モアザンソルトバイブ72S (旧名:TDソルトバイブ72RR-S) - シーバスルアー:バイブ

モアザンソルトバイブ72S (旧名:TDソルトバイブ72RR-S)

 06,2016 13:01
KIMG6787.jpg


モアザンソルトバイブ72S 

メーカー:ダイワ
カテゴリー:バイブ

評価

ダイワがシーバス系アイテムの社内ブランドを「モアザン」で統一しはじめたのが2015年。
その動きの煽りを喰らって、長年親しまれた名前からの改名を余儀なくされたルアーの代表格がモアザンソルトペンシル(旧名:TDソルトペンシル)と・・・これ、モアザンソルトバイブ(旧名:TDソルトバイブ72RR-S)。
ユーザーからすると今まで通りTDソルトペンシルでいいじゃん、TDソルトバイブでいいじゃん、と思ってしまうわけですが・・・名前を変えるとによって新しさを全面に出したプロモが出来たり、「モアザン」が持つブランド力に与ったりできるわけで、長期的視野でみるとダイワ的にはメリットがあったのでしょう。

この、『モアザンソルトバイブ72S』・・・ジャンルとしては店頭実売価格1000円を切ることがある「格安バイブ」に属しますが、ちゃんとしたフックを搭載してちゃんとしたアクションをする、実力的にはレンジバイブと遜色ない「一流バイブ」になります。

レンジバイブ70ESの実売価格が大体1400円。
モアザンソルトバイブ72Sの実売価格が大体1000円弱。

同レベルの性能にあるとしたら、十分アリかも・・・・?

で、同レベルなん?



適性

サーフ   ★★★★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★★
磯      ★★
港湾  ★★★★

レンジバイブ並にどこでも
磯で使うならもうちょっと重量が欲しい(つまりは80Sか、消滅してしまったTDソルトバイブ90RRが向いている)


キャスティング

飛距離 ★★★★
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★★☆

重量は同じ15gですが、レンジバイブ70ESより飛びます。
しかもレンジバイブのネガティブな特徴である飛行中の「クルクル」が殆どみられず、アキュラシーの良さは縦と横の両面でレンジバイブを凌駕します。


レンジ


ボトムを取るか、カウントダウンで巻くか、表層超高速巻きか・・・そのあたりは任意で





アクション・使い方

アクション ★★★★☆

・飛距離が出る
・安い
・クルクル回転が少ない
・精度が安定する

この4つ性質を備えていることから、所謂「ストラクチャーにタイトに撃つ」ことが可能なバイブです。
しかもそれら4点に加えて

・フォールが良く、しかもエビり難い

この特徴(フォール中の姿勢については上の動画を参考されたし)があることから着水直後およびフォール中のカウントダウンからのヒットを期待できるバイブでもあります。

これらの性質はレンジバイブより優れているかもしれませんね。

あ、さっきからレンジバイブレンジバイブと連呼してますけど、モアザンソルトバイブはレンジバイブの開発元であるバスデイがダイワに委託されて開発したバイブです。
つまり両者は兄弟ルアーなわけですね。


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レンジバイブのほうがグルカナイフ的なシルエットがはっきりしており、モアザンソルトバイブのほうがボリューム感があります。
ちなみに「TDソルトペンシル」はバスの「TDペンシル」をほぼそのまま持ってきただけ・・・同一ルアーといってもいい関係にありますが、「TDソルトバイブ」と「TDバイブ」にはまったく別物で関連性がありません。お間違いのないように。

ダイワはTDソルトバイブからモアザンソルトバイブに改名した2015年にルアーをばら撒いてインプレを書けと働きかけ、その結果、モアザンソルトバイブがどれだけ良いバイブなのか必死にアピールしている記事が量産されることになりました。

が、よく考えると少し滑稽ですよね。

1997年のルアーに対して2015年に「このアクションが効く!」とか「モアザンソルトバイブだから爆釣!」とかイキナリ主張されてもちょっと・・・

ま、1997年のルアーに対して2016年末にああだこうだと言っているこの記事のほうがもっと滑稽なんですけどね。  

話を戻します。

このバイブはレンジバイブを作ったバスデイが手掛けたものなので、○○アクションがどうとうか、○○ジャークがどうとか、ンな事を考えずに信用していいバイブということです。

しかも、後発の特権を十分に活かしています。
しかも、安いです。

ではモアザンソルトバイブがレンジバイブの上位互換にあたるのか・・・といえばそうでもなく、相変わらずレンジバイブがバイブの絶対王者として君臨しているのを見るに、レンジバイブには「普通に巻く」ことに尋常ならざる魔力が備わっているのでしょう。

つまり「根幹」に関してはレンジバイブに軍配があがり、「枝葉」に関してはモアザンソルトバイブに利がある、と。





どっちを選びます?


・すごくいいけどマグロ

・ちょいブサだけどサービス旺盛で豊富なオプションあり





フックチューン

デフォルトでは#6が装着されていますが、一回り大きな#5でも問題ありません。
レンジバイブ70ESのデフォルトが#8で#6もフックチューンで搭載可能・・・・という点を考えると、最初から#6を付けてくれているモアザンソルトバイブのほうが良心的かも。


(写真のフックはフロントに#4 リアに#6を装着しています)



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ルアーの入手

値段 ★★★★
安定供給 ★★★

入手方法(場所・タイミング)を吟味すれば安い・・・けれど、店によってはさほど「格安感」を出していないこともあって微妙な雰囲気が漂う。
もしかしたらダイワの営業マンが「TDソルトバイブは処分価格で出せ、モアザンソルトバイブは1000円UPを維持しろ」的な方針をもってそうさせているかもしれません。
尚、誰かさんのお得意カラーである「銀粉」系のカラーはちょっとお高くなっております(苦笑)


総評

最終評価 ★★★★
オリジナリティーは皆無で、支持率もイマイチ。
かといって「知る人ぞ知る」みたいな認知度の低さはない。
値段が高いわけでもなければ、何かしら致命的な欠陥があるわけでもない。


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普通に釣れる良いバイブだけれども、なぜかユーザーから「このバイブだッ!」というふうに選ばれない。

モアザンソルトバイブの例をみるに、やはり売れるルアーには「ストーリー」が必要なのでしょう。

特にバイブというカテゴリーは数多の強豪がひしめき合う激戦区。
自分達で開発したわけでもなく、生産は海外の工場に丸投げ。
そういうルアーにはストーリーがなく、説得力に欠けてしまうのはある意味当然でしょう。
要するに、これを使うダイワテスターから「熱」を感じないわけですね。
ユーザーはルアーから発せられている「熱意」に関してはメーカーが思っているより遥かに敏感なんです。
だから一昔前のルアーであってもメーカー側が動画等で使い続けて、その情報を、その魅力を発信し続けるというのはとっても大切ということです。
ま、これはユーザーにはどうでもいいことですけどね。

ユーザー目線で結論をいうと・・・・この値段でこの性能、モアザンソルトバイブは初心者にこそお勧めできるバイブです。
バイブを使いこなすことができる中級者以上にとってもいいバイブといえるでしょう。
ハッキリ、明確に、他製品との違いがよく分かるようにできています。

70mmクラスのバイブの一つの選択肢として十分アリです。
レンジバイブの廉価代用品としてだけではなく、部分的にはそれ以上の価値があります。
どうぞお試しあれ。






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Comment 4

2016.12.06
Tue
18:21

SBJ特攻隊長 #-

URL

俺。このバイブ大好きです。

普通=偉大だとも思っています。

仰るとおり、それを満たしていますね。このバイブ。

編集 | 返信 | 
2016.12.06
Tue
19:38

ワン #-

URL

ダイワのルアーはショアラインシャイナーヴァーティス(長い)とかでも
キャスティングで常に2割引きとかで安くかつクオリティ高いので好きです。
バス時代もピーナッツ等格安ルアーでお世話になりました

編集 | 返信 | 
2016.12.06
Tue
20:38

ハレンチブルドッグ #m0cQbxxU

URL

かなりのダイワ贔屓ですが、銀粉さんが絡んでると、何故か購買意欲が沸かない。不思議!

編集 | 返信 | 
2016.12.13
Tue
04:34

石鯛 #y8j/9w2E

URL

私の行きつけのお店が

ダイワの特約店さんなので釣り道具全般にわたりダイワ製品は多いですね。ルアーもショアラインシャイナー系だけでもちょっと言えないほど数あります。で、モアザンって何よモアザンって?馴染めないなぁという事でいまだにTDソルトペンシルなどと言い失笑を買っています。だいたいグローブライドという社名すら馴染めないのでずーっとダイワと言い続けています。

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