博多湾重油シーバス - 2017年釣行記

博多湾重油シーバス

 29,2017 10:30
DSCN5033.jpg


博多湾に流出した重油でPEラインをケミカルチューンだ!


なんてブラックなジョークで事態(に対する理解)を誤魔化そうとしている今日この頃ですが、けっこうヤバいですね、これ。

深刻。

危険が危ない。

頭痛が痛い。





博多湾14キロ西に油流出 潮干狩り、アサリ漁中止 福岡市の貨物船火災

nishinihon.jpg

西日本新聞より引用

“福岡市東区箱崎ふ頭で24日に発生した貨物船火災に伴い油が流出し、28日には市や福岡海上保安部によると13~14キロ西方の長垂海浜公園沖(西区)、北は西戸崎沖(東区)まで広がった。福岡県や国土交通省九州地方整備局なども含め約10隻の船で油の回収に当たり、市によると30日にはほぼ終える見通し。ただ油は博多湾に注ぐ川にも流入、一帯では漁などが中止に追い込まれており、漁業者らは環境への影響を懸念する。”


うーん・・・


博多湾における油流出に伴う注意事項について

福岡市HP

“平成29年4月24日(月曜日)に福岡市東区箱崎ふ頭で発生した貨物船の火災に伴い,沈没した同船からと思われる油の流出が広範囲にわたっています。本来,この対応は原因者において行う必要がありますが,市民生活への影響等に鑑み,現在,海上保安部と連携の上,また,福岡市漁業協同組合のご協力のもと,油の回収作業に全力で取り組んでいるところです。

油の流出に伴い,下記について注意していただきますようお願いいたします。
1.上水道
 取水口が油流出の範囲外であり,影響はありません。
2.海辺,河川での注意事項
(1) 博多湾内での潮干狩りについては,当面,ご遠慮いただきますようお願いいたします。
(2) 湾内の河川や海岸線,防波堤等に油が付着して,滑りやすくなっている可能性もありますので,ご注意ください。
(3) マリナタウン及びシーサイドももち海浜公園での遊泳は現在中止しています。”



今年のアサリは本当に終わってしまったようです・・・


というわけで、重油流出が湾内におけるシーバスの生態にどのような影響を及ぼしているかを知るために、調査に出かけます。




オイルくらいでくたばるようなタマじゃないでしょ、シーバスって。




なんて楽観視してましたが・・・



薄っすらと油膜が漂う海面を絶好の上げ潮で狙い・・・・完全に無反応で終了。





え、マジ?

ガチでヤバいやつ?

あっ・・・

「表面に薄い油膜」という認識が甘かった・・・

ネトネトした黒い重油の塊・・・粒が海中を漂ってるわ、これ。

表層の油膜じゃなくてこっちが汚染の本質やな・・・







これはダメだとハッキリしたので油の影響が無さそうなところに移動してみます。

博多湾壊滅なんてことになったら本当に恨むよ?





(移動)





ウム、見た感じ、セーフ・・・?




で、シンペンを漂わせることしばらく・・・モゾッという変な感じのアタリが数回発生したので、もしやと思ってティップを高く上げてデッドスローで巻いてみます。


すると・・・


DSCN5042.jpg


やっぱり!


バチが始まってる!


DSCN5041.jpg


メージャー忘れたのでフィッシュグリップ(多分30cm弱)を代わりに。

50ちょっとくらいか。

んで、やたらとモゾモゾしている所を狙うと・・・


DSCN5044.jpg


小さい・・・

ちなみにアタリの数はかなりありましたが、乗せきれずというか、どうしてもフックオンせず。

アタリの感触はこういうチビを予感させるものではなく、ソコソコ大きいはずなんですが・・・


DSCN5046.jpg


最後に目視40upを1匹追加して終了。





さて、重油の件ですが・・・博多湾の全域がアウトというわけではないのが判明しました。

が、油が周っているところ、とくに重油の粒が海中を漂っているところは明らかに影響がありました。

シーバスもそうですが、ベイトも居ないんです。




それとですね・・・




バチのホットゾーンに直撃してないですか、これ?




漏れた重油がどれくらいのものなのか、重油とは自然界にどれくらいに渡って残留し悪影響を及ぼすものなのか、知識がない身としては迂闊なことは言えませんが、仮に重油が


A)タンカーの積載物ではなく、一般船の燃料油だから量はたかが知れてる
B)海面での回収作業や海岸への漂着で減るので長い期間に渡って海を汚すものではない
C)沈殿した重油も比較的早期に大人しくなる


という楽観シナリオを経たとしても、これからのバチ抜けには間違いなく影響アリでしょ・・・?

いや、バチ抜けが起きる起きないとか、シーバスがバチ抜けホットゾーンに行く行かないじゃなくて、バチ抜けという食物連鎖の大きなイベントがもし・・・・もし仮に重油に潰された場合、海の生態環境に与える影響は計り知れないワケですよ。

例えばシーバスの場合、大きな個体はバチが無ければ無いで他のエサを求めて普通に活動すると思いますけど、チーバス・・・つまり幼魚なんかは間違いなくバチ抜けに養われ育まれている面があるので、数年後にぽっかり「あの年に育たなかったチーバスのブランク」なんかが出たりすることもあり得るんじゃないかと。

いや、ほんと、そうならない事を願っています・・・




こんなタックルを使っています









関連記事


Comment 4

2017.04.29
Sat
12:39

くろこげ #jjTL4YWY

URL

24日は油より先にスス(カーボン)が海表面を大量に流れてきまして、ラインが黒くなってしまいました。

夜中にもかかわず回収船と思われる船がグルグル廻ってずっと作業されていましたが、これは厳しいですね。



編集 | 返信 | 
2017.04.29
Sat
12:40

やま #-

URL

待ちに待ったバチシーズンがやっと開幕して絶好調やったのに‥

今回の事故は本当に残念でたまりません。

博多の街にどれだけの被害が出る事やら(泣)
だいたい火事を起こした会社の危機管理が甘過ぎるね。

しかし今後は釣り上げた魚のダメージが強くても全てリリースって事になるんですかね?

編集 | 返信 | 
2017.04.29
Sat
14:46

danner #-

URL

昨年バチ抜けとは何かを理解する間も無く丸坊主のまま季節巡って新年を迎え、

今春から本当にポツポツとですが釣果が上がりはじめ、「今年こそはバチパターンを!」と意気込み2匹ほど釣り上げた矢先の事でした…

ぼらおさんの「やっぱ重油流出なんてタフな博多のシーバスには関係ない話でした」という記事に期待しています…笑


編集 | 返信 | 
2017.04.29
Sat
18:36

エビコ #7tx7L6DI

URL

悩ましい事故ですね。
重油自体は細菌によっても分解されるため、いずれは回復するでしょうが、以下の様な記述を見つけました。
http://www.team-fische.com/?p=24

魚たちの細菌感染症のリスクは高まる様ですね。こればかりは本当に魚たちの生命力次第でしょう。
重油が分解され回復すれば新しく入ってきた魚たちや生まれた子供は大丈夫という考えで良いのか…?

編集 | 返信 | 

Latest Posts