アイアンマービー - シーバスルアー:バイブ

アイアンマービー

 05,2017 10:06
DSCN4217.jpg


アイアンマービー

メーカー:エバーグリーン
カテゴリー:鉄板バイブ
スペック:全長75mm 重量25g フックサイズ#5

評価

アイアンマービーは数少ない、価値あるプレミアム鉄板バイブです。

今後、鉄板バイブというジャンルの需要、すなわちπ(パイ)が縮小することはないでしょうけれど、新たなる鉄板バイブの新星が現れることはないということが予見されます。

鉄板バイブというルアーが研究しつくされ、あらゆる性質の鉄板バイブが出尽くしたというより・・・

今ある既存のモノだけでイイ、と。
ルアーメーカーがこれから先、鉄板バイブに研究・投資することはない、と。
鉄板バイブが銭になる時代は終わった、と。

そういう流れになるんじゃないかなと思ってます。

もともと鉄板バイブというジャンルはズボラなルアーであって・・・「適当」・・・否、「テキトー」に作ってもそれなりの出来になるという性質を持つルアーですから、よほどブランド力があるか、よほど傑出した実力が備わってないと、やがて価格競争という名の淘汰が待っているわけですね。

大多数の格安テキトー鉄板バイブと、一部少数のプレミアム鉄板バイブ・・・・今すでに出来つつある構図ですが、近い将来に完成されるでしょう。
そうなると値段も性能も中途半端な鉄板バイブは綺麗サッパリ消えるでしょう。
そんな世界でも、アイアンマービーは・・・





適性

サーフ    ★★★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★
磯       ★★★★☆
港湾     ★★★★★



港湾・・・沖堤防の申し子ですが、磯にも強い理由(後述)があります。
ただし、磯においての鉄板バイブの「消耗品的な位置づけ」を考えるとお財布に優しくない。


キャスティング

飛距離 ★★★★★
飛行姿勢 ★★★★★
キャスタビリティー ★★★★☆

特筆すべきような事項はなく、まぁ普通かな、と。


DSCN3532_20170304171724cd9.jpg


レンジ

「浮き上がりやすい」と言われるような鉄板バイブじゃないですね。
投げて、任意の層まで沈めて、高速リトリーブ・・・が、普通の使われ方だと思います。


アクション・使い方

アクション ★★★★★



鉄板バイブとしては「強アクション」に入ると思いますが、引き抵抗が特別強いとかそういうことはありません。
特筆すべきはフックのテイリング・・・「エビ絡み」の少なさでしょう。
上のエバーグリーンの動画内でも述べられていますが、フォールやジャークといった鉄板バイブが宿命的に苦手としている動作に対して高い受容性があります。
沖堤防でもその性質は有用ですが、磯ではより一層重宝される性質です。

何故?

それは・・・「一投」の重要性の違い・・・魚のナイーブさが磯ではハンパなく強いことに由来します。
着水時はもちろんこと、意図して起こすフォール/ロッドアクションに対し、大切な機会を損なうことなく演じてくれることは磯ではとても重要なことです。
また、潮の早さやウネリ具合によっては、意図するレンジに沈めるまでに「不可抗力的なルアーに対する外部影響力」が働くことがあって、いざ巻きはじめてみたらもうすでに終わってたなんて事態は避けたいところ・・・アイアンマービーはこの部分が磯と相性が抜群にいいですね。

個人的にはサラシの払い出しの中でステイさせて、勝手にブルブル震えているアイアンマービーにガツッ!バクンッ!!ってくるシチュエーションが最高にキますね(笑)


フックチューン

エバーグリーンの謎フック#5をデフォルトで装備。
ST-46ではありませんが、鉄板バイブにしては中々のフック。
両方とも吸い込まれているならば相当な大型魚まで対応できると思います。
鈍ったら#4に替えることにしてますが、最初から取り外さなくてもいいような・・・?


DSCN1393.jpg


尚、IP26では即捨てることを推奨しているデフォルトのスナップですが・・・「E.G.ワイドスナップ#2」という由緒ある(?)スナップのようで、港湾での使用であるならば使っていいかもしれません。


ルアーの入手

値段 ★★
安定供給 ★★★

もしかしたらIP26を抜いて鉄板バイブ最高市場価格をつけているかもしれません・・・


総評

最終評価 ★★★★☆

アイアンマービーの率直な印象・・・それは

コアマンのアイアンプレート26をよく研究したなぁ~

ということ。
エバーグリーンの解説動画は注意深く聞いているとIP26の欠点改善解説っぽく聞こえてしまい、思わず笑ってしまいます。

IP26の発売が(おそらく)2010年末頃。
そしてアイアンマービーの発売が2012年中頃。
当然、アイアンマービーの開発期間はその間ということになりますが・・・・これほど真面目に取り組まれた鉄板バイブって他にないんじゃないかと思いますね。
あ、このアイアンマービーとあと一つ、冷音14gくらいかな・・・ここまで研究されたか!というレベルのIP26以降の鉄板バイブは。

鉄板バイブってルアーメーカーからしたら一番手抜きできるルアーなんですね、多分。
ルアーの内部ユニットもなければ組み立ても接合もない。

鉄板に鉛をつけたらホイ出来上がり・・・重心の位置?テイリング軽減?レンジキープ力?振動の大小とリトリーブスピードの関係?

ンなもん知るかいな・・・他所の参考にしてテキトーに作ってテキトーにテスター/モニターに渡してテキトーなシーバス&ルアーの口元写真にコメント付けて売ればエエがな!

・・・みたいな(笑)

でも、このルアーからはそんな気配を微塵も感じさせない「真面目さ」が伝わってくるんですよ。

このルアーはジャンルを切り開いたパイオニアではないですし、職人が作ったハイクオリティーな仕上がりのブツでもありません(普通にmade in china)。
が、投げて巻いてみれば、その作りの意図するものが伝わってくるんですね。

それは何かというと、革新的とかナントカテクノロジー搭載とかいうシーバスルアーにありがちなハッタリではなく、「いい鉄板バイブでありたい」・・・という単純なこと。

ぼくは好きですよ、そういうの。


DSCN3531_20170304171725618.jpg







関連記事


Comment 0

Latest Posts