スミス サラナ125F - シーバスルアー:ミノー

スミス サラナ125F

 21,2017 12:53
KIMG0592.jpg


サラナ125F

メーカー:スミス
カテゴリー:フローティングミノー
スペック:全長125mm 重量18g フックサイズ#2

評価

正直に告白します・・・
このルアーの読み方、ずっと「サルナ」と思っていました・・・

なかなか古いルアーです。


KIMG0638.jpg

この広告は1998年の雑誌に掲載されているものなので、当然、サラナはそれ以上のご老齢であらせられることに。


御年19歳+
ちなみにショアラインシャイナーR120(旧名R50)はこのルアーよりさらにお年寄り!
設計はどちらもバスデイによるもの



このルアーの性質をよく観察すると、当時の“シーバスルアー観”がみえたり、みえなかったり・・・?




適性

サーフ    ★
内湾干潟   ★★
河川/河口  ★★☆
磯       ★★★★
港湾     ★★

100%純粋ソレ用というわけではありませんが、このルアーは磯ヒラの存在を念頭に設計されたようです。
当時としてはなかなかのキャスタビリティー、大きめのフック、引き抵抗を強く感じるリトリーブ感覚・・・
設定レンジの関係(後述)で、水深がそこそこある場所でないと使いにくい。
恐らくボートシーバスと相性が良いはず。


キャスティング

飛距離 ★★★☆
飛行姿勢 ★★★
キャスタビリティー ★★★

ボディーはバルキーなのに、内部のウェイト球は小さく、軽い。
磯ヒラといえばサラナだね!というくらい熱烈な愛用者が今でも存在するようですが、イマドキの同クラスのミノーと比べると、ウーン、ちょっと・・・という感想が漏れてくるでしょう。

「磯ヒラ・ギリギリ合格」

というのが自分の率直な意見。
風速10mの風表だとかなり厳しい。
ちょっと風から隠れるところとか、ウネリは残っているけど風は去ったあとの磯とか、そういうシーンでの使用が望ましい。

もっとも、このルアーの真髄は飛距離ではなくリップにあるので・・・


レンジ


KIMG0596.jpg


かなり潜るリップです。
裂波120やショアラインシャイナーZ120なんかより相当下。
川とか浜ではすぐにゴツゴツ底に当ってしまい、よほどの急深エリアでないと使い物にならないでしょう。
現代的なルアーに慣れているとカルチャーショックを受けると思います。

ところが、当時はこれが主流のレンジ・・・否、これでも「少しシャロー設定」だった模様です(驚愕)

シーバス黎明期においてはシーバスとはサーフや河川のウェーディング派(当時はかなりマニアな釣り)を除けば「十分な水深があるところ」でやるものであったことが察せられます。

このリップのせいで、その後のココモ~サスケのシャロー全盛期の流れに乗れず・・・結局「主流派」にはなれませんでした。

が、逆にこのリップがサラナを磯ヒラルアーとして永く存続させたともいえますね。


アクション・使い方

アクション ★★★

一言でいえば「ものすごくブルブルするミノー」です。

KIMG0470_2017122013360697d.jpg

トラウトミノーをベースに開発された・・・ということを頭に入れると、そのアクションの性質がなんとなく理解できます。
ご先祖様は“本流トラウト”のルアーなのね。

スローから引き抵抗を強く感じるので、「巻いている感」を重視する人、サラシの中でデッドスローを多用する人にはウケが良いと思います。

ただし、ちょっとでも速く巻くとそのフィーリングはもはや「抵抗感」であって、やや時代遅れ。
磯ヒラにせよ河シーバスにせよ、ロッドの感度が上がった現在のシーンにはそぐわない、過剰な感覚なんじゃないかな、という印象を受けます。
リリース当時は低~中弾性+レギュラーテーパーのボヨンボヨンなロッドが多く、メインラインはナイロンが圧倒的多数派。
水中のバイタル情報、すなわち「流れ」を掴むためにはこれくらいのブルブル感が必要だったのでのでしょう。


議論の余地は残りますが、この

「ブルブル巻き感」

「泳ぎ出しがよくデッドスローOK」

「比較的潜る」
(足元までキッチリ巻けるand/or高い足場からでも使える)


この三要素がサラナを磯ヒラミノーとして現役に留めている主な理由。

一方でこういうスタイルを選択していたり

・高弾性高感度ロッドを使っている
・けっこうキツイ風の中で釣りしてる


問題に対して違う方向からのアプローチをしているアングラーにとっては

・足元はバイブやメタル系で攻めることにしてる
・レンジ別攻略のためにミッドダイバーを用意している
・マグネット式のミノーや水噛みのよいミノーなどTPOに細かく合わせることができる戦力を用意している


それほど存在意義を見出だせないミノーだと思います・・・選択肢が少なかったであろう1990年代後半ならいざしらず。


フックチューン

ST-46#2をデフォルトで装備。
56#2にしてもイケるか・・・?
ちなみにデフォルトではラインアイにスプリットリングが付属していますが、スナップを使用するのであれば取り外しを推奨。



ST-46並の高品質フックが10本で500円より・・・トレブルフック新時代の幕開け

超防錆、スーパーシャープで10本600円! 話題の “ブルーフック” はココからゲット!




ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★

いまさらこのルアーを新品で買うのは損。
大体1600~1800円くらいの店頭価格で買うのはよほどの愛好家か、それともネット上の評判・釣果をみて「俺もコレで・・・」的な初めて買いのパターンでしょう。
中古で買うか、ワゴンセールに流れたデッドストック品や新品未開封を狙うのが吉。


総評

最終評価 ★★★


KIMG0467_20171220133610297.jpg


540円で出会った新品未開封。
このパッケージのデザインとくたびれ方を観るに、自分が開封するまで最低でも10年・・・いや15年は眠っていたハズ。

・・・このルアーで釣ってあげたい。

アイルマグネットDB125(現名:マグダーター125)やショアラインシャイナーR50(現名:R120)と違って そういうノスタルジア要素 を満たすためのルアーであることは否定できませんね(苦笑)

アイルマグネットやらR120やらは20年たっても消耗品であり、現代でも通用するバリバリ品です・・・自分がよく使う言葉ですが「普遍性を備えたルアー」なのです。
一方でこのサラナ125Fは昔からの愛用者のためのルアーであって、そういう使い手側の特殊事情がない限りは、今からワザワザ買う理由はないかな、と思います。








関連記事


Latest Posts