トレブルフックの種類~ ST-31/ST-41TN編~ - 初心者のためのフック講座

トレブルフックの種類~ ST-31/ST-41TN編~

 07,2017 12:18
ST31ST41.jpg


初っ端から投げやりな解説で申し訳ないのですが・・・



「好きな人は好き」



という表現がST-31/ST-41TNの特徴を正確に捉えていると思います。


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DSCN4389.jpg


このフックの最大の特徴は何と言ってもこのフック先端のカーブ。

フックポイントが内側に湾曲している針を「ネムリ針」と称します。


ネムリ針とは「刺さりの良さ」より、刺さったあとの「ホールド力」を重要視して作られた形状の針です。


ST-31およびST-41TNは「ネムリトレブルフック」というわけですね。


ちなみにST-31が古くから存在するオールドバージョンで比較的安価、細軸かつ防錆力がやや低く、サイズが上がるにつれて使い所に困るフック。
ST-41TNがST-31の改良バージョンで太軸化され、サイズと重量の関係においてST-46との互換性が与えられ、防錆力(と小売価格も)が上がっている新型になります。


この形状のトレブルフックの弱点は誰の目にも明らかです・・・


それは




刺さりが悪い




ということ。


フックポイントを注意深く観察するとわかりますが、少しでも刺さりをよくしようと溝(スリット)が2本刻まれており、裏側は剣先状に平たく潰されている加工が施されています。

・・・涙ぐましい努力ですが、ネムリ加工にはそれくらい刺さりのハンデがあるということです。

実はST-46タイプのストレートフックポイントより製造に高い技術力が必要とされるわけですね。
(・・・ということは、本来はST-46より高い価格であるべきはずのフックということでもある)


それほどのハンデを負って得られるメリットは前述の通り、「ホールド力の良さ」なんですが・・・実はこれがST-31/ST-41TNが現在主流でない理由です。



今現在、シーバスをバラすバラさないの主要因は


①ロッドの使用マテリアルと硬さと調子のバランス

②ドラグ設定からロッド捌きまで、使い手の腕と判断力


一にロッド、ニに使い手とされており、フック形状はファースト・プライオリティではないと考えられているからです。



つまり、一度しっかりフックを貫通させたならば後はロッドと自身の腕の問題であって、針の形状がどうこうっていう事じゃないんですね。


特にシーバスは捕食が繊細であるとされている魚ですから、まず第一にその繊細なバイトを刺さりの良さで拾おうとするのが自然な考えで、刺さりの良さを捨ててまでホールド力を求めるのは少し論理性に欠けてしまいます。

つまり「正しいロッドの選択」と「ある程度の技量」が存在する前提であるならば



刺さりの悪さによる機会損失>ホールド力によって得られる確実な取り込み




という不等式が成立してしまうのです。


刺さりの悪さの他にも、フックシャープナーによる研磨・再生が難しいことがこのフックの経済性を悪くしており、それもまた無視することができない残念な要素となっています。



・・・ただし



アングラーのスタイルであったり、使用ロッドの性格であったり、あるいはフィールドの特殊環境であったり、地域性であったり、シーズンによるバイト特性の理由によっては・・・確かにST-31/ST-41TNが求められる必然性があります。
・・・もしかしたら大魚を数回連続でバラしてしまったというような個人的な体験が一番の理由かもしれませんがね(苦笑)

“個人的な体験”でいうと、吸い込み系バイトより食らいつき系バイトの魚・・・つまりはヒラメやマゴチなんかと相性がいいように感じるのでカルティバAXのようなジグヘッドに使ったりしますし、磯ヒラスズキでの可能性を現在進行系で研究しているところです。



「好きな人は好き」



あるいは



「必要とされている時が確かにある」



そういうフックです。



DSCN4385.jpg




ST-31のサイズ展開は

8 - 6 - 4 - 2 - 1-1/0



ST-41TNのサイズ展開は

10-8 -6 - 4 - 2 - 1



となっています。
どちらも#5と#3がありません。



ST-41TN#10 フィール120などの極小フックに

ST-31#8 かなり細いので注意・・・エリア10などに

ST-41TN#8 ST41TNの場合、#8~#1は重量的にもサイズ的にもST-46と互換性アリ

ST-31#6 ST-46#8相当

ST-31#4 このサイズから上は重量と強度の問題でシーバス用途としてはST-41TNの使用を推奨








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Comment 5

2017.03.07
Tue
20:15

ないにー #-

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これ、ライトショアジギングに向いてないですかね?
違います?汗

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2017.03.07
Tue
22:09

名無しアングラー #-

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刺さりが悪いのが嫌ならばバーブレスを使えばいいとばあちゃんが言ってました

編集 | 返信 | 
2017.03.07
Tue
23:02

yasu_ #-

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初コメです。

イーグルクローの375#1を所有してますが、深いネムリにロングシャンクで使い所に苦慮してます…何故買ったのかも忘れましたw
今のところ、そのサイズ感の理由だけで磯用の大きめプラグに着けてますが、まだ掛けた事ありません。

インプレ楽しみにしてます!

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2017.03.08
Wed
03:00

みっち #-

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ネムリがある針はショアジギで太刀魚で狙うとき使ってたけど、あんまり変わらないから使わなくなった。
青物にいいかとも思ったけど、大物がかかったときはトレブルはフック二本以上かかってないと結局伸ばされるから、あんまり変わらないと思う。
ただ、ヒラメやマゴチには確かに良さそうです。
底をネチネチ攻めるときに、針先の持ちがよさそうですね。

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2017.03.09
Thu
00:20

万年初心者 #-

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確かグースの純正がST31だったような気がします、見た瞬間弱そうだなと思って交換した覚えがあります

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