貫通ワイヤーだから安心? シーバスルアーの強度 - 初心者のためのシーバスルアー

貫通ワイヤーだから安心? シーバスルアーの強度

 26,2017 11:33
DSCN5802.jpg


ソルトアングラーならば誰しもが一度は耳にしたことがあるであろう定型文・・・それが


「貫通ワイヤーだから安心」

「貫通ワイヤーだからこその強度」

「貫通ワイヤーだから・・・」



これって、どうなん・・・?





結論からいうと、今現在のシーバスルアー界においては、貫通ワイヤーの存在の有無をルアー選択の条件に入れるのは、ほぼナンセンスです。



貫通ワイヤーだから云々は無視して結構だということです。



ところで・・・混乱しますよね?


とあるルアーの公式サイトやプロアングラーが記述する解説文には「貫通ワイヤーだから安心」と書かれている一方で、別のルアーの説明文や著名なルアーデザイナーのエッセイなどに「もはや貫通ワイヤーは不要」などと、正反対の事が書かれていると。


我々一般人・・・つまりは非ルアービルダーからすると、どういうこっちゃ?という事になるわけです。



まず「貫通ワイヤーとは何ぞ?」という話しから進めようと思います。


画像をみればイッパツで理解できると思うので解説は不要と思いますが・・・


kantuuwire1.jpg

画像参照元:DUO タイドバイブスリム140


kantuuwire2.jpg

画像参照元:ダイワ ショアラインシャイナーZ LH130F-HD



貫通ワイヤーとはルアーのボディを貫き、ラインアイから各フックアイを統一的に構成する一本の鋼線のことです。

確かに、オールプラ製のボディだと割れたらそれで終わり(魚もそれでバイバイ)ですが、貫通ワイヤーが通っているとプラボディが砕け散ったとしても魚が掛かっているフックは貫通ワイヤーでしっかり連結されているので、万が一の事態でも魚を逃さないようになっています。




・・・が、ぶっちゃけ

シーバスがルアーを真っ二つに破砕するようなことって、あります・・・?

シーバスがフックアイをぶっこ抜いて逃げるって、あります・・・?

無いですよね。




おそらく、モンスター級の青物や真鯛でも、滅多なことではないでしょう。

ボディの接合やエイト環の埋め込みがよほど低品質のクソルアーならばシーバスによる破壊がありえるかもしれませんが、2017年現在、メジャーなメーカーのシーバスルアーでそのような事が発生したなどということは見たことも聞いたこともありません。
多分、ダイソーの108円ルアーのミノーモンスターでも起きないのではないかと思います・・・先にスプリットリングかフックがイカレるんじゃないんですかね。



多くのルアーで貫通ワイヤーが採用されていない理由はこの3つに集約されると思います。

①貫通ワイヤーがなくともボディ強度は確保されている

②貫通ワイヤーがなくともフックアイの強度は確保されている

③貫通ワイヤーのスペースおよび重量は設計上のハンデである


かつては貫通ワイヤー採用のルアーは「主流派」でしたが、ルアー設計製造技術の進歩により、徐々に姿を消しつつあります。
サスケ裂波が貫通ワイヤーからエイト環にチェンジした有名な例ですね。


ではなぜ、一部のメーカーや一部のルアーが未だに貫通ワイヤーを採用し続けているのかというと・・・



親切心予防線・・・じゃなかろうとかと思います。




DSCN5799.jpg


上はマリアのブルスコ2・・・貫通ワイヤーなし
下はタックルハウスのTKLM・・・貫通ワイヤー採用

この両者をよく見比べてみると・・・


DSCN5800.jpg


ブルスコ2のお尻の接合部分にヒビが入っています。

実釣使用による損傷が発生した結果、テイルのフックアイの強度が低下しているわけですね。

もし、ブルスコ2のテイルフックに大物が掛かったとしたら・・・?

新品(あるいは損傷ナシ)の状態の強度は万全でも、一度こうなってしまえば「万が一の事態」が起こり得ますね。

普通、このような状態になったルアーはユーザーが気がついて修理を施すか、使用を控えるかのどちらかでしょう。

が、もし損傷に気が付かないまま使い続けて大物をヒットさせてしまったら・・・?
(ルアーのカラーやクラックの規模によっては気が付かない事もありえるでしょうし、特にシーバス初心者はその状態の危険性を過小評価し、無頓着に使用し続けるかもしれません)

貫通ワイヤーを採用していないブルスコ2にはテイルフックアイの脱落バラシがありえますが、貫通ワイヤーを採用しているTKLMには同じ損傷があったとしてもそのような事態はありえません・・・しっかり魚もルアーも回収しきるでしょう。
TKLMのルアーとしての寿命は終えますが、仕事を全うした殊勲ルアーとして殿堂入りするでしょう。
これが“親切心”です。


一方で、ルアーの損傷に気が付かないまま、あるいはルアーの損傷を過小評価して、破損したルアーを使い続けているアングラーが、ルアーの破損が原因で魚を逃してしまうも逆ギレして



「○○○っていうメーカーの#$%っていうルアーは脆すぎるクソルアー・・・金返せ!」



なんて事を喚き散らされると、メーカー/デザイナーとしては堪ったものではないでしょう(笑)
つまりそういう事態を“予防”するために、貫通ワイヤーが採用されることもあったのではないでしょうか?



ともあれ、しっかり道具を点検しているシーバスアングラーには貫通ワイヤーは99.9%のシチュエーションにおいて不要です。
いや、貫通ワイヤーのルアーであること自体は別に困ることではないのですが、「貫通ワイヤーのルアーじゃないとダメだ」みたいなことは99.9%ありません。


貫通ワイヤーの0.1%の有効性は


「コレにしか反応しないルアーが実釣中に破損してしまった・・・でも唯一のルアーだから使い続けなければらなない・・・あっ、でも貫通ワイヤーでよかった!使い続けることが出来る!」


みたいなレアなシチュエーションでのみ、実感できるでしょう。


そういう事が実際に起こり得るのは、都市部の釣りだとストラクチャー穴撃ち、外海の釣りだと磯ヒラのタイトなサラシ撃ちでしょうね。それに青物が混じるようであれば、よりいっそう、貫通ワイヤー採用のルアーを使うことの意味が残されています。








ちなみにこのルアー(非貫通ワイヤーのエイト環)の破損は把握していました


DSCN5804.jpg


でも、どうしてもこのカラーがいいと拘って使い続けて

フィッシュオン


DSCN4742a.jpg


テールフックはサポート的な刺さりだったので残存強度が試されるような事にはなりませんでした。
が、それでも尚、損傷したエイト環フックアイで75cmのヒラスズキをブッコ抜くことが出来たことに驚きました。

現在のソルトルアーの品質は、貫通ワイヤーが主流派だった頃の時代と比べて、格段に良いものとなっている。

これが結論です。





関連記事


Comment 17

2017.06.26
Mon
12:20

 #-

URL

そちらではあまり無いかもしれませんが、エイト管のルアーでメーター級アカエイと二連戦したときは流石に行きました。

そういうことが日常的に起こりうるフィールドもあるということだけ知っておいてください

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2017.06.26
Mon
12:44

ヒラ社員 #-

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今は品質が良くなってるもののロ○ディーはよく真っ二つになりました。
あと、G○Gってシンペンは新品の数キャストでかけたにもかかわらず、エイト環が抜けてました。
必須ではないですけどあった方が安心ですね…

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2017.06.26
Mon
12:49

けん #-

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確かにシーバスに対して貫通ワイヤーは不要と思います。
ルアーの重心はできるだけ下部にあるほうがアクションは安定しますが、その面でも不利になりますしね。
ルアーの外殻を厚くするのも同じデメリットが生じますね。
強度とアクションは相反する場合が多いということは、あまり認識されてないように思います。

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2017.06.26
Mon
17:41

貧弱 #-

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あわれエリア10が橋脚に直撃して帰って来た時に貫通ワイヤーだったのに感動した覚えが。
と同時に折角のワイヤ強度なのにリペアする気が失せるガワの薄さにゲンナリ。

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2017.06.26
Mon
23:15

N #-

URL

ナンセンスな記事です

更新お疲れ様です。

今回の記事は色々ツッコミどころが多くてイマイチ共感できませんでした。
根拠のない憶測だけで物事を断言しすぎです。これじゃ某プロと同じじゃないですか。
論点も少しずれているように思います。


「結論からいうと、今現在のシーバスルアー界においては、貫通ワイヤーの存在の有無をルアー選択の条件に入れるのは、ほぼナンセンスです。」

どうしてこう言い切れるのでしょうか?
シーバス釣りに行ってシーバスルアーで釣れる魚は必ずしもシーバスのみとは限らないじゃないですか。
干潟のエイ然り磯ヒラ中の青物然り、そんな時に貫通ワイヤーのルアーを使っていれば安心してファイトできキャッチ率も上がるんじゃないでしょうか。

そもそも現在市販されている貫通ワイヤー構造のシーバスルアーって、殆どが青物とかも視野に入れたコンセプトで設計し売っていますよね?上の画像のタイドバイブ140も、ショアラインシャイナーZLH130もターゲットをシーバスに限定していません。

つまり、貫通ワイヤーのルアーの購入者は最初からそのようなシチュエーションで使用することを前提にルアーを選択しているはずなので、

「結論からいうと、今現在のシーバスルアー界においては、貫通ワイヤーの存在の有無をルアー選択の条件に入れるのは、ほぼナンセンスです。」と述べること自体がナンセンスです。


「モンスター級の青物や真鯛でも、滅多なことではないでしょう。」

磯ヒラ中にモンスター級の青物にサスケ剛力のリアアイを飛ばされた友人がいます。自分も現場で確認しました。


「ダイソーの108円ルアーのミノーモンスターでも起きないのではないかと思います・・・先にスプリットリングかフックがイカレるんじゃないんですかね。」

ミノーモンスターの場合、70upのシーバスを捕った際、フックとスプリットリングは刺さっていましたがリアアイがすっぽ抜けており、フロントアイのみ無事だったことがあります。


「親切心と予防線・・・じゃなかろうとかと思います。」

確かにそういう考え方は面白いですが、前文の「一部のルアー」とは殆どが青物等も視野に入れているルアーです。貫通ワイヤー構造をとるのは普通に実釣強度を出しやすいからじゃないですか?


「テールフックはサポート的な刺さりだったので残存強度が試されるような事にはなりませんでした。が、それでも尚、損傷したエイト環フックアイで75cmのヒラスズキをブッコ抜くことが出来たことに驚きました。」

からの

「現在のソルトルアーの品質は、貫通ワイヤーが主流派だった頃の時代と比べて、格段に良いものとなっている。」

これも全く説得力が無いじゃないですか。
もしこれがひび割れた側のテールフックのみでフッキングしていた場合、75cm推定4.5㎏のヒラスズキをぶっコ抜くことは出来なかったでしょう。これだけエイト環部分が割れてると魚の重さでアイが飛ばされる可能性の方が高いと思います。まあその場合ぶっこ抜きはしないと思いますが…

あとこのようなテールの割れ方はエイト環に多く、貫通ワイヤーの場合、ワイヤーがボディと接触している面積が広いため、リアアイを強くぶつけても衝撃をワイヤー全体で受け止めてボディへの損傷が少くなります。エイト環は直にボディに衝撃が伝わるので割れやすいのです。魚に対する強度に加えぶつけた時の強度でも貫通ワイヤーにはメリットがあります。


それと、最初と最後で結論が全く違うのですが、いつのまに現在と過去のソルトルアーの「品質」の話になっているんですか?

この記事はタイトルにある通りシーバスルアーの「貫通ワイヤー構造」と「強度」についての記事じゃなかったんですか?

75cmのヒラスズキをお尻が割れたエイト環ミノーでぶっこ抜けた
=現在のソルトルアーの品質は格段に良いものとなっている
=貫通ワイヤーの存在の有無でルアーを選ぶのはナンセンス

という図式はどう考えてもおかしいですよ。
少なくともこの記事中にそう断言できるだけの根拠は無いですね。

最後に
「別のルアーの説明文や著名なルアーデザイナーのエッセイなどに
「もはや貫通ワイヤーは不要」などと…」
と導入部分で書かれていましたが、
非常に興味があるのでもし良ければソースを教えていただけませんか?

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2017.06.27
Tue
00:48

 #-

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初コメになります。

ワイヤーの話は恐らくFCLの総論にもありましたね。

貫通ワイヤーが悪いとは言いませんが浮力を犠牲にしてワイヤー入れるくらいならエイト環で良いと思いますね。
万が一の破損よりも魚のキャッチに貢献してくれるでかい針で泳げる方が良いです。

但し信頼出来るメーカーに限る

鯛やアカメは普通にやられますよ。シーバスなら大丈夫でしょうが、全ての魚がか弱い訳ではありません。
記録を狙うならワイヤーも視野に入れておくべきです。

FCLの話はあくまで自分が作ったルアーでそんなことはないというだけでしょう。自社を構える人が色んなメーカーのルアーなんて投げないでしょうしね。

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2017.06.27
Tue
10:37

いやはや南友 #-

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 どうしても気になって木に生って困るんですが

ここに限らず良く出てくる 某プロ って誰なんだろー。

複数なんかなー。そういう事に疎いけど出てくると

気になって。お呼びで無い?

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2017.06.27
Tue
16:46

しんしん #-

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某プロは無いです

以前もぼらおさんのことを「某プロと同じ」と言う方を見ましたが・・・
某プロは他人のブログ記事をほぼそのまま自分の載せる人です。
いかに他に共通点を見いだしたとしても、某プロに例えるのは非常に失礼だと思います。

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2017.06.27
Tue
19:37

 #-

URL

ミノモンは普通にエイトカン抜けますよ

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2017.06.27
Tue
20:24

 #-

URL

単純に貫通ワイヤーが非採用なのはコスト高になるというのもあると思います

あと、昔のルアー(約20年前)でも、現在よりも恐らくは貫通ワイヤーのものの割合が多いというだけで、エイト管のものが主流だし、メーカー品であれば頑丈なものが多いと感じます

飛距離とか精巧さ、選択肢の多さなどの面では現在のルアーの方が優れたものが多いでしょうけど

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2017.06.27
Tue
22:32

安 #-

URL

んー

↑の長く熱い反論見たけど、言いたい事がわからない。揚げ足取りにしか見えないし、つか何ムキになってんの。

ぼらお氏は自信の経験を元に、感想や見解を述べているに過ぎない訳で、事実と憶測ともにあって当然でしょうよ。
しかも「論点がすり変わった」かのような事言ってるけど、頭冷やしてタイトル見てみ。
「シーバスルアーにおいて貫通ワイヤーだから安心?と果たして言えるのか」

といった論趣で始まって

「昔(貫通無し)のルアーに比べて、今のモノは、貫通無しでも随分強度が上がってるから…(あとは前述で分かりますね)。」

と、流れ通りにまとまってると思うが?
だいたいエイとか青物とか言ってる事自体が論点ズレてるだろ。それこそ妄想乙。某プロ云々とかもうねガキの喧嘩レベルでワロタw

ミノモンのフルノーマルで80upズリ揚げてルアーも健在なんですがこれはたまたま、とでも言うおつもりですかそうですか。

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2017.06.28
Wed
01:02

愛媛のもんですが… #-

URL

はじめまして
シーバスやらないのでメーターエイがどれだけの引きするのかわかりませんが、アイマ剛力なら70~75クラスのハマチなら3連続ブッコ抜きも楽勝でしたよ
ちょっと前の剛力は、磯用ルアーなのにボディよりもエイトカン自体の強度が弱くてクレーム等あったんでしょうね
でも、今のは強化されて最高です♪
デカいリング、フック付けれるように青物にも対応したエイトカンになってます


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2017.06.28
Wed
08:02

ブロッコリー #V5TnqLKM

URL

初めまして、ぼらおさん。
毎回、楽しく記事を読ませて頂いてます。

私は安さんのコメントと同意見です。
逆に興味深いのは、アカエイを掛けてエイトカンが壊されるっていうコメントです。
失礼ですが、思わず笑ってしまいました。
エイのメーター級って、珍しくもないですし。

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2017.06.28
Wed
10:41

 #-

URL

一番最初にアカエイのコメント書いたものです。
破壊されたのはブ○ーウィンだったんですが品質に問題ですかね?

他社のルアーだと壊れないということですか?

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2017.06.28
Wed
16:07

安 #-

URL

人のブログを荒らすようで恐縮ですが、

エイや青物で酷使する事があらかじめ想定されたルアーのカテゴリーで質問したらいいと思います。

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2017.06.28
Wed
17:06

たまご #-

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ルアーにも当たり外れ、バラツキがある為一概にコレは悪いとは言えないのですね。

胡散臭いメーカーではありますがw

コメントにもあるようにダメだったという人もいるのにいる、そんな事ないという人もいるでしょう?

釣り場では色んなことが起こるのである程度は自己責任なところもあります。

ルアーを障害物に当てて傷つけたり、魚が暴れて地面に叩きつけられたり、高温の車内に放置したりしていたら強度は下がるでしょう。



ちなみにエイは首を振ったりしないので瞬間的な負荷が掛かりにくく、ルアーは破損しづらいですね。普通は針が伸びる方が先ですから

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2017.06.29
Thu
07:29

遼紀 #-

URL

ちなみにFCLの人達(社長含め)他社のルアーガンガン使いますよ?
自社のブログにも掲載しますから。
FCLのルアーで真ん中割れてるHRTM使っていますがまだ使えてます。
プラスチックなら水入って終了ですね。

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