プレデターの「捕食効率」について考えさせられる動画 - 動画でシーバス

プレデターの「捕食効率」について考えさせられる動画

 24,2017 10:55
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アマゾンプライム加入者ならタダで観ることができます・・・


「進化する巨大ナマズ」


内容をかいつまんで言うと:


①ヨーロッパオオナマズがすげェ、やべェ
②もともとこいつらドナウ川にしかいなかった
③今では全ヨーロッパに生態域が広がった
④広がったのはここ40年のことで、それも人為的に広められた
⑤ナマズはすげぇ、やべぇ
⑥でもネイティブな生態には無害だし、ナマズは無実だよね!(・・・と、動画は主張する)


なかなかよく出来た構成です。








このyoutubeの動画は「進化する巨大ナマズ」から切り抜いているシーンですね。

さておき、この動画でもっとも面白かったのはナマズは生きていく上での捕食活動をTPOに合わせて柔軟に変化・適応させることができるというシーン。

ナマズは

・体が小さければ小さい獲物を

・体が大きければ大きな獲物を

という単純な捕食形態を営んでいるわけではないらしいのです。


大型個体であっても、普通のミミズや小魚を食べたり、水温の上昇でヤラれて浮き上がってしまったシジミ貝を地味に食べたりします(このシーンはバチ抜けそっくりでびっくりしました)。

逆に、この動画のウリでもあるショッキングな鳩の捕食は彼らでいう「1m~1.5mくらいの中型サイズ」(それでも十分巨体ですが)が特に好んで行うことで、それ以上の大型の個体は滅多に鳩ハンティングをしないんだとか。
何故かというと、浅瀬で鳩を狙うという行為は大型個体にとって、陸に乗り上げてしまう危険が大きすぎるわけです。

つまり浅瀬に侵入することが難しい巨躯の持ち主からしてみれば、生存戦略上、ビッグベイトである鳩はミミズや小魚より非効率なベイトになってしまうんですね。

ぼくちん、ハハァ~ンと思いましたね。


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それ、シーバスと似てるんじゃないかと。
人間が勝手に思う「捕食効率」と彼らフィッシュイーターが行う「捕食効率」は必ずしも一致しないんじゃないかと。
例えば、シーバス界隈でよく言われているコレ↓ですが・・・


「シーバスは小さい雑魚をバクバク食べるより、大きなベイトを1匹食べるほうが効率よくエネルギーを摂取できる・・・つまりシーバスのサイズが大きくなればなるほど大きなベイトを追っていることになる」


ンなワケないでしょうって(笑)
雑魚は雑魚でもクチを開けて待ってるだけで労せずバクバク食べれるものなら、大きなベイトより雑魚ベイトを選ぶはずです。
もちろん、クチを開けて待ってるだけで労せず大きなベイトをバクバク食べれるなら、そっちを選ぶでしょうけれど。

個人的にはシーバスもこのナマズのように、自分の体の発達段階や生息域の環境によって「効率」の定義を変えていんじゃないかと思いますね。

ある時は大きなベイトを狙ったほうが効率的だし、ある時は小さなベイトを待っているほうが効率的・・・それは何の矛盾もないことで、大切なのはその条件を「普遍化・一般化」しないことだと思います。

例えば、スズキサイズだからといって普段必要なエネルギーはフッコ以上であるとは限らないわけですよ。

シーバスに限らず魚は大きくなればなるほど、体の発達のための捕食が必要ではなくなると言われています。
成長中のセイゴフッコは体の維持と体の発達のための二つの用途のためのエネルギーが必要ですが、育ちきったスズキは主に体の維持さえできればいい、という理屈ですね。
これは青物の胃袋の調査なんかでも明らかになっていることで、若く発育途中の個体のほうが成体より、胃袋に捕食後間もないベイトが入っている確率が統計的に高いそうです。
産卵に関係していない平時であれば、むしろ大型は「捕食効率」をあまり必要としていないわけですね。

例えば、餓死寸前ではない、満腹でもなければペコペコというわけでもない状態のスズキとフッコがいて、ルアーなり小魚なりが近くをうろちょろしている場合、スズキは追ってこずフッコのみが追ってくる可能性が高いでしょうね。
また、仮にスズキも一緒に追ったとしても、小さいフッコのほうが俊敏であってスズキより先に捕食する可能性が高いといえます。

この現象を釣り人目線から考えると、「効率の観点から一点で待ち構えているシーバス」にルアーを届けてやったほうが大きな個体が釣れる可能性が高くなるんじゃないかと推論を深めることができます。
また、流れてくるベイトを待ち構えるのに好都合な場所を占有できる個体は大型である傾向が高いでしょう。
そして実際になんらかの理由で大型のベイトがそこに流されてきた場合・・・それを食べることになるのはセイゴでもなくフッコでもなく、no.2や3のスズキでもなく、no.1サイズのスズキである可能性が高いでしょう。

ですが、この結果論的に発生した「非捕食者のサイズと捕食者のサイズの因果関係」に、ベイトのサイズに基づくエネルギー効率の関与は一切ありません。

この現象を観測して「大型のスズキは大型のベイトを効率上好んで捕食する」と解釈するのは、嬢がオッ○イを腕に押し付けてきたからその気があるとか、lineを交換してくれたから後でプライベートでムフフとか、それくらい短絡的すぎることといえるでしょう。









あ、長くなった・・・


ま、いっか!


ちなみに映像美もなかなかのレベルで、おすすめですよこの動画。
アマゾンプライムならタダなので一度ご覧あれ。

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Comment 2

2017.03.24
Fri
12:37

SurfaceSummer #-

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この番組というか動画私も見ました。
内容もおもしろかったですが、眠気を誘ういい雰囲気でした。嫁が睡眠用にしばらく使ってました。

編集 | 返信 | 
2017.03.26
Sun
18:23

貧弱 #-

URL

バスから入った者は、ザラとか比較的大きめのペンシルベイトにもアベレージサイズの(最近はもっと小さいのかな?)35㎝位が普通に食って来たので、「大物はおっきいルアー」がプリンティングされてました。
実際釣られてるのはアングラーで、自分に置き換えても草臥れた休みの朝や、雨で買い物行きたくない日の食事とかって有るモンでいいやー、ってなりますもんね。
(俺だけか●rz)

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