アイマ ピース100 P-CE100  - シーバスルアー:シンペン

アイマ ピース100 P-CE100 

 03,2017 12:52
DSCN4022.jpg

P-CE 100/ピース100

メーカー:アイマ 
カテゴリー:リップ付きシンペン シンキングミノー

評価

一言でこのルアーをあらわすと・・・

“超局地的ルアー”

いや、ホントに、これ以外の表現方法はどうやっても思いつきません・・・





適性

サーフ    ★
内湾干潟   ★★★★
河川/河口  ★★★★★
磯       ★★
港湾     ★★★

あ、言い忘れましたが、この超局地的ルアーにはさらなる条件が付きます。

“流れがある場所での超局地的ルアー”

もしかしたら・・・夜の、静まり返った、流れがあまりない港湾で巻いてみると意外な反応があるかもしれません。
普通、ピース100のようなルアーはそういう風に使われないのでスレに効くかも・・・という意で。


キャスティング

飛距離 ★★★★☆
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★★☆

このルアーはシンキングミノー?それともシンペン?

・・・泳ぎの質もそうですが、飛距離の面からしてもやはりこのルアーはシンペンなのでしょう。


KIMG2220.jpg


レンジ

浮き上がりやすいです。
そしてこのルアーの「特徴」でもあり、紙一重で「短所」でもあるところなんですが・・・リトリーブスピードの調節が物凄く難しいルアーです。
自分はこの手のシンペンを「シンペンとしての基本設計が優れていないから」と評することにしていますが・・・


アクション・使い方

アクション ★★★★


リップ付きなのにローリングもウォブリングも発生しない?
従来の常識を打ち破るリップ付きシンキングペンシル。
開発に多大な時間を費やした妥協無きS字アクションに
シーバスはたまらずバイトする。
リップがもたらす利点は数多く、流れの中での扱いやすさ、
使用感を感じさせる引き抵抗、確実なレンジキープ力 etc...。
干潟、河川、港湾など様々な状況で使用することができる。
ピース100は、従来のシンキングペンシルの弱点を全て克服し、
シンキングペンシルが苦手な人でも簡単に扱える
新世代のスライディングミノーである

http://www.ima-ams.co.jp/products/pce

はい。
赤ペン先生の時間です。

>リップ付きなのにローリングもウォブリングも発生しない?

してます。

>従来の常識を打ち破るリップ付きシンキングペンシル。

当時はそうだったかも

>リップがもたらす利点は数多く、流れの中での扱いやすさ、
>使用感を感じさせる引き抵抗、確実なレンジキープ力 etc...。


ウーン・・・色々いいたいけど長くなるので割愛

>干潟、河川、港湾など様々な状況で使用することができる。


「流れがあるところ」と正直に言ってください

>ピース100は、従来のシンキングペンシルの弱点を全て克服し、
>シンキングペンシルが苦手な人でも簡単に扱える


シンペンが苦手な人は絶対に無理なルアーです





↑これ、全神経を使って超スローに巻いているはず。
普通のシンペン感覚で使うと、実際はもっと上のレンジをもっとワイルドなアクションで往くことになります。

ピース100は“流れがある場所での超局地的ルアー”である・・・という話に戻します。

流れが早いフィールドでルアーをドリフトさせる場合、それがどんなルアーであっても「流れに合わせてもっと速く巻かなきゃ・・・」という意識が働いてしまいがちなものですが、実は激流ドリフトのような場合でも流速を無視して「ルアー第一主義」・・・すなわちルアーが微かに泳ぐか泳がないかくらいのスローリトリーブを守ったほうが釣れるんだというセオリーが存在します。

個人的な経験からすると、激流でもデッドスローを守ったほうが釣れる時もあれば、激流に合わせたリトリーブをしたほうが釣れる時もあります。

前者の場合、デッドスローでも泳ぎ出しが良いルアーを使います・・・この手のルアーの代表格は初代コモモ125SFでしょう。
後者の場合、普通に巻いていても泳ぎが棒だけれども、あるスピードを境にいきなりアクションが出始めるルアーを使います・・・この手のルアーの代表格はエリア10EVOですかね。

そして、デッドスローを守ったほうがいい場合でも、好まれるアクションがミノーとシンペンに別れる場合があります。
流される中で微妙に薄っすらと出るミノーのウォブルアクションが好まれる日と、シンペンの均一的な脱力アクションが好まれる日があるわけです。

ここまで説明したら、ピース100の用途がおわかり頂けたかと思いますが、念のため。
↓↓↓↓


流れがある場所での超局地的ルアーのフローチャート



流れがある→NO→他のルアーを使ってください

YES

デッドスローがよさそうだ→NO→エリア10EVOなんかを使ってください

YES

ミノーよりシンペンがよさそうだ→NO→コモモ125HDなんかを使いましょう

YES

流れがあって
デッドスローがよくて
ミノーよりシンペンが良さそうだ

YES

アイマのピース100を使いましょう!


ピース100を普通のシンペンと思って巻くと「何だこの駄作は!」と罵倒してしまいそうになります。

ちょっと速く巻くと「ワイルドすぎて破綻したシンペンの動き」になってしまいがちで、その動きを目にすると「シンペンとしての基本設計が優れていないからだ」と評することにしているのですが・・・想定されているそのリトリーブスピード、そのアクション、そのレンジ、そのリップ・・・それらの意味が指すことは一つ、「早い流れの中を特にゆっくりドリフトさせるための専用シンペン」であるという事実に気がつくと、一刀両断してしまうのは勿体無いルアーだ・・・・という結論に達しました。

汎用性は低い。

アイマの説明文も悪い。

でも、こういうルアーがあってもいい・・・と、そう思います。


フックチューン

デフォルトでは#4・・・河川河口干潟では十分だと思います。


DSCN4024.jpg


ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★★

実は極端な性質を持つ「じゃじゃ馬ルアー」なのに、アイマ全盛期のルアーということもあってかネームバリューだけはあるようで入手は容易です(苦笑)


総評

最終評価 ★★★☆
シーバス初心者は手を出さぬほうが吉。
そういう性質を持つルアーの典型的な例がピース100でしょう。
特にピースはソバットだのモルモだの、外見が似ているルアーが多いのでなおさらタチが悪い。
あ、ちなみにピース80とピース100はほとんど別ルアーといっても過言ではないので気をつけてください。
しかもアイマには熱烈なファンがいて、こぞって「これは釣れる!」なんて言うものだからシーバスを始めたばかりのよちよち歩きの初心者アングラーなんかはどれを買っていいのか違いが分からずに「全部買っちゃえ!」なんてコロっと騙されてしまうわけです(苦笑)
そういう商業的姑息さがある一方で、シンペンを使ったスローリトリーブのドリフトという超局地的用法を知っていれば、TPOに応じて使いこなせるならば、なかなかのルアーであるといってもいいでしょう。
つまり、ピース100はドリフトとシンペンの使い方をある程度理解してから手を出しましょう・・・ということです。
逆に言えば、河川もシンペンもあまり縁がない釣りをしている人は必要がないルアーです。


KIMG2221_20170203112553091.jpg










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Comment 6

2017.02.03
Fri
19:16

つか #-

URL

最近サーフでの青物釣りでダイペン、ポッパーを使い出したのでもしよければダイペンやポッパーのインプレもよろしくおねがいします。

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2017.02.04
Sat
20:43

boohoowoo #-

URL

買って使わない局地戦用ルアーいっぱい

シーバス始めたばかりの頃にネットで評判の良いルアーを色々買い漁ったんですが、今思えば初心者お断りの局地戦用ルアーもかなりあったんだなあと思いました。赤ペン先生面白いですね、これからも登場して欲しいです。話変わりますが、今日大阪FSに行ったのですが、カルティバの撃投ロッドプロテクターが夏に再販予定と張り紙してました。使用中の物を展示していましたが、傷だらけでカッコよかったです。

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2017.02.05
Sun
01:24

かとちゃん #-

URL

使いこなせれば場所によっては唯一無二の名作になる。
河川や流れの速いポイントでは汎用性も広いと思う。

編集 | 返信 | 
2017.02.05
Sun
14:49

あさ #-

URL

物を持ってないので動画だけ見てコメントしていますが(苦笑)シンキングミノーはある程度条件を満たす物は低速でシンペンみたいな泳ぎになりますから、それをあえて研ぎ澄まして製品にする発想?かは分かりませんが面白いです。

ただ速度がつくと遊泳角度が変化してリップ付きの宿命でアクションが途端に変わるだろことがぼらおさんの本文からも伝わってきます。

まぁそのあたりのアクション変化も味なのかもしれませんが…

編集 | 返信 | 
2017.02.07
Tue
23:02

SurfaceSummer #-

URL

これは、久々のルアーインプレですね。
評価はピースではないみたいですが、見た目かわいいですよね。アイマのルアーはどれもそうかもしれませんが。見た目重要、、。オメメとカラーリング。
子供の頃、聖闘士星矢よりドラえもん派だった私はどうもこの手の見た目のルアーには弱いです。さすがにピースはわざわざ買ってないすけどね。

ぼらおさんはほんとにどんなルアーもちゃんと試して良かれ悪かれ特徴を見抜けるのですね。さらにそれをわかりやすく人に伝える事ができる、すごいですね。
でも、きっと変態なんでしょうね。

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2017.05.13
Sat
10:19

初心者8 年目 #-

URL

ピース100は本来のシンペンとしての使い方ではそんなに釣ってませんが、まだシーバス初めて間もない頃に、イナッコへのボイルが多発してるポイントでこのピース100の水面に顔を出させるくらいの早巻きで爆釣した経験がありましたね。
他のトップ、ミノー、バイブ…何を投げてもダメな状況だったのに。

人間やルアーの動きに合わせてくれる魚はいない。人間が魚に合わせてルアーのチョイスやルアーの動かし方を変えなくちゃいけないんだなぁ。

と、痛感させられた出来事でした。

ルアーはルアーメーカーの説明以外にも色んな使い方があるものですね。

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