サスケ裂波120/140 - シーバスルアー:ミノー

サスケ裂波120/140

 27,2012 19:09
サスケ裂波120/140

名称/通称:サスケ・裂波
メーカー:アイマ
カテゴリー:フローティングミノー
適性:
サーフ   ★★★★★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★★
磯      ★★★★★
漁港/港湾  ★★

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評価


万人が認めるシーバスルアーの代名詞。
コモモと並んでアイマの代表作にして超ロング&ベストセラーでもあります。
初心者でも一度は耳にしたことがあるルアーが、これ、サスケ裂波120/140

外見もなんとなくコモモと似ているが、それもそのはず、実はコモモの従兄弟分ともいうべきDNAを受け継いでいるからです。
実は開発陣の「コモモのリッププレスを延長して足元まで泳がせるルアーを作りたい」という思いから生まれたのがサスケ。


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コモモが「表層」と「流れ」を強く意識したルアー・・・特に河川と内湾干潟系のスペシャリストとするなら、サスケ裂波は磯や外海のサーフを強く意識したルアーと言えるでしょう。
120mm以上の大型フローティングミノーの主流である

「リップレス+3フックアイ+かっとび重心移動+自動的にヨタつくアクション」

というフォーマットを作った革命的なリップレスミノー。
フックチューンに対して比較的余裕を持つ設計から、レンジとベイトサイズさえ合えば場所を問わずに大活躍するはず。

・・・ただし、シーバス初心者によくありがちな勘違いが

「サスケっていうルアーがいいんでしょ?」

という考え方。
古いルアーなので派生型も多く、「どのサスケ」の事を指しているのか注意する必要があります(後述)

サスケは

95mmサイズの港湾部向けの「小さいサスケ」と

120mmサイズの外海・大河川向けの「大きいサスケ」が

あって、「サスケというよく釣れるルアー」という覚え方をした初心者が港湾部の小場所で(この記事で取り上げている)裂波120を使うような悲劇(?)をよく目にします。
いや、港湾部で裂波120を使うなという話ではないですが・・・後で派生型について説明します。

※※もう一つの混同が「裂波」と「烈風」の勘違い・・・「サスケ烈風」は裂波のシンキングバージョン※※



キャスティング

飛距離 
★★★★☆
飛行姿勢 
★★★★☆
キャスタビリティー 
★★★★

120~140mmサイズのかっ飛びミノーのマイルストーンになった飛距離。
各メーカーが競い合い、より洗練された重心移動システムがルアーに搭載されるようになった今日では、相対的にサスケは「ズバ抜けた飛距離のルアー」というわけではなくなった。
が、それでも逆風の磯で求められる高いキャスタビリティを満たしているし、とりわけ長い射程が必要なサーフで使える水準を未だに保つ。
リリースより10年経っても色褪せないこのキャスタビリティの高さは、移動タングステン球+固定鉛ウェイトの神憑り的な完成度の高さ故か。
使うロッドによっては120のほうが飛行姿勢の関係から140より飛ぶかもしれない。

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レンジ


裂波の持つ、もう一つの神憑ったポイント。
そのレンジ、およそ1m弱。
一般的には自分に近づいてくるにつれて潜行深度は浅くなり、またティップのポジションでも変化します。
これより潜ったら使えない、遠浅サーフやシャローな河川はいっぱいある。
これより潜らなかったら使えない、高い足場の釣りはいっぱいある。
人とルアーやシーバスが潜むレンジを話す際、「裂波よりちょっと上」「裂波よりもうちょっと潜るかな」的な使われ方をされます。
ユニバーサル基準(笑)
140は120より更に潜るので注意。


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アクション

アクション ★★★★★

ハイピッチなウォブンロール・・・120はウォブリングが大きく、ローリングとウォブリングが重なって発生した時に、特に大きくヨタつくようなアクションが出る。
140は120よりさらに浮力に余裕があるので大型フック(ST46#3)を備えており、120よりローリングがタイト&ハイピッチに入るので、120より「マイルド」なテイストになっています。
基本、裂波120を引いて出なければ魚はそこに居ません。
居るならマルスズキでもヒラスズキでもヒラメでもマゴチでもマダイでもチヌでもコノシロ(!)でもなんでも裂波で釣れます。

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ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★★★

かつては高額ルアーの代名詞的な存在だったが、同業他社が軒並値上げしたことによって(これまた相対的に)「高額」というほどセレブなルアーではなくなった。店頭実売価格で2000円を切るのも珍しくはない。
シーバスルアーを置いている釣具屋ならばレンジバイブと並んでほぼ間違いなく裂波は置いてあるはず。


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中古でも弾数は豊富で、カラーさえ問わなければオークションでも中古ショップでもすぐに手に入る。
・・・ただし、アイマの裂波というだけで他のルアーより数百円高い相場がつくので、フック代とカラー選択の事をよく考えて買うように。
カラーバリエーションが非常に多く、しかも特定のカラーは限定版なので、「気に入ったカラーの安定供給」はあまり望めない。
どうしてもコレがいいというカラーは買い溜める必要がある。
自分の特にお気に入りはUVマグマキャンディー。朝マズメからちょっと日が昇ったくらいまでのデイ最強カラー。
もし見つけたら絶対に買い。


他のお勧めカラーは
万能:コットンキャンディー
万能:レッドヘッドホロ
ナイト:レッドヘッドパール
ヒラメ:グリーンゴールド


使い方

ユーティリティ  ★★★★☆
140は磯ヒラand磯マルに青物もOK・・・それからサーフヒラメにも可。
120はサーフ・磯・河川河口など、幅広く使えます。
あまり向いていないのが都市港湾での使用。
詳しくは下記参照のこと。

サスケファミリーの解説

初代サスケグループ
・サスケSF95・・・2001年(!)誕生フローティング、現行品で「都市港湾部のストラクチャーを撃ってジャーク」みたいな使われ方をするサスケは殆どコレかSS95のこと
・サスケSS95壱・・・同じく2001年誕生シンキング、重心固定式で一度廃盤、後にリバイバル
・サスケSS95弐・・・同じ2001年誕生シンキング、重心移動式で現行品、「サスケSS95」と同じ


初代サスケのダウンサイジンググループ
・サスケSF75・・・2015年誕生フローティング
・サスケSS75・・・2015年誕生シンキング


サスケシャッド
・サスケ75shad・・・2009年誕生シンキング、ファットなボディで「サスケ」とは殆ど無関係、ラパラのCD7/9やメガバスのX80やラッキークラフトのビーフリーズを強く意識したシンキングミノー


サスケSF120ファミリー
・サスケSF120剛力・・・2002年誕生フローティング、2フック仕様だが3フックバージョンの「技力」を支持する声が多かったために廃盤
・サスケSF120技力・・・2002年誕生フローティング、3フック仕様で現行の裂波120の原型で内部に貫通ワイヤーが存在していたが改良型である裂波120が出たために廃盤
・サスケSF140・・・2004年誕生フローティング、SF120技力のサイズアップバージョンで裂波140の原型、廃盤
・サスケ裂波120・・・2004年誕生フローティング、SF120技力をリニューアルした現行品
・サスケ裂波140・・・2008年誕生フローティング、SF140をリニューアルした現行品

・サスケ裂波120剛力・・・2013年誕生フローティング、SF120剛力をリニューアル&リバイバル


烈風ファミリー
・サスケ烈風120・・・2010年誕生シンキング、裂波120のシンキングバージョンで裂波120の固定鉛ウェイトを1g増やして、アクションがもっとタイトに、レンジがすこし下に、そして射程が少し伸びることになった
・サスケ烈風140・・・2009年誕生シンキング、裂波140のシンキングバージョンで何故烈風120より先に出たかというと、逆風下の磯ヒラスズキでの必要性から


剛力130
・サスケ裂波130剛力・・・2012年誕生フローティング、ジャンプライズのロウディ130Fを急遽パクったファットミノー


105グループ
・サスケ105・・・2009年誕生フローティング、裂波120のダウンサイジングモデルで高い万能性を持つが何故かこのルアーには「裂波」という名が冠されていない
・サスケ烈風105jerk・・・2013年誕生シンキング、サスケ105のシンキングバージョン


裂砂パロディ
・サスケ裂砂100HS・・・2015年誕生シンキング、各社のヒラメ用の小型ヘビーシンキングミノーが流行っているのを見て急遽「サスケ」の名前をつけただけでサスケとは実質的には無関係のルアー。勿論、”裂砂”はシマノの”熱砂”のオマージュ。一番感心するポイントは魚道ヘビーサーファーをなかったことにできる神経の太さ。



総評

最終評価 ★★★★★
何を隠そう、実はあまり使用頻度が高くないです。裂波120。
裂波120は「釣れるルアーだ」ということがわかりきっているので、他のルアーを試そうとする思考が働くんですよね。
・・・だって、今裂波使わなくていいじゃん?みたいな(笑)
あ、あと食べない魚にも滅多に使わない。
逆にいえば、初めてのフィールドや絶対に釣りたい(食べたい)時は間違いなく裂波使います。
そして、大抵の場合、結果が出ます。
そういう「お守り」として使うルアーだけに、カラーは妥協したくないし、フックの状態も常に最高のシャープさを保っておきたいです。
最強のシーバスルアーの一つです、裂波120。

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