フックはなぜ鈍るのか~原因と対策~ - 初心者のためのフック講座

フックはなぜ鈍るのか~原因と対策~

 09,2017 12:30
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「フックが鈍る」という単純極まりない事象の原因を、なぜわざわざ細かに分類するのかというと、こういうことです。

①フックの刺さり具合をチェックするタイミングを知ることによってフック管理の効率を上げることができる
②「効率の良さ」とはフック管理に投入する労力と金銭を最小限に抑えることである
③効率のよいフック管理を行うことによって常にシャープなフックを使用し、結果、より良い釣果を得ることができる

要するに、一日の釣行後に使ったルアーのフックを調べて「あ、これ、ダメなフック使ってたな(テヘペロ」なんてことをするよりも、釣行中に鈍ったフックを調べて交換することができたら釣果はもっと上がっていたはずですし、一シーズン後に使ったルアーのフックを調べて「あ、これ、ダメなフック使ってたな(テヘペロ」なんてことをするよりも、シーズン中に鈍ったフックを調べて交換することができたら釣果はもっと上がっていたはず・・・ということです。

逆のパターンはあまりないかもしれませんが、極端な話、一キャスト毎にルアーについている全フックポイントをチェックなんてしていたら効率が悪すぎて本末転倒です。

つまりフックが鈍る原因を知るということは、フックをチェックするタイミングを知るということです。

すなわち、鈍ったフックを交換する(あるいは研いで再生する)という行為に効率をもたらす基礎知識を持ち、少しでも釣れる確率を底上げしましょうといううことです。





フックが鈍る理由は大まかに分けて次のように分類されます。


実釣にともない発生する破損

①フックが水面以外の物に接触することで起きる破損
①a キャストミスによるストラクチャー等への接触
①b リトリーブ時におけるボトム(砂泥・砂利・ゴロタ)への接触
①c ルアー回収時の足場への接触

キャストミスをして橋脚にルアーをぶつけたら、ルアー本体だけじゃなくフックを調べましょう。
また、ボトムに頻繁に接触させるような釣りをしているならば、フックを定期的に調べましょう。
(頻度はゴロタ>砂利>荒い砂>泥の順)
高い足場から釣りをしていると、フックは思っているよりはるかに鈍っていますよ。

・・・という話しです。

これらは難しい話しではなく、「自分がどんな釣りをしているのか」ということと「フックの状態」という二つのことを結びつけるだけでフックチェックのタイミングが自然に浮かび上がってくるものです。
これが出来ているか否かで歴然とした差が釣果に現れます。

②フックが魚にヒットしたことによって起きる破損
②a 魚の硬い部位へ刺さってしまったことによって起きる破損
②b ブッコ抜きランディングよる破損
②c 魚をランディングした後に、魚が暴れることによって起きる破損

まぁ、説明不要ですが、魚を釣ればフックの「折れ・曲がり・伸び」のほかに「フックポイントの鈍り」が発生している可能性があります。
フックの「鈍り」ではありませんが、フックの「折れ・曲がり・伸び」の大半はブッコ抜き時に発生します。
見過ごされがちなのはコンクリートやアスファルトなどの硬い地面に魚をランディングさせた後・・・そこで魚が暴れると、それまでは曲がりも鈍りもなかったフックが破損してしまうことがよくあります。

魚を釣ってリリースorキープしたあとにアングラーがすべき行為はまず最初にライン(特にリーダーと先端PE)のチェック、それからフックのチェックです。
お忘れないよう!


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非実釣時に進行する劣化

③ルアーケース内のあそびによる接触劣化
③a 車載中の揺れ・振動で起きるルアー同士あるいはケースへの「ガシャガシャ衝突」

個人的にはこの問題がもっとも過小評価されているフックを鈍らせる原因だと思っています。
もし運転中、車内でルアーがガシャガシャ動いている音がしているならば、あなたのフックは人一倍、劣化が進行しているといえるでしょう。
対策としては
・ルアーケース内で遊びを小さくする(簡単にいえばギュウギュウに詰める)
・ルアーケース自体が動かないようにする
・フックキャップをかぶせる
・必要時以外はルアーケースを車に載せない
などが考えられます。
シーズン中、主要ルアーは全て車載しているようなスタイルを取る人はこのみえざるコストと戦う必要があり、それを無視するならば実釣時にフックの刺さりが負債としてのしかかってくるでしょう。
ただし、これが原因で起きるフックの鈍りは、フックシャープナーと研ぐ時間さえがあれば容易に再生することができます。



④経年劣化
④a 腐食の進行による劣化

残念なお知らせですが、一度海水に漬けてしまったフックはそれがどれくらい短時間であったとしても、どれくらい綺麗に洗浄したとしても腐食が進行します。
例えば夏の暑い時期は避けて秋の本シーズンで再開・・・あるいは・・・長い冬を終えて春のバチシーズンで再開・・・なんて場合はフックの状態に要注意。
シーズン終了後に念入りに洗浄して、ルアーもルアーケースも不動の状態で格納していたとしても、時間がフックを蝕んでいる可能性があります・・・否、可能性が高いです。
再開後はまずフックの念入りなチェックからスタートしてください。
対策としてはわりと本気で「腐食が進行しないよう祈るだけ」ですが、ガマカツの防錆技術「ハイパーシールド」が施されたフックを使用するのが現状ではもっとも有効な手段です。


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Comment 6

2017.01.09
Mon
13:00

貧弱 #-

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ハイパーシールドは少々お高いのでポイント5倍ない限り買う気が…。

画像を拝見するとフックカバーがあったりなかったりしますが、
交換直後はつけるねん みたいな区別ですか?

編集 | 返信 | 
2017.01.09
Mon
16:19

フランク三浦 #RihfdU96

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いつもインプレお疲れ様です。
私自信安いガマフックか、カルティバを使用していましたが、最近fimoフックなるものを磯ヒラと時々青物やフエフキで一ヶ月使用してみましたが値段と数の割には良い物でした。
基本的にブッコ抜き➕洗浄無し➕車に乗せっぱなしスタイルですが以前より交換頻度が減りました。
ちなみにあちら側の人間では無いですよw
もしぼらおさんが使用する機会があればインプレ楽しみにしてますニッコリ

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2017.01.09
Mon
16:40

遼紀 #-

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完全に無頓着です。
全くもって気にしない感じです。
バラしたらあ~フックあかんかったんやな~と思うけど・・・
3ヶ月に一回くらいリューターで研いでますけどね。

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2017.01.09
Mon
17:05

石鯛 #y8j/9w2E

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私はルアーにフックカバーを付けケースに入れて運搬しています。フックが絡まるとイライラするからです。確かにいちいちカバーを外すのは面倒だし、外したカバーをどこに収納するか、フックカバーをかけることによる収納ルアーの減少などいろいろ問題はありますがぐちゃぐちゃに絡まり知恵の輪状態で目的のルアーを外すまでのイライラ感は精神衛生上良くない。フックがルアーを傷つける事などを考えると私には今の方法が一番合っていると思っています。おかげでダイワのフックカバーは2000個以上あるなぁwww

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2017.01.09
Mon
18:55

 #-

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がまかつのやつはほんと鋭さ、サビなさもすごいですよね
お高いですがST46のほうが性能的わりは高く感じます

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2017.01.09
Mon
19:05

SurfaceSummer #xIXA5b/g

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いや、違うんスよ。

違うんスよ。いつもはちゃんとチェックしてるんスよ。8ヶ月ぶり急遽登板ルアーだったんすよ。一軍ルアーは毎回チェックしてるんすよ(TT)
1/9のクソ寒い日本海で昼間から釣れるとも思ってなかったんすよ、、。
帰ってきて最新記事見ました。


そういうことなんすね、、、。


毎回楽しく拝見させていただいております。私のような初心者の勉強になりますので今後ともよろしくお願いします。

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