バリスティック ヒラ 11MH TZ/NANO セカンドインプレッション② - シーバスロッド

バリスティック ヒラ 11MH TZ/NANO セカンドインプレッション②

 18,2017 10:28
DSCN5380_201706160850231f0.jpg



ファーストインプレッションに寄せられたコメントの中に「ナノアロイカーボンって必要ですか?」との趣旨の意見を頂きましたが、自分が思うに純然たる「技術の進歩」はユーザーのニーズに必要かどうか、好みに合うかどうかは別にして、起こるべくして起こるものだと思いますね。





ナノなブランクとランディング


バリヒラ11MHTZNANOのブランクはナノブランクであることを強烈に感じるブランクです。


そしてまた、ナノブランクであることだけではなく、ナノブランクの有効性を強烈に感じます。


つまり、好きです。



このロッドを手にして触った感じや、ルアーを実際にキャストした段階では「硬いな」という印象を受けることになりますが、魚が一度掛かると想像以上に曲がります。



それがどうしたん?

ヤマガってもともと曲がるテイストが得意なメーカーやろ?



DSCN4875.jpg



うーん・・・このフィーリングは是非一度体験してもらいたい(特にUC11ユーザーに体験してもらいたい)のですが、その挙動が超・素直






負荷ゼロの平常時においては

その“硬さ”を匂わせていたロッドが

いざ魚を掛けたら

その負荷に対して素直に反応し

思っていたより曲がる




・・・すなわち、バリヒラ11MHTZNANOのブランク特性とはこういうものである。




と、UC11ユーザーはこう解釈したでしょ?


しましたよね?


ね?





違うんだなこれが





あ、違わない、違わないです。


ただ、それだと・・・半分正解というか、バリヒラの特性を途中までしか説明しきれてないのです。


その「先」を簡単に言ってしまえばこうなります。




バリヒラは一度魚を掛けると

これからどう曲がるのか

これからどう魚を抑え込むのか

その負荷に対して発動するであろうブランクの挙動を

前もって使い手に教えてくれるように感じます

ぶっちゃけ

“未来予知”に近い感触が伝わってくるのです




DSCN5637.jpg



あ、いま、サラッと凄いこといいましたけど、このフィーリングは“未来予知”としかいいようがない感覚です。

これからロッドと魚に何が起きようとするのか、ロッドを通じてわかるんです。

あ、追随性の良し悪しとはまた別の話しですよ。


曲がってから「いま掛かっているテンションが増えても抜けても追随してくれるから安心」じゃなくて、いま、この状態から次はどう変化するのかが、わかるんです。


つまり、予想ができているなら対応ができるという話。


この“未来予知フィーリング”は魚が根に向かって走った時、エラ洗いを連発するような俊敏な個体を掛けた時や、足元に寄せてランディング準備をしている時に物凄く重宝します。

その直後に起こるであろうバラシを防ぐために、コンマ秒後の自分は何をすべきか、考え反応する瞬間的な猶予が与えられている事に他ならないからです。

個人的にはこの「特性」は根に突っ込まれる時より、エラ洗い対策やランディングの際に嬉しいファクターだと思いますね。

根に突っ込むという動作は「フォルテ・・・もっと強く」という記号情報に変換されて使い手に伝わるのですが、それは比較的単調な予測です。
ところがエラ洗い連発野郎のいなしと、ランディング動作全般はもっと複雑・・・・「フォルテ・・・もっと強く」と「ピアノ・・・もっと弱く」がランダムに発生するので“未来予知”がスンゲー役に立つわけですよ。


具体的な例を挙げるとすると、「この波で」と思ったのに寄せられなかった瞬間、引波に対してロッドがどこまでタメられるか(あるいはタメられないか)わかったりするんです。

一度波が寄せて返すと強烈な払い出しが出来るワンドでランディングする際の話しですが、他のロッド(ARC1006、SHORE11、UC11)では一度もすることがなかった(いや、しようとする考えすらなかった)ベール解放を、バリヒラ11MHではするようになりました。
それも自然に、まるで数年来身についているテクニックのように。バリヒラ11MHを使って釣った初日に。

あ、この引き波は保たないな、ってホント・・・直感的にわかりました。

なんやこのロッド、初心者を上級者にしてくれるやん・・・って。


マジでいいものですぞ、このロッドの掛けてからの感覚は。


ただの硬くて感度がある高弾性ではなく

ただのよく曲がる中弾性ではなく

ナノブランクならではのフィーリング・・・じゃないですかね、これって。


ぶっちゃけ、ファッショントルザイトはどうでもいいですけど、ナノに関してはバリヒラはモノホンです。

ナノの威力を感じたければバリヒラ11MHをどうぞ。




あ、続き続き・・・



魚を寄せる能力、魚をコントロールする能力でいえばUC11 2Sの圧勝ですが、ランディング成功率でいうと多分バリヒラ11MHが上です。

いや、バリヒラがいい日、UC11がいい日、それぞれあるんですけど、今年おそらく30匹くらいヒラスズキを釣って(全てバリヒラとUC11)いますが、バリヒラのほうがヒット数に対するランディング成功率が高いんですよ。

特に印象的なのが「ランディング中の安定感」ですね。

何度もいいますが、その状況に持ち込むまではUC11に軍配が上がるんですが、足元まで寄せてしまえばバリヒラの独壇場。
いままでランディングの際に波を見誤ってフックが伸ばされるか身切れさせるかして逃していた魚が獲れるわけです。
だって一番悔しいバラシが減るんですよ?
すごくないっすか、これ?

特に足場の高いフィールドで磯ヒラをやっている人にはこの価値が分かってもらえるはず。

ついでにいうと、ブッコ抜きのロッド角度もUC11ほどナーバスにならなくていいので助かってます。




③に続く






関連記事


Comment 2

2017.06.19
Mon
05:21

太平洋 #-

URL

旧107を使っております。

2m越えのマオナガまでなら行けます(笑)
(6m防波堤、沈みテトラあり)

ロッドを信じて上げ続け、折れそうになってからがこやつの真骨頂、本番ですね。

インプレ3楽しみです。

編集 | 返信 | 
2017.06.19
Mon
11:29

万年初心者 #-

URL

僕も旧107です、2m越えとはいきませんでしたが昨日 個人的春ヒラ最終釣行でヒラスズキバイブ状態になった70upの突っ込みを耐えきり、 58の4番フック一本での背掛を身切れさせずに上げれました。

編集 | 返信 | 

Latest Posts