はじめまして、いつも楽しく見させて頂いてます。
> セルテートHDはハイパーデジギアではなくて超々ジュラルミンのマシンカットデジギア2ではないでしょうか?
> もしハイパーデジギアならかなりコスパいいのですが…。

ご指摘ありがとうございました。
訂正いれておきました・・・そういえば少し前、16セルテHDの情報がリリースされる前に自分で「セルテはハイパーデジギヤではない」なんて言った記憶が(苦笑)

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2016.11.25
Fri
21:16

セルテート #GqEu.XY6

URL

こちらこそいつも参考になるインプレ楽しく拝見させていただいています、ありがとうございます。
次期ソルティガもHD化するんでしょうかね。
自分も10ソルティガ4000H、15ソルティガ4500、5000使用していますが、これ以上タフにする必要ないなという感想です、壊れる気配がないです。
UC10にソルティガ4000Hでショアの釣りをしていますが、ロッドやリールが死ぬ前に私の身体が壊れますね(笑)

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