DUEL アイルマグネット3Gリップレス145F - シーバスルアー:ミノー

DUEL アイルマグネット3Gリップレス145F

 17,2017 08:47
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アイルマグネット3Gリップレス145F

メーカー:DUEL
カテゴリー:フローティングミノー
スペック:全長145mm 重量28g フックサイズ オリジナル#3

評価

不運なルアーです・・・すでに“大人の都合”で絶版になっております。
特に凄いルアーというわけではありませんが、かといって悪いルアーでもなく、買い求める場所を知っていれば破格の値段で手に入れることができる(できた)ルアーです。
ちなみに自分の平均入手単価は1個あたり600~800円(新品)・・・磯の特攻隊員としてかなり重宝しております。

根拠のない憶測ですが、このルアーに関してDUELと製造工場との間で何らかのトラブルが発生したのではないかと疑っています。
「トラブル」の結果、DUELはアイルマグネット3Gシリーズの製造(取引)を一時停止。
その時点で抱えていた在庫の全てを“その筋の業者”に引き取ってもらい、“その筋の業者”が全国の釣具店に卸相場を遥かに下回る値段で納入したために価格崩壊が起きてしまったと思われます。
アイルマグネット3Gリップレス125/105(つまりはアイルマグネットDB)は由緒あるルアーなので国内外に需要があり、そういう無茶な在庫処分はしなかったようですが、145は津留崎設計の「オリジナル」ではなくアイルマグネットのネームバリューにおんぶにだっこした派生品だったためにワゴンセール価格で店頭に・・・このルアーが“処分”される様子を目撃した人も多いはずです。
アイルマグネット3Gの誕生が2012年ですが早くも2013年か2014年には145の「処分」が始まっていたような記憶がありますね。

が、何度もいいますが、このルアー自体は悪くない出来で、もし新品で800円くらいで入手できるならば買っても損ではありません・・・「安すぎると裏がある」と穿った見方をしてしまうのは人間の悲しい性ですね・・・





適性

サーフ    ★★★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★
磯       ★★★★★
漁港     ★★

磯ヒラでなかったとしたら、晩秋から初冬の、河川やサーフや堤防での落ちマル狙いで。


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キャスティング

飛距離 ★★★★☆
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★★

1oz級の重いルアーで、荒れた磯でも十分使えますが、そこまで洗練されたキャスタビリティは有しておりません。
「大味」といえばいいのか、「その自重に頼りすぎ」といえばいいのか・・・
サーフで投げるならば10ftくらいのM~MH以上のパワーのロッドを推奨。


レンジ

裂波140と同じかチョイ上くらい・・・・シャローの川や遠浅のサーフでも使えます。


アクション・使い方

アクション ★★★★
このルアーで注意しないといけないのはそのバルキーなシルエット。
磯ミノーの定番中の定番である裂波140と比べて全長は5mmしか違いませんが・・・


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その太さからくるサイズ感の違いは想像以上にあります。


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勿論、それがいい面で働く時もありますが、スズキ族は往々にして細くて小さいベイトが何好き。
ルアーのシルエットに対してセレクティブな時は要注意です。
コノシロとかを食べているときはこの太さが効くんですけどね。


フックチューン

デフォルトはDUELオリジナルの#3・・・といってますが、このフック、オーナー針基準でいえば#4サイズです。
ST-46より若干鋼線が太いので、感じとしてはST-56#3.5(ご存知の通り、ST-56には#3がありません)・・・くらいです。
太さは十分で初期の刺さりも良いのですが、やや柔らかい鋼を使っているのか、鈍りやすく研ぎやすいのが印象的・・・重量は1個1.02g前後。
チューンするならばST-46#3(0.95g)かST-46#2(1.2g)になるでしょう。
自分はデフォルトのフックが終わるとST-46#2を付けて使いますが、浮力があるルアーなのでST-56の#2(1.40g)でも問題ないかもしれません(未試用)。


ルアーの入手

値段 ★★★★★
安定供給 ★★

絶版ですが、ネットにしろ店頭にしろ未だに新品が数多く出回っています。
メーカー希望小売価格で買うのは正気の沙汰ではありません。
1個あたり1000円くらいが限界・・・それ以上はボッタクリ。
買い求める場所を選びましょう。
ちなみに磯ヒラお勧めカラーはゼブラゴールド
パールホロキャンディーは全然ホロではなく、夜用のアピールカラーです。
ちなみに外殻の強度は死ぬほど頑丈(笑)


総評

最終評価 ★★★★

アイルマグネット3Gリップレス145Fのパッケージには

"materials made in Japan"
"made in Philippine"
"Designed and Developed in Japan"

などと、意味不明なことが書かれていますが、正確には部品は中国製(外殻)と日本製(内部ユニット)で、フィリピンで組み立てたものだと察せられます。
なぜそう思うのかというと、このルアーの作り(フィニッシュ)をよーく観察すると、とある特徴的な“痕”が見受けられるからです。
その「特徴的な痕」はDUELではない、某メーカーの某大型ミノーでも見られるモノなので、外殻がどこからきたものなのかわかってしまうんですね。
ま、Ma社に加えてDa社・・・さらにはB社とMe社とも仲良く(?)製造工場をシェアしているようでなによりです。
アイルマグネット3Gに関する「トラブル」が製造のどの過程で発生したのかはわかりませんが、一つだけ言えることがあります。

新ルアーをホイホイ出すのは構いませんが、その新ルアーをホイホイ消されるのはユーザー側からみて堪ったものではない・・・というか、そういう事をするメーカーの物はどうしても敬遠するようになる・・・ということです。

全般的にシーバスアングラーの気質は

「新しいもの好きであり、保守的である」

・・・ということを理解しておくは商売上、必要なことではありませんかネ?

このルアーは色んな意味で“荒削り”だったので、(細部の向上が可能であるならば)リニューアルのためと銘打って一時販売を中止するのもアリだったと思います・・・その問題が何であれ。

ところがDUEL流の解決策はまさかの


「その存在を無かったことにする」


・・・色んな意味で勿体無い。

あ、言い忘れていたことを最後に。
兄弟ルアーとして同時期に発売されたアイルマグネット3Gミノー145F/Sというリップ付きのオーソドックスなミノーがありますが、そっちは更に荒削りでイマイチなルアーです。
お間違いないよう。


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