PEラインのトラブル・・・ライン自体を疑う前に確認すべき5つのこと 高切れ編 - 初心者のためのシーバスライン

PEラインのトラブル・・・ライン自体を疑う前に確認すべき5つのこと 高切れ編

 24,2017 11:42
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このPE、クソPEじゃねぇか!?

と、決めつける前にすべきこと。


ライントラブルは二種類に分類できます。

一つは“高切れ”や“ラインブレイク”と称される、予期せぬPEライン本線の破断。

一つは“エアノット”や“結びコブ”と称される、PEラインが勝手に結び絡まって団子になる現象。

ここでは前者を取り扱います。

関連記事:
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PEラインのトラブル・・・ライン自体を疑う前に確認すべき14のこと 爆発団子後編






①PEライン先端の目視確認が不十分だった

PEラインは擦り傷に対して極端に脆弱なラインです。
そして、擦り傷の99%はショックリーダーとの結束部位から1~2m以内の範囲に発生しています。


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ベテランになればなるほど、実釣前にダメージの確認をしており、さらには実釣中にも時折目視および接触による点検を施しているものです。
特に磯や牡蠣殻が多い干潟や砂利浜で釣りをする人は要注意。
結束部位(できればリールまで)からササクレがないかどうか、反射的に確認する癖がつけば一人前。
要チェックや!


※注※
・釣行後の先端カットも高切れ防止に非常に有効
・移動時/タックル収納時にPEを完全に巻ききらないでロッドのガイドに通したままでいるとPEラインが知らぬ間にダメージを受けている確率が激増します
・ショックリーダーの結束が苦手のままだと「PEに入ったキズ」をどうしても過小評価しがちになってしまいます・・・結束の練習を研鑽しましょう






②ガイドリングが割れていた


そんなことあるの?
・・・と、他人事に思っていると、ガチであるから困ります。
ガイドリングの破損


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ガイドリングが割れていたら必ずPEが切れるというわけではなく、微細なキズだと見過ごしがちになってしまう・・・というのがこの原因のミソ。
写真のように盛大に割れていると頻繁に切れるのですぐにわかります(苦笑)
ガイドリングをカッターナイフの刃でなぞって「段差」を感じることがあったら、ガイドリングが割れている証拠です。
交換しましょう。





③夏にタックルを車中放置


ご存知の通り、夏の車内は高温になります。

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画像引用元:JAF 真夏の車内温度

JAFの実験では、35度の気温の中で4時間、屋根がないところで駐車すると車内温度は57度になるという結果がでています。
この57度という温度はPEラインを殺す危険な温度です。
PEラインメーカーもPEラインと熱の関係性についはこのような警告を出しています

“素材の性質上、熱に弱いので、リールへの巻き取り時は低速で熱が なるべく発生しないように、濡れた布等でラインを挟み込んで巻いていただく事をご推奨します。
(中略)
耐熱性が他素材の釣糸より劣るという事です。
耐熱温度145℃、融点160℃とナイロンラインより約50℃低い熱特性である為、摩擦熱の影響により本来の 高強力性能が損なわれる可能性があります。”


http://www.sunline.co.jp/catalog/mark/pe/pe.html

夏の車中放置が何回も何回も繰り返されたPEラインはスペック強度から大幅に弱体化されているものと推測されます。
そんなPEラインを使って「キャストの際に高切れした」だの「根掛かり回収しようとしたら本線から切れた」だの言っても説得力がありません。


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そもそもタックルの車中放置はPEラインにもショックリーダーにもロッドにもリールにもライフジャケットの浮力材にも、何一ついいことはありません。
特に高温になる6~9月は積みっぱなしをしないようにしましょう。


④スプールエッジやベールアームが傷まみれだった

スプールエッジがギザギザだとライン放出際にPEラインに傷をつけている可能性があります。

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ベールアームはスプールエッジほど神経質になる必要はありませんが、それでもやっぱりPEラインが接触するパーツなので、できることならフローレスでありたいですね。
こういうことは日頃のタックルの扱いと、点検・確認動作を釣りの動作の一つとして認識しているか否かで差がでます。


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例えば、ルアーが魚と思わしきものに接触したけど掛からなかったとします。
「うわーくやしー!」と叫ぶのがビギナー。
回収して、ルアーとフック先を点検して、ついでに結束部位からスプールまでの目視のラインチェックを入れるのがベテラン。
差はこういうところに現れます。


⑤実は気がつかない小さな結びコブがあった

エアノットに強い負荷を掛けると意外なくらいあっさり破断することがあります・・・PEラインは「締め付け圧力」に弱いのです。
キャスト時の高切れの原因の最たるものが「結束部位が大き過ぎる」。
次に「PEラインに傷が入っていた」で、その次くらいに「実はコブがあった」が理由です。

厄介なことにコブは先端に発生しやすいというわけではなくスプールの奥でもどこでも発生しうるものなので、重大なトラブルになる前に違和感にいち早く気がつくことが大切です(たとえばガイド通過時に何か引っかている感があるとか、明らかにいつもより飛んでないとか)。


お勧めのPEラインは?


よつあみ G-soul WX8

よつあみのライトゲームPEのフラッグシップモデル
カラーはグリーン一色でG-soul x8 upgradeに似てますが、発売はx8 upgradeより前でそもそも製法が違います。
実際、x8 upgradeより滑らかで飛ぶ。
かつては150m5000円のプレミアムラインだったのが、昨今のPEラインの競争激化で3000円台に。


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ちなみにx8 upgradeの1号の破断荷重が22lbで、WX8の1号の破断荷重が16lbなのは表示方法の違い。
x8 upgradeは「22lbで絶対に切れる」
WX8は「16lbまで絶対に切れない」

お手軽価格となったプレミアムPEとしてお勧めです。





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