スタッガリングスイマー80/100 - シーバスルアー:シンペン

スタッガリングスイマー80/100

 27,2013 07:55
スタッガリングスイマー80/100

通称:スタスイ
メーカー:シマノ
カテゴリー:シンペン・バチルアー
適性:
サーフ   ★★
内湾干潟   ★★★★
河川/河口  ★★★★★
磯      ★
漁港/港湾  ★★★★

st100arc.jpg




評価

旧式の重心移動システム搭載のスタッガリングスイマー80/100は一足先に廃盤となり、ARC式の重心移動システムを搭載した新型バージョンも結局廃盤となりました。
サイズ展開は80から140まであった異色のシンペンシリーズだったのですが、ユーザー側からしたらラインナップが多すぎてイマイチ理解されずらかったのでしょうか。
「一つの冠名の下に数多くの派生を展開する」タイプのルアーの典型的な末路なのかもしれません。

スタッガリングスイマーには二種類のタイプの重心ウェイトがあり

旧型:オーソドックスなベアリングウェイト

→型番が「OL」から始まる
新型:AR-Cタイプ
→型番が「XL」から始まる

80/100/125/140の4種類の長さに加え、ヘビーシンキングモデルもあったので、確かに把握しずらいです。

この記事では下記の表でいうところの

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OL-0802 (旧型80)
OL-1002 (旧型100)
XL-1002K (新型100AR-C)

について書きたいと思います。

ワンダーモドキ?
と、思われるかもしれませんが、実はワンダー超えを果たしている隠れた名ルアーです。
また、このルアーを選ぶ理由の一つとして、同クラスと比較してワンランク大きなフックを装備できる点も挙げられます。
特に「繊細なルアーを使いたいけどフックサイズも重要だ」というシーンとフィールドにおいては、スタッガリングスイマーは圧倒的なアドバンテージが生まれます。

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基本的に全シーズン対応のルアーですが、80は特にバチシーズンに強いルアーで、100はその飛距離の長さと静粛性から港湾部においてはパイロットルアーとしての役割を担うことになると思います。

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キャスティング


スタッガリングスイマー80 OL
飛距離 ★★★
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★☆

KIMG9332.jpg

サーチルアーではないです。ぶっちゃけ、飛ばないです。
重心移動のウェイトが小さいし移働域も短い。

スタッガリングスイマー100 AR-C
飛距離 ★★★★★
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★★

こちらはその飛距離からパイロットルアーとして十分に任務を果たせる。
AR-C化により、旧タイプの問題点を大幅に改善したことは高く評価できます。


レンジ


非常に浮き上がりやすいシンペンです。
ゆっくり巻いても水面直下に浮上するので、貴重なシャローエリアのシンペンとして戦力を期待できます。
ドリフトもしやすいルアー。

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アクション

アクション ★★★★★
オーソドックスなシンペンアクション。
スローで泳ぎ、比較的早目に巻いても破綻しない。
そして上述のレンジ。
バチルアーとして、あるいは、シャローエリアで使えるシンペンとしての性質を全て備えています。
特筆すべきはそのスイム姿勢。シンペンなのに、限りなく水平に近い。
通常、シンペンは水の抵抗を受け止めるリップがないので、どうしても頭が水面を向いて斜めに泳ぐようになる。
が、スタッガリングスイマーは重心バランスのせいか、普通に水平に近い姿勢で泳ぐ。

KIMG9317_2016020113343597d.jpg

シンペンは一般的には「斜めの姿勢が弱って水面をパクパクするようなベイトに見えるはず」(たしかにこの解釈も理がある)というが、実際には水面直下を泳がせたい場合、水平姿勢のほうがよりナチュラル感のある波動が出るし、フッキングがしっかり決まりやすい(これ重要)。
特にバチパターンの場合、この姿勢によるフッキング率の差が、天国と地獄の差としてそのまま釣果に現れることがあります。


ルアーの入手

値段 ★★★★
安定供給 ★

廃盤なので入手は基本中古かオークションのみ。
旧モデルは出回っていた期間が長かったので、新品が未だに出回っている。
新モデルのほうがレア。
新品で1000円以下なら買い。
100AR-Cの新品をみつけることがあったらラッキー!

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使い方

ユーティリティ ★★★

内湾系の釣りならお任せ。
ただし80は近眼的盲目になって「釣りの効率」を忘れてしまう危険があるので注意。
ルアーの射程という要素はからなずしも絶対ではないが、飛ばないルアーに執着していると釣れない魚はいる。

KIMG4133.jpg

カラーはクリア系がオススメ。


総評

最終評価 ★★★★☆
80は飛距離こそ全然でないが、シーバスを引き出す能力についてはワンダーと比肩するレベル。
100はオールマイティーなシンペンとして何にでも使えるが、特にその浮き上がりの早さがシャローエリアではGOOD。
どちらのサイズもバチを意識したカラーラインナップが良かった・・・ただし、当時のシマノのルアーに共通することだが、非常に脆い(特に外殻)という弱点を抱えていた。
100AR-Cは飛距離の伸びもあってより「ユニバーサル」なルアーとなったが・・・「スタッガリングスイマー」というあまりピンとこない名前がアダとなって、結局不人気のまま姿を消すことになった。
100AR-Cはその飛距離とその搭載フックの大きさ、そしてフッキング率の高さから、マニック115では無理な魚を(マニックはバイトがあってもフック位置悪いのでフックオンしなかったり、したとしてもフックが小さいのでランディング率が低い)、確実に獲ることができる稀有なルアーだっただけに廃盤が惜しまれます。






・スタッガリングスイマー125ARCのインプレはこちら

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Comment 3

2016.10.11
Tue
08:55

石鯛 #y8j/9w2E

URL

あなたの責任。

スタッガリングスイマーAR-Cがヤフオクにおいて暴騰する原因になったのは貴殿のこのブログにも一因があると私は考えています。でもこの世にそういう隠れた名器が存在することを教えてくれたことも”ぼらおさん”の功であるとも考えています。現在スタスイAR-Cなどは通常2500円前後で取引されておりますカラーによっては5000円前後も珍しくありません。ここまでくるともう投機対象ですね。釣具屋さんで廃盤ということで投げ売りになった(実際ラベルで500円というのを見た事がある。出品者さんせめて剥がしておいてねwww)ものが高額で売れる。これはザラメが綿菓子に化け原料費の数倍に達するアコギな商売に匹敵します。(スタスイの場合はそれほどアコギではない。)で、最終的に何が言いたいかと言えば私の落札を邪魔するなということです。www

編集 | 返信 | 
2016.10.13
Thu
20:24

boohoowoo #-

URL

貴重な戦力

シーバスがそこにいるのが分かっていて、しかしTDソルトペンシルなどのトップでは出ないときにスタスイの100アークのトィッチでバイトが連発した経験が何度もあります。飛距離といい、フックサイズといい、食わせる力といい、確かにワンダーを越えていると感じました。開発者の泉さんを凄いと思いました。そして、ぼらおさんのブログを見なければ、絶対買っていませんでした。こっそり買い集めて、貴重な戦力になっています。紹介ありがとうございました。

編集 | 返信 | 
2016.10.15
Sat
16:30

ぼらお #-

URL

Re: 貴重な戦力

> シーバスがそこにいるのが分かっていて、しかしTDソルトペンシルなどのトップでは出ないときにスタスイの100アークのトィッチでバイトが連発した経験が何度もあります。飛距離といい、フックサイズといい、食わせる力といい、確かにワンダーを越えていると感じました。開発者の泉さんを凄いと思いました。そして、ぼらおさんのブログを見なければ、絶対買っていませんでした。こっそり買い集めて、貴重な戦力になっています。紹介ありがとうございました。

もうこっそり買おうとしてもトンでもない値段になってますの・・・

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