磯ヒラスズキに必要なルアーって何なの?③ - ヒラスズキを極める

磯ヒラスズキに必要なルアーって何なの?③

 08,2018 12:46
0I9A7044_TP_V.jpg



えっ!?


これが今釣れている磯ヒラルアー・・・?








28gくらいの鉄板バイブ

代表的なルアー:アイアンマービー
鉄板バイブは重くコンパクトなのでキャスタビリティーが普通のバイブより優れ、速い潮の中でも沈みやすいので早いテンポの磯ヒラゲームに向いています。
また、青物や底物も釣れるので磯ではなにかと重宝されるルアーですね。


DSCN1397.jpg


磯ヒラで使う鉄板・・・?
1ozの鉄板ならなんでもいいよ


・・・と、言いたいところですが、実は磯で使われる鉄板バイブは二系統あってちょっとフクザツなのです。

実は鉄板バイブにも「浮き上がりやすいタイプ」と「レンジキープしやすいタイプ」があって、その性質によって使い分けられているんです。

浮き上がりやすいタイプはシャローエリアのサラシ撃ちの特攻隊みたいな役割を担います。
根やキワの近くをサッと通してリアクションバイトを誘う・・・みたいな使われ方です・・・よって「消耗品」である傾向がかなり強く、ルアーの性質性能ウンヌンよりも安さが正義。
アングラーによっては“鉄板で安ければなんでもいい”とさえ解釈されているでしょう。
代表格はその格安さ故にカルト的な人気を博す「プライアル鉄板バイブ」でしょうか・・・


KIMG3711_201.jpg


レンジキープしやすいタイプはどちらかというと「75~90mm20g↑の普通のバイブ」に近い使われ方をします。
投げて・沈めて・狙いのレンジで狙いのポイントを通して・・・ドカン!
みたいな。

このタイプはスイム姿勢の良し悪しやらバイブ振動の大小やら搭載フックのアレコレまで吟味されることが多いでしょう・・・価格も当然ちょっと上になります。
代表格はアイアンマービーといったところ。


DSCN4217a.jpg



レンジキープしやすいタイプの鉄板は「75~90mm20g↑の普通のバイブ」とどう違うのかよと言われると・・・


普通のバイブは“ゆっくり”を意識して使われることが多いが鉄板バイブはどうしても早い展開になる。


ゆっくりとは・・・任意のレンジまでしっかり沈めるとか、巻く速度もレンジキープを意識して浮き上がらないよう調整しながら巻くとか、そういう意味です。もちろん着水直後から表層早巻きとかも出来ますけど。

一方の鉄板バイブはその鉄板ならではの適正リトリーブスピードを保とうとすると、意外とレンジキープ力がないのです。
もっと接近戦向きになるというか、ピンポイント狙い向きになるというか・・・


teppantonormal_201.jpg


おとなしい内湾エリアならば事情が違ってくるかもしれませんが、潮が走る外海の磯ではこうなってしまうんですね・・・紫の線が鉄板の軌道・緑の線がオーソドックスなバイブの軌道と思ってください。

鉄板のほうが早く沈むので流されにくいがリトリーブスピードがどうしても速くなってしまうため浮き上がりやすい・・・よって狙いのレンジを引ける距離(時間)は短い→狙撃向き

普通のバイブのほうが遅く沈み流されやすいので狙いから離れてしまうこともが、ゆっくり引けてレンジキープを意識しやすい・・・よって沖に遠投して寄せてくるという使い方になる→無差別爆撃向き

・・・漫然と遠投してあとは引いてくるだけ・・・というような、よくあるバイブの使い方をすると鉄板は表層ばかりを通しているということに成りがちになります。
ま、それが悪いというワケではありませんが(実際のところ青物はそっちのアクションのほうが好きでしょう)、両者の性質はそこが特に違うと覚えておきましょう。


フックは#4が搭載可能であること(もしくはシングルフック化に問題がないこと)、それからエビりにくいフォルムをしていることが優秀な磯ヒラ鉄板バイブに求められる要素です。
当然、価格が安いことも。

個人的にはエビにくいことが磯では非常に大切だと思っているので、鉄板バイブパイオニアであるIP26よりは諸問題をよく研究してあるアイアンマービーなんかを推したいと思います。

遠浅のゴロタ浜でシモリをドンドン撃ってはランガンしていくようなスタイルであるならば浮き上がりやすいタイプを必要なだけ何個も持って行くべきでしょう。
水深のある磯で表層に来ないバイトを探っていくというスタイルであるならば、レンジキープしやすいタイプを1~2個用意すればOK(全部失くしたとしても普通のバイブで代用できないこともない)。


DSCN3532.jpg







120mmクラスのミノーでも厳しい時のフィネスなルアー

代表的なルアー:ショアラインシャイナーZバーティス97F


DSCN5606.jpg

タフコンを打開するために小さなルアーを使いたいけど飛距離は落としたくない

マッチ・ザ・ベイトのために小さなルアーを使いたいけどフックは確かなものを付けたい

スレてしまったサラシからもう一匹捻り出すために小さなルアーを使いたいけどサイレントアサシン99みたいに脆いのはイヤよ



磯ヒラアングラーあるあるですね(笑)


これらのニーズをもっとも高いレベルで満たしてくれるルアーはショアラインシャイナーZ97F/Sではないかな、と思います。


・キャスタビリティーの高さ(ぶっちゃけ120mm級とくらべて遜色ない)
・タフさ(仮にボディにクラックができて内部に浸水したとしても重心移動システムは当面の間機能する)
・搭載フックの大きさ(#3が普通に載る)
・足元までキッチリとは言わないまでも普通に近くまで巻ける水噛みの良さ
・価格の安さ


全ての要素が高い水準でまとまっていて、ぶっちゃけコレをパイロットルアーとして据えてもいいくらいの出来なんですね。
ロウディー95Sやサスケ105、あるいはKOSUKE110などもこの手のルアー。


その一方で、普通の磯ヒラミノーに見向きもしなくなったヤツらからバイトを引き出すことができる、弱々しいアクションとサイズ感に特化したルアーもあります。

ニーサンとかTKLMなど、表層を藻掻くように泳ぐルアーはマルスズキ狙いのそれと同じくとても効果的です。
際立ってボディが細身だったり、ウォブリングが極端に抑えられてローリングアクション一辺倒なアクションを持つルアーもこのカテゴリーに属します(もちろんワームも)。
渋チンな時に効くとされる一番有名な特効薬はローリングベイト88でしょうか(笑)


DSCN5668.jpg


それらの一芸特化型のルアーはZ97のようなパイロットルアーにはなりませんが、状況次第ではZ97のようなルアーにはない爆発力を発揮することがあります。

どんな釣りもそうですが、「ストロングスタイル」だけで貫き通すのは難しのです(苦笑)

・パイロット系小型ミノーを1個
・特化型のフィネスルアーを1個

これくらい用意しておいても罰はあたりませんぞ!


(つづくかも・・?)




関連記事


Latest Posts