PEラインのトラブル・・・ライン自体を疑う前に確認すべき14のこと 爆発団子後編 - 初心者のためのシーバスライン

PEラインのトラブル・・・ライン自体を疑う前に確認すべき14のこと 爆発団子後編

 11,2017 09:29
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このPE、クソPEじゃねぇか!?

と、決めつける前にすべきこと。


ライントラブルは二種類に分類できます。

一つは“高切れ”や“ラインブレイク”と称される、予期せぬPEライン本線の破断。

一つは“エアノット”や“結びコブ”と称される、PEラインが勝手に結び絡まって団子になる現象。


ここでは後者を取り扱います。





⑦フルキャストではない、力を加減したキャストの失敗

一般的なシーバスロッドの長さとハリの強さ、それに使われるルアー重量が理由で、力をセーブしたふんわりキャストが意外と難しいのがシーバスキャスティング。

10~20mくらいの微妙な距離の目標に対して力を加減したキャストをするとバックラッシュが発生することがあります・・・キャスト時の空間に制限があるようならば尚の事。
シーバスフィッシングにおいてはキャスティングに縦(飛距離)の精度を求めるのが実は難しいんですね。

淡水のバスプロが短いバスロッドでスナップを効かせて短距離をサッサッと精密に撃っていくような動画をよくみかけますが、シーバスロッドとPEラインで同じ事をやろうと思うと難易度が非常に高いのです。
縦の精度の調整がしやすいベイトリールではなく、スピニングリールが主流なのも手加減キャストが難しい理由の一つ。
(シーバスロッドは六割~八割くらいの力で投げると縦の精度も横の精度も出やすい)


⑧フェザリング(サミング)が出来ていない

④⑤⑥⑦に共通していることですが、主原因は異なれど「ラインの取り扱い時に十分なテンションが掛かっていない」ことがエアノットを出してしまう根本的な理由です。
逆に言えばPEラインにテンションが常に掛かるよう意識していれば(あるいは無意識的にそうなるよう熟達すれば)、滅多なことではラインは爆発しません。


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ラインメンディングの第一歩はフェザリングから。
余計な糸フケを抑えてラインをピンと張るのは基本中の基本です。
投げっぱなしは卒業しましょう。


⑨リール(特にベールの形状)に不具合がある

残念ながらリール機種によっては・・・特にベールの形状によっては・・・ライントラブル製造機とも言えるようなシロモノが存在します。


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バイオマスターとありますが、実はナスキーです


シマノではアルテグラ、ダイワではフリームス以上が「安牌」のボーダーとされています。
安いリールを選択する際はリスクを考慮しましょう。


⑩ドラグが出てラインが深くスプールに食い込んでいた

ドラグをキツめに設定していたのに魚に散々走られると(根掛かり回収でドラグが出てしまうのも同じ)、ラインがスプールの下に納まっているラインを強く締め付けてしまうことがあります。
この状態でキャストを使い続けるのは非常に危険。
もしバックラッシュが起きてしまったら、ラインのせいではなく締め込んだドラグが出たことがなかったか、記憶を辿ってみましょう。

⑪リーダーが太すぎるand/or長すぎる

結束部位から近いところでエアノットが作られる場合、リーダーが太すぎるか長すぎてキャストの際のガイド通過に問題がある可能性が高いです。
リーダーを細くするand/or短くするが、単純かつ効果的な解決方法。
タラシを長くとってガイドに引き込む長さを抑えたり、スペーサーを導入するのも手。

⑫リーダーの結束部分が大きすぎる

PE1.5号くらいまでならば滅多なことで問題になりませんが、結束部位が大きすぎると⑪とまったく同じ問題が発生することも。


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小さく、抵抗がないノットの研鑽をつみましょう。

⑬ロッドに合うラインシステム設定およびキャスト方法ができていない

ロッド(およびそのロッドのガイドセッティング)に合わせたラインシステムは作れますが、ロッドは特定のアングラーのラインシステムにその特性を合わせることができません。
ロッド(およびそのロッドのガイドセッティング)に合わせたキャスト方法は探せますが、ロッドは特定のアングラーのキャスティングにその特性を合わせることができません。

よって論理的に考えれば、アングラーがロッドに合わせてやることが合理的であるといえるでしょう。
(自分をタックルにアジャストしてあげることができないアングラーのなんと多いことか)

スペック上の問題ではなく、紙上では見えない相性の問題というものは釣具に限らず何にでも存在します。
PEラインを断罪する前に、自分がタックルに合わせる努力をしたかどうかを今一度、冷静に振り返ってみましょう。

⑭ラインに付着した異物(海藻など)を放置

新鮮なワカメはそうでもないのですが、ドロリとした海苔のようなブツはPEラインキラーです。


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スプールに巻き込んでしまったら放置は厳禁。
勝手に出ていくことを願うよりは、乾いてしまうまえにしっかり手動で除去しましょう。

お勧めのPEラインは?

ウルトラジグマン/ウルトラキャストマン WX8
廉価版であるスーパージグマンX8とはその寿命が段違い。
大物狙いこそ、安心のラインを。

3号・・・ショアジギや青物プラッギングに
4号・・・ショアジギでもっともオーソドックスなサイズ
5号・・・ちょっと安心のサイズ
6号・・・大物狙い



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