アピア パンチライン95 - シーバスルアー:シンペン

アピア パンチライン95

 21,2017 10:24
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パンチライン95

メーカー:アピア
カテゴリー:シンペン
スペック:全長95mm 重量20g フックサイズ#4


評価


インプレリクエスト対象ルアー

【ルアー名】パンチライン
【ルアーバリエーション詳細】95 マッスルじゃないほう
【インプレ希望の理由】私が一番よく使うルアーです。信頼して投げ続けていますが、やっぱり他の人が使ってみた評価って気になります。特にぼらおさんが…アピアはお嫌いですか?笑


例えば、日本刀は美しい。
例えば、戦闘機は美しい。
例えば、潜水艦は美しい。

その形状が合理性を突き詰めた末にたどり着いた機能美であって、余計な装飾はなくともそれを鑑賞する人の感覚に訴えかける美しいフォルムを有している。

そしてこのパンチラインは、美しくない。

何故?





適性

サーフ    ★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★★
磯       ★★
港湾     ★★★

95mm20gのシンペンと聞けば、人はそれなりの飛距離とキャスタビリティーを期待します。
が、そのどちらもイマイチなパンチラインは・・・うーん(苦笑)
おそらく流れのある水辺をメインフィールドとして想定していると思いますが、正直、苦しいですね。


キャスティング

飛距離 ★★★☆
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★


前述の通り、このルアーで驚かされる点はその酷い飛距離。
遠投できるものとして投げると失望すること間違い無し(笑)
その原因は


punch.jpg

http://www.apiajapan.com/product/lure/punch-line-95/


フロント重心のウェイト配分にあります。
うん、こりゃ酷い。
何が問題かというと、遠投しようとする際、飛翔時には前側である軽いテイル側が空気の壁に煽られて浮き上がろうとするんですね。
車でいうとフロントのダウンフォースが足りないためにノーズリフトされている状態が発生するということです。
さしずめ、後ろ側の重いヘッド側がかろうじて車を地面に繋げている後輪といったところでしょうか。

このルアーのキャスティングの面の唯一の美点は、その重さから、近距離~中距離キャスティングで風の有無に関係なく精度が安定するという点でしょうかね。


レンジ

びっくりするくらい浮き上がりやすいです。
浮き上がりやすいけれども、斜め上に頭が向いている一般的なシンペンの姿勢にはしたくない・・・むしろヘッドダウンさせたい。
そういう考えから、頭をスパッと切ったリップレス形状とフロント重心気味のウェイト配分を選んだものと思われます。
一見クレバーな選択にみえますが、これが合理的な配置とはとても思えず、美しくないのです。


アクション・使い方

アクション ★★★★





1:50という短いプロモ動画ですが最初の50秒は視聴者に何の益ももたらしません。
そして残りの1分でもどういうルアーかまるでわかりません・・・辛うじてわかるのはパンチライン80がどうやらオリジナルサイズということ。
このクソほどにも役に立たない動画に変わって、たった一行で、このルアーがどういうアクションをするか説明します。

よろしいですか?

いきますよ?



“シャローレンジを往くレイジー115である”



もう、まんまです。

この事実をもってして、パンチラインの形状およびウェイト配置に機能美を感じさせる合理性がないことがわかります。

レイジーのほうがすこし下のレンジ、レイジーのほうが少し長いけれどボリューム感はほぼ同じ、飛距離もほぼ同じ。

パンチライン95には神秘的な爆釣パワーが備わっており、そのオリジナリティたるや天地創造以来、似たルアーなどまるで存在しなかったと信じる方がもしいるとしたら、近くのタックルベリーなりヤフオクなりメルカリなりでレイジー115を購入することを勧めます。

当然ですが、レイジーに極めて似たアクションである、というのは褒め言葉です。

ただ、このルアーは遠回りに遠回りを重ねてやっとのことでレイジーとほぼ同じゴールに(随分遅く)たどり着いたルアーである・・・ということなんですね。

それは果たして賞賛に値すべきことかというと・・・

うーん(苦笑)


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また、パンチラインはその切断ヘッドのせいかタダ巻き特化の気があって、その自由度はレイジーの後塵を拝します。


フックチューン

デフォルトでは#4ですが、自分は#3を愛用します。
あ、この辺もレイジー115とクリソツ(笑)


ルアーの入手

値段 ★★★★
安定供給 ★★★★

今時のルアーとしてはかなりお安い。
ユーザーフレンドリーでGOOD!


総評

最終評価 ★★★

ダイワ レイジー115 + ティムコ X10 ÷ 2 = パンチライン95

決して釣れないルアーはなく、悪いルアーでもないけれど、(悪意は感じない)古いルアーの亜流。

パンチラインの説明文にはこれでもかというくらい「ヘッドが水の抵抗を受けてアングラーがそれを感じることができる云々」とありますが、ドリフトに慣れているアングラーならばリップがあろうがなかろうがU字の頂点を超えた際の巻き抵抗の違いなんてすぐに感じるので、そこに有効性を見出すことがきでません。
勿論、一般論からいうとリップの有無は流れの有無やほんの僅かな流れの強弱の違いを感じることに役立ちます。
しかし、パンチラインの20gという重量と沈降速度からすると、そういった本物の「繊細な流れの釣り」は難しいんですね。

要するに、この切断ヘッドには合理性と必然性がなく・・・パンチラインのフォルムを例えて表現するならば「美しくない数式」なんです。
導き出される答えは間違っていないものの、数式を可能な限り単純化する作業をしておらず、いたるところに贅肉がついたままで美しくないのです。

なんとなくですけど、パンチラインマッスル95は単なる「ヘビーウェイトバージョン」ではなく、「アップグレードバージョン」ではないかなと思います。
使ったことないですけどね。


え、じゃあパンチラインマッスル95のインプレは?


パンチラインマッスル95を拾うまでお待ち下さい。



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