DUEL マグダーター125(旧名:アイルマグネットDB/アイルマグネット3Gリップレス) - シーバスルアー:ミノー

DUEL マグダーター125(旧名:アイルマグネットDB/アイルマグネット3Gリップレス)

 05,2017 10:58
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マグダーター125/アイルマグネット3Gリップレス125/アイルマグネットネオDB125/アイルマグネットDB125/

メーカー:DUEL
カテゴリー:フローティングミノー
スペック:全長125mm 重量28g フックサイズ#1

評価

残念なルアーです。
何が残念かといえば、その発売元がDUELであることが残念なルアーです。
DUELには勿体無いルアーです。
とっとその版権なりなんなり、このルアーに関する権利をもっとマシなメーカーに譲渡してくれんかな・・・と真剣に考えてしまうルアーです。
ナンボやったら売ってくれるん?
どーせDUELの営業力だと売り切れなくて持て余しているルアーでしょ。

3度の販売停止と3度の名前変更が全てを物語っています。





適性

サーフ    ★★★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★
磯       ★★★★★
港湾     ★

磯が本来の棲家ですが、ファットな125mmのフローティングミノーとして考えれば(ロッドさえ適合しているなら)そのキャスタビリティから理屈の上ではどこでも使えるルアーのはずです。
晩秋から初冬にかけての落ちていく寸前の大型マルスズキ狙いにも可。
ただし、一般的な125mmのルアーを遥かに上回る太さと高さがあるので、140・・・150mm相当の大型ルアーを投げる心構えが必要です。


DSCN5387.jpg


キャスティング

飛距離 ★★★★★
飛行姿勢 ★★★★★
キャスタビリティー ★★★★★

PE2号にフロロリーダー40lbを3m噛ませて、北西の逆風10mの中を目標まで届ける。
このルアーは誕生から20年ほど過ぎているルアーですが、この単純なことができるルアーは未だに少ない。
尚、アイルマグネットDBとアイルマグネットネオDBは細部を除いて同一、アイルマグネット3Gリップレスとマグダーターも細部を除いて同一品で、アイルマグネット3Gリップレスとマグダーターは構成パーツの見直しによって旧型のDBより若干飛距離が伸びているとのこと。
ま、ぶっちゃけ、荒れている磯で○%飛距離UPなんてことは体感できませんけどね。


レンジ

リップレスの形状からみて分かるように、ミッドダイバーではありません。表層系でもありません。
高い足場からデッドスローで巻くと「足元までキッチリ」とまではいきませんが、そこそこいい線行ってます。


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アクション・使い方

アクション ★★★★★
K2F142と並んで「スローでヒラスズキ・ファストで青物」の使い分けが広く知られているルアーです。
ただしヒラスズキ目的に関しては「魔法のアクション」というより、「どこでも・どんな時でも使える普遍的なアクション」という意趣が強く、凪のサラシてないスリットから魚を引き出せるルアーとか、さんざん撃ったあとにスレてしまった魚を最後に引き出せるルアーとかいう方向性ではありません。
過剰な期待はしないように。

このルアーの優れているもう一つのポイントがその搭載フックの大きさ故の、信頼性の高さ。

マルスズキ界隈ではST-46#3でも付いていればモンスター対応みたいな響きがしてますが、磯ヒラだとST-46#3なんぞは「エントリークラス」・・・ファーストコンタクトで#3だの#2だのを一瞬で曲げ伸ばして逃げていく奴がザラにいるわけです。
となると、磯ヒラの推奨フックはST-56#2もしくはST-46#1になるわけですが・・・・このマグダーターはそれを飛び越えてST-56#1を標準装備、もし希望するならばST-66#1だって問題ありません。

このルアーは多少のフック重量の増減に対する許容範囲が広く、どんなフックをつけても「それなり」のアクションが出てしまいます・・・・この特性は後継というか兄弟というか、まぁそういうルアーであるトゥルーラウンド115にも引き継がれていますね。

つまり、使い手が狙う魚に合わせて勝手にやってよ、何でもOKだよと、そういうルアーなんです。

こういうルアーが20年前に既に存在したということは奇跡に近いんじゃないでしょうか。


フックチューン

かつては純正ST-56#1がデフォルトで装着されていたようですが、現行のフックはすこし怪しげな「ST56#1相当」のフック。
デフォルトのフックが潰れるか錆びるかしたら、純正のST56#1を選ぶのが無難だと思いますが、個人的にはヒラスズキ狙いでデッドスローで巻くことを特に意識してる時はST-46#1を好んで付けてます。
実際、動きがよりワイルドになる分、スローリトリーブ適性が増しますね。
河川マルスズキでドリフトを使う場合も細軸にしたほうが流れに合わせやすく、しかも掛かりが良くなると思います。


ルアーの入手

値段 ★★★★★
安定供給 ★★

伊達に長い間売られていたわけではなく、中古の弾数が豊富です。
中古どころか、新品未開封の初代アイルマグネットDBも見かけることがあります。
最近再販されたマグダーターにしても店頭で1500円強です。
うわ、やっすー・・・ホンマにこの値段でエエのん・・・?


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よって、新品でも中古でも一線級の磯ルアーとしては信じられない、格安といっていい値段で購入できるわけですが、DUELはアホなので度々このルアーを廃盤に追い込んでいます。
マグダーターも「いつまで続くのやら」と受け取るのが妥当でしょう・・・「安定供給」は望めません。
DUELの中の人は一度「オオカミ少年」でググって“信用”という概念を勉強するように。


総評

最終評価 ★★★★★
サイズバリエーションとして105・125・145・165が存在しますが、オリジナル・・・つまりアイルマグネットを作った本人が手掛けたのは105と125で、145と165は他人が「拡張版」として拵えたものです。

165は125をそのままスケールアップした感じのルアー、145は殆ど125との関連性がないルアーですが、145は買い求める場所を知っていれば超割安に買えてしかもそれなりに使えるクオリティーですし、165もおそらく佳作といっていいルアーなんでしょう。

が、言ってしまえば145も165もジュースマイヤーがモーツァルトの死後に手を加えた「レクイエム」であって、モーツァルトが手掛けたオリジナルの「レクイエム」の神々しさは消え失せてしまっているわけです。





いったいどうしてDUELはこのルアーを粗末に扱えるのか・・・
アイマでいえば裂波120/140やコモモ125級の、メーカーの顔ともいうべきルアーです。
車でいえば日産のGTRやマツダのRXシリーズです。


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普通、会社の「顔」ともいうべき製品ができたら喜ぶべきことであって、大抵の会社は意地でもその火を絶やさないようにするものですが、DUELはその辺を何も理解していないようにみえますね。
このルアーの素晴らしさを理解してないし、このルアーに付いているファンの熱意も理解していない。
そういうenthusiasm要素は別として、悲しいことにこのルアーをどう売ればいいかすらも分かってない。
つまり、DUELという会社はその実、釣りがあまり好きではない、釣りのことをあまり良くわかっていない会社だということがこのルアーを通して見えてしまうわけです。

アーメン








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Comment 5

2017.06.05
Mon
11:47

P #-

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「とりあえず信頼して投げとけば釣れる」ってルアーのはずなのに、そのファットな見た目から初見さんがなかなか手に取らないのかもしれませんね。
どんなルアーでも「とりあえず広い層に売りたい」DUEL、アイルマグネットの良さを知っているor理解できる釣り人の数、相反するこの状況ェ・・・

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2017.06.05
Mon
18:17

いやはや南友 #-

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 自分はDB105と125、ミノーの105?ポッパーの

125を持ってますが125はカドミメッキの、ガマ18にしたら

1/0サイズだったと思います(フックどっか行った)


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2017.06.05
Mon
21:07

遼紀 #-

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良いルアーですよね。
都会のシーバスアングラーには売れないので自ずと売れない路線に行くのではないでしょうか?
磯のヒラスズキと青物には絶大な効果があるのですが他のメーカーの宣伝力が勝っている、強気の値段設定で高くても売れるんでしょうね。

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2017.06.06
Tue
07:44

 #-

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やっぱ津留さん監修は違うなー

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2017.06.06
Tue
19:24

くるぼう #-

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以前の記事で105の方は烈波相応のルアーと説明されていたのを見て、早速ワゴンで売り出されていた3Gの105を買ってみました(新品で千円ほどでした)。まだ釣れていませんが河口でマルスズキを狙っていこうと思います。

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