ヒラスズキで助かる命がある【後編】 - 2017年釣行記

ヒラスズキで助かる命がある【後編】

 21,2017 11:57
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【前編のあらすじ】
20XX年、突然木星軌道上に現れた謎の物体・・・人はそれを「構造物(ストラクチャー)」と呼んだ。
地球からの観測ではそれがおそらく「人工物」であることと、過去の木星観測データと照らし合わせると「出現」したのは最近であろうことしかわからなかった。
とある学者は「ストラクチャー」をワームホールを開いて出てきた異星人の宇宙船とだと主張し、我々人類を観察しているのだからファーストコンタクトは慎重になるべきだと訴えた。
別の学者は「ストラクチャー」は衛星エウロパにかつて栄えた太古の文明の遺物であり、エウロパに何か異変が起きて予めプログラムされていたオートパイロットで起動したのだと主張した。
とある神学者はあれは「ストラクチャー」なんかではなく、神の啓示、つまりはファティマ第三の予言に関わりがあると述べた上で、人々の信仰が廃れたために裁きの時が近いのだと言った。

それが「ストラクチャー」から「厄災」と呼び名が変わり、人類に恐怖と絶望を植え付けたのは最初の探査機がストラクチャーに向けて打上げられる直前だった。

(中略)

そしてツバサは、親友だったユウトと未来を誓いあったナナミの命と引き換えに、冬の北西の風吹き荒れる磯で釣ったヒラスズキをXXXXXXXXXし、厄災を払ったのだった。 (ヒラスズキで助かる命がある・完)







まぁだいたい死ぬようなモブキャラの名前ってユウ○○かユウ○みたいに「ゆう」から始まる感じだよね。

ナナミは死ぬ前にツバサと結ばれるより、本当はツバサの事が好きだったけど若気の至りらしく、ユウトとヤっちゃったままなるべく無残なカタチで退場させたほうが余韻が残るよね。

あ、え、ヒラスズキ?

「厄災」が地球に向かって放った「絶望的な何か」は、とある地方に生息するヒラスズキの粘膜から抽出できる物質に致命的に弱く、決死の覚悟でそのヒラスズキを得ようとした3人は・・・っていう筋書きでオネガイシマッス


・・・あ、そういう意味じゃなかった?





さて、ヒラスズキんぐセカンドステージ。





・・・余裕ぶっこいて動画撮影してたらバレました。

おわり。

いや、ホント、割りと真面目に・・・

と言っても↑はガチ動画じゃなくて、既に寄せきってあとはぶっこ抜くだけの「勝負アッタ」後にカメラを起動したシロモノです。

水深があってサラシもないところから、表層スローのアイルマグネットDB125に飛び出してきました。


このクソみたいな動画と5行の文章に費やされた労力のなんと重いことよ(笑)

ちなみにアイルマグネットDBは「マグダーター」として最近復活しております。
キャストよし、泳ぎよし、フックよし。




さて、3ヶ所目。

道中、何度かオシッコ漏らしましたちびりそうになるくらい怖い思いをしましたが、まぁ、到着してしまえばこちらのものです。

なかなかサラシています。

満潮です。

一番イイポイント・・・・ワンドというよりは「スリット」に並行してルアーを通すべく早速アイルマグネットを投げ・・・

ちょっ、ちょっとまった!

無性に投げたくなったルアーにチェンジします。


チェンジを伝える勇気、必要ですよね?


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卍138


磯で使うにはかなり勇気がいるルアーです(お値段的に)。

一投目、投げます、巻きます・・・・碧い海面が白く変化する境界線で、ドカンとアタリます。

(デカイッ!?)

その魚はファーストコンタクトの一瞬で(その雄大なサイズを想像させるような)猛烈なパワーの鱗片をみせつけます。

・・・が、何度もいうように、バリヒラ数回目の使用日の、当日数回目の魚信にして、気分はもうバリヒラマスター。

今から自分がこのロッドで何をすべきか、何故か全て分かっています。

強烈なアワセを1回入れて、そのまま強引に頭をこちら側に向けてリフトさせ、縦スリットの中、絶対に横方向に動かないように仕向けます。

そして・・・



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むっ、太いけど、長さが無い(笑)



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いい魚やで、ホンマに
(何故か関西弁になる)



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長さは問題じゃないっていうしナ・・・・



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卍138・・・この向かい風の中、ウッドとは思えないほどぶっ飛ぶ(重心移動)。
ちなみに兄弟ルアーのハウレイ130ウッドより外海向け(だと個人的には思う)



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#2のフックが伸びたので何故かホッとしてお役目御免。

K2F142T1にチェンジして再びスリットとその周囲を攻める。


それが無反応なのでランガンすることしばし・・・有望ポイントを撃っては戻り、戻っては撃ち、ルアーを引っ換え取っ替えながら青物期待キャスティングを挟みながらさらに継続すること数時間、それで得られた反応は離れの岩を撃った際にK2Fに出た微弱なアタリ1回のみ。

残念ながら青物期待キャスティングで早目に巻いていたために乗せきれず。



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ウム、ここまでか・・・

執筆する(予定の)小説の中ではそろそろユウスケ君を殺して退場させる頃合いです。

え、ユウタ君だっけ?

まいっか。






さっ


次いこっ









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ちなみに全ての釣り場が「別」です。

全ての釣り場がそうだとはいいませんが、行き来にはそれなりの労力が必要で、実釣では真向かいの強い風が待ってます。

そういう環境で釣りをするには信頼できるタックルが必要です。

変なモノを身に付ける余裕はありません。

自分のタックルインプレはここから生まれています。




・・・・と、気取ったセリフを澄まし顔で言いながら、サラシにK2F142T2を投下し続けます。

NHKか何かの密着ドキュメンタリーで撮られる時のために、ちょっとポエムがかった意識高い系のセリフの練習もしとかないとね!


あ、何故T2にしたかというとですね、もともとT1より遅いリトリーブに向いているルアーであるということと、フックをワザと軽くしてアピール力を重視した設定にしており、このルアーこそが今まで反応があったルアーに共通する「最大公約数」じゃないかと思ったからです。

ちなみに前の前の場所、つまり↑の動画でバラしたアイルマグネットDB125もワザとフックを軽くして「クネってウネりやすい動き」が出やすい設定していたヤツです。



で、これから歩くことになるであろう足場と並行気味に投げて・・・



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この魚とツバサ君を守るために、人類を救うためにアヤカは身を犠牲にしたのだ・・・



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ところでアヤカって誰だっけ・・・?



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この魚をリリースした後に、似た状況で再度バイトあり・・・乗らず。

ウム、これが望みうる最後の魚であっただろう。

ここで終戦。





決して楽ではなかったです、この釣行。

ベイトの影が薄かったために、本来なら有望なポイントであろう所で回遊を待ったとしても、望みが薄かったこと。

数少ない居付きをワンチャンで引き出さねばならなかったこと。

ひたすら歩き回らねばならなかったこと・・・




総括すると:


早朝2ゲット

しらばくしてクソみたいなサラシで乗らない1バイト

場を変えてサラシないポイントで動画撮影して1バラシ

また場を変えて妙に太い1ゲット

離れの岩を撃って乗らない1バイト

またまた場を変えて1ゲット

そして最後の乗らない1バイト


8打数4.5安打
(↑動画撮影しなければ絶対に獲ってたって!!)


これくらい「いい」と思える釣行は年に何回もないでしょうネ。

いや、釣果がいいんじゃなくて、いい経験をした・勉強になったという意味で。



かくして、生を渇望した少女はヒラスズキによって命を救われたのだ  【ヒラスズキで助かる命がある 完】



UC11はもうちょっと時間かかりますが、バリヒラはもう書けそう・・・いや、書くでしょう。

乞うご期待。




使ったルアーズの一部


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ロックショアアングラーなら必ず持っておくべきルアーの一つでしょう・・・K2F・・・バリエーションは色々ありますが、純粋なヒラスズキ用途としてもっとも向くのがこのK2F142T2。
水を掴みやすく、使い手に様々な情報を伝えてくれます。

こんなタックルを使っています








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