フラペン85/フラペンシャロー85 - シーバスルアー:シンペン

フラペン85/フラペンシャロー85

 18,2016 10:23
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フラペン85/フラペンシャロー85

メーカー:マリア
カテゴリー:シンペン・エセ科学ルアー


評価

フラペンのメカニズム、特にその「波動」云々に関してもしマリアが本気で言っているとしたら、このルアーは「オカルト」であるとしかいいようがありません。

マリアの説明を少しでも信じてしまった、そこの貴方・・・あなたは今、実に危険な人生を歩んでおりますぞ・・・
幸運を呼ぶ壺とか、水素水とか、エロ本の巻末の広告に載っているような怪しいペンダントを買ったことがありませんか?
いや、買っていなければよいのですが、フラペンの波動の説明を真に受けてしまった人は、これから先、変なものを買わされることがないよう、疑い深く、用心に用心を重ねて生きていくよう、僭越ながら助言申し上げます。

フラペン85をユーザー側の視点から端的に表現すると・・・「優れたシンペン」です。
良いルアーです・・・傑作といってもいいでしょう。

マリアのフラペンオカルト論の背景にはマリアという、ユーザーから「廉価ルアーメーカー」と見做されてしまったが故にマーケットで苦戦するメーカーの悲哀が感じられます。

その点を酌量すると

「フラペンはオカルトチックなエセ科学ルアーで、(ルアーの良し悪しは別として)こんな下らない言説を垂れ流しているマリアはダイコンをケツに突っ込んで○ね」

と、断罪してしまうことができないんですよね・・・



適性

サーフ    ★★
内湾干潟   ★★★★★
河川/河口  ★★★★★
磯       ★
港湾     ★★★★

80~100mmクラスの小型シンペンが使われるフィールドで


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キャスティング

フラペン85
飛距離 ★★★★
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★★

やはりフラップが邪魔してか、「小型のシルエットに15gの重量」というコンセプトを聞いて想像するレベルの飛距離は実現できていません。
・そこそこ飛ぶ
・小型で重量があるから逆風でもそこそこ投げることができる
この程度の評価が妥当だと思ってます。

フラペンシャロー85
飛距離 ★★★☆
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★

ノーマルタイプより軽くなった分、当然ながら飛びません。
特にキャスト動作に制限がかかるような小場所ではキャスタビリティが大幅に落ちています。
フラペンはノーマルであれシャローであれ「クラス最上級のぶっ飛びルアー」のようなルアーではありません。


レンジ

シャローはもう表層直下というより表層そのものですね。
トップ系に近いです。
表層をペタペタパタパタと忙しそうに泳ぎます。
文字通り、シャローエリアでの使用に躊躇することがありません。

ノーマルはシャローエリアではボトムを擦ることがあって、リトリーブスピードのコントロールや、潮の流れの速さを読むことが求められます。


アクション・使い方

アクション ★★★★★
フラペンのアクションは二つの要素によって成り立っています。

一つは・・・シンペンとしての完成度の高さ。

「ちょっと早く巻いたら超ワイルドになってしまい、ちょっと遅く巻いたら全然泳がない棒になる」

これがクソシンペンの最たる特徴です。
優れたシンペンはその真逆の性質を備えています。

「対応できるリトリーブスピードバンドが幅広く、早くても遅くてもそれなりのアクションを出す」

許容力があるとでも表現しましょうか、そのようなシンペンは基本設計が優れているのです。
フラペンは波動がどうのこうの以前に、ここが非常に良く出来ていると感じます。
自分のノーマルフラペンはフラップが破損して久しいですが、シンペンとして普通に使って普通に釣れています。


そしてフラペンのアクションのもう一つの良さは・・・フラップが作る、ローリングアクション





フラップが無くなるとアクションからウネリが消えてもっと大人しいアクションになります(つまりもっと普通のシンペンになるということ)。

リアルベイトの後方波動と似ているとか何とかは別にどうだっていいのですが、このフラップのおかげでミノーでいうとフィードシャローやS-FOURやグースのような「悶えるようなウネリアクション」に近い動きが出ます。
これに近いアクションのシンペンは他には無いんじゃないかな、と思います。

つまり、シンペンとしての基本設計の完成度の高さを“肉”としたら、フラップはソレにアクセントを加える“スパイス”として、なかなか良く出来ているということですね。

もしスパイスが無かったとしても上質の肉は味わえるということです。

使い方はというと・・・99%タダ巻きでOKです。
シンペンらしからぬ巻き抵抗があるので、シンペンに不慣れな初心者でも扱いやすいと思います。
ウェーディングでオープンフィールドの流れを攻める・・・すなわちドリフトさせるなら、ノーマルよりシャローがイケてるような気がしますが、流れが早かったりするとノーマルのほうがコントロールしやすいでしょう。
その辺はお好みでというか、使い分けで。
個人的には1個だけ買うとしたらシャローを選びます。
もしデイに使うとしたら・・・うーん、デイゲーム用には「フラペンヘビー」が欲しいなと思います。
85mmのボディに21~24gくらいのイメージで。


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フックチューン

デフォルトの#6で安定だと思います。
#5もいけるかな?


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ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★★★

ちょっと高いけど、これ、プロモビデオの良い声してるナレーターさんへのギャラを回収するために上乗せされてんの?
・・・と穿った見方をしてしまいますね。

そうそう、糾弾するのを忘れていました、マリアのエセ科学商法。





思うにですね、このクソみたいな「後方波動」の説得力の9割がこのナレーターさんの声によって生み出されているんじゃないかと。

あ、改めて紹介します・・・

マリアの珍説:

“ベイトフィッシュが生み出す後方波動は途切れ途切れで出ているのでルアーの後方波動もそうなったほうが良い説”

まぁ、要するに、本物の魚は尾ビレを左右交互に漕ぐわけだから後方への水流は途切れる形になると。
フラペンはフラップが水を切るから似たような後方波動が生まれると。
で、シーバスはその違いにとても敏感なんだと。




それではこの説を裏付けするマリアの証拠をご覧ください・・




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へ?









ではもう一度・・・










flapenhado2.jpg











へ?










すみません、ちょっと絶句してしまいました・・・






まずですね、後方への途切れた波動ありの魚と波動の無しの魚とで、シーバスはどれくらいの反応の違いを見せたのか、科学的な統計を出して頂けませんかね?

何故かと言うと特にイワシ類がそうですが、ベイトフィッシュは常に背ビレを振って動いているわけではなく、あまり動かずに「サスペンド」している事のほうが多いんじゃなかろうかと・・・シーバスがよく捕食するようなベイトフィッシュは、マリアの動画にでてくるボラのような動きをしているのは少ないのではないか・・・という疑問が存在するわけですよ。つまり後方波動の云々の大前提が既に怪しいんです。

そもそも、R-32を始めとする、ピンテール系のワームは何故よく釣れるのか・・・それはカタタクチの「泳がない動き」の波動を模しているからだと言われますよね。
「後方波動説」はシーバスワームの主流であるR-32やアルカリといった、ソフトベイトの代表格を全否定していることになるんですが・・・

さておき、魚の食性の好みを科学的に特定する(例えば魚の色の好み・・・餌と色の因果関係を科学する)のは、気が遠くなるほどの数の実験を繰り返すことになるといわれているので、ここは釣りというジャンルを超えてマリアの一般科学への貢献が期待されますね!


次に(後方波動が出ているほうが好まれることが上述の実験データから確認されたとして)、このフラペンの後方波動がボラの後方波動と同じ性質を持つという客観的なデータを見せるべきです。


率直にいいますが、この画像をみて


flapenhado.jpg


かのようにして、フラペンとベイトフィッシュの波動は似ているのである



と言われても・・・・


自分には手が2本あって足も2本、目と耳がそれぞれ2つに、鼻と口が1つずつ付いている。
即ちこれは新垣結衣や橋本環奈と同じ特徴を備えているわけだから、ぼらおさんは美少女だといえる。


という説と同じレベルで説得力が無いんですよ。




自分達が苦労して作った製品にハクをつけたい=わかる

本当によく出来たものだからその良さを伝えたい=わかる

バンバン売りさばいて売上を伸ばしたい=わかる

ハッタリでもなんでもいいので宣伝して売りたい=わからない



いいものなのに、それを胡散臭い化粧で覆ってしまって、かえって説得力を低下させているのが今のマリアのやり方じゃないですかね・・・?


総評

最終評価 ★★★★
唯一無二のオリジナリティに革命的な斬新さがあるとまではいかないまでも、かなり意欲的でかつ挑戦的ないいルアーだと思います。
しかもよく釣れるルアーである・・・という点で高評価を付けたいと思います。
あ、挑戦的という言葉で思い出しましたが、やっぱりグローとかケイムラとかの非主流系カラーが多すぎましたよね。
その辺はもうちょっと保守的に、魚を釣る前に人を釣れ・・・と、アングラーが安心できるような定番カラーを軸に据えて欲しかったです。

ひょっとすると、このルアーの最大の功績は、巻きの抵抗感が殆どないためにどうやって使ったらいいか(あるいは信じていいのか)分からないシンペンというカテゴリーのルアーを、初心者に「プルプル感」という、わかりやすくも安心感のある形でナビゲートしている点にあるのかもしれません。

シーバスもアングラーもだれも後方波動のことは気にしてないんですよ。


後方排気かどうかを気にするのはTZRだけですね。


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Comment 9

2016.12.18
Sun
14:45

ないにー #qx6UTKxA

URL

関係ないですが今Amazonでレイジー95入荷してますね!

編集 | 返信 | 
2016.12.18
Sun
16:33

ハウンド #195Lvy4Y

URL

後方波動はサンマパターンに効く!

編集 | 返信 | 
2016.12.19
Mon
06:30

sain #vOFw3WtU

URL

リアフック取り付け部が
水平なのが・・・
後に出た物が立てに変更になって
もう
早くマイナーチェンジしてくれ
て感じです
当方エリアはホタルイカパターンが有り
黒鯛ポイント用にWフックにしたいのですがね

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2016.12.19
Mon
07:09

ワゴンセール #JalddpaA

URL

魚より、アングラーを釣りたい?

日本でソルトルアーが認知されてから20うん年。K-tenシステムを始めとした重心移動システムも行くところまで進化し、メーカーもアングラーを釣るキャッチコピーが無くなってしまった結果ですよね(^_^)a

消費者側としては、そのようなメーカーの思惑に惑わされないように、貴重な小遣いを投入したいところです。

できれば、ルアーアクションについては、数値化が困難な面もあるでしょうが、飛距離、潜航深度、または沈下速度については、第三者が測定結果を出すような仕組みを作って欲しいところですね。

そうすれば、意味のない「抜群の飛距離」とか「水面直下の捕食レンジ」などの曖昧なキャッチコピーが消え、小遣いの浪費がなくなります。

ダイワさん、シマノさん、よろしく(^人^)

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2016.12.19
Mon
10:35

通りすがり #-

URL

いつも楽しく読ませてもらっています。

若い頃に3MAに乗ってたので反応してしまいました。

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2016.12.19
Mon
13:26

まっつー #-

URL

フラペン、ぼらおさんの説明通り胡散臭くて試す気にならなかったんですよね…

>後方排気かどうかを気にするのはTZRだけですね。

是非とも目玉ヘルでお願いします!ちなみに私はスズキでシュワンツ派w

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2016.12.24
Sat
00:21

元ロン毛 #-

URL

漏れは後方排気よりロータリーディスクバルブなKR・・・
失礼しました。
えー、漏れはこのルアーはリップが後ろにあるミノーだと思いました、でなきゃハードなシャッドテール。
スカッシュもですが、ヤマリアは使い方を発信すべきですね。
ブランド構築の為に物語を作りたいのは理解できますが。

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2017.01.09
Mon
11:00

石鯛 #y8j/9w2E

URL

カーボンバイブで懲りたので(6個購入)以後マリアの製品は購入していません。多分これからも・・・

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2017.06.14
Wed
21:48

boohoowoo #3/2tU3w2

URL

結構釣れます!

ぼらおさん評価高かったので、シャローの方を購入して使っています。トップよりももう一枚下のイメージでゆっくり引くと意外なほどよく釣れてビックリしました。でもフラップのせいか本人の腕のせいかバラしが多い気がします。とにかくシーバスに有効なルアーだと感じ、一軍ボックスに入れています。壁際などでスタスイ使うのが怖いときなどによく出番が回って来ます。ご紹介ありがとうございました。

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