K2F122MS - シーバスルアー:ミノー

K2F122MS

 01,2014 21:09
名称/通称:K2F122MS
メーカー:タックルハウス
カテゴリー:フローティングミノー
適性:
△ サーフ
◯ 干潟
◯ 河口
◎ 河川
◯ 磯
× 都市港湾
× 地方漁港

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評価




K2F122MSで一番勘違いしてはいけないのが、「単純にK2F122より浅いレンジを泳ぐルアー」だと認識すること。
違うんです。
このルアーの最大のポイントは「リップがあるシャローレンジのフローティングミノー」だということなんです。

”シャローレンジのフローティングミノー”という言葉に違和感があるなら、「リップがあるサブサーフェイスミノー」だということにしてもいいです。
ただし、サブサーフェイスというとTKLMの層を思い浮かべる人が多い気がするので、誤解を生まないためにも以降の使用は控えておきます。
浅いレンジを往くファットなフローティングミノーです。

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さて、何故リップ付きのフローティングミノーであることがポイントであるかというと・・・
巷に溢れる、といえば何だかネガティブに聞こえますね・・・(笑)
”世を席巻する”リップレスミノーでは得られない情報が釣果に結びつくシチュエーションというものが存在し、このK2F122MSは正にそういうシチュエーションに必要なルアーといえるからです。



飛距離 ★★★★★
飛行姿勢 ★★★
キャスタビリティー ★★
決まれば飛ぶ
決まらなければ失速する
0か1かハッキリ別れるデジタルなルアー
失速したとしてもそこそこ飛んでいるのですが、意図しないところに着水したということは、ワンキャスト損をしたということ。
決して楽なルアーではないです。
このルアーをレングスとパワーが違うロッドで使いましたが、大体こんな感じです:

オシアARC (強く・長い)
→フォームに制限があると(背後の障害物や入水ウェーディング中など)振りきれずに失速するので、ポテンシャルを活かせない。
→そういう時はエクストラの飛距離を稼ごうと無理するより、コンパクトに狙い重視のほうが体力も消耗しない
→フォームに制限がない場合、強く綺麗に振り抜くと異次元の飛距離がでる(スイング速度は重視しない)
MSS962 (強く・普通)
→オシアとほぼ同じ
ラテオ96ML (柔く・普通)
→ウェーディングでも陸っぱりでもロッドをしっかり曲げてくれるのでよく飛ぶ
→普通のキャストで十分にルアーのウェイトがブランクに載っているので、逆に強振しすぎるとミスキャストする
SHORE8-1/2 (強く・短い)
→コンパクトに速く振り抜くと、これが8.6クラスで出せる大型ミノーの飛距離か!と驚愕


アクション ★★★★★
http://www.tacklehouse.co.jp/ktenlab/index.php?e=284
開発者・二宮氏によると、フックを通常のK2Fより小型化したためにローリングが強く出るようにしているとのこと。
(ウォブリングを好むならST-46#2にサイズアップするとローリングがやや収まるらしい)
確かに、通常速度のリトリーブだとローリングが強いようにみえる。ちょっと速く巻くと明らかにルアーアクションとして破綻している。
しかし、流れと同調するような、流れより少し前に出るような、繊細なドリフトでの使用ではローリングが効く。シーバスのツボにハマる。というか、食いたくて食いたくて抗うことができずにパクリと飲んじゃう。
ドリフトとは逆に、アゲインスト~ステイ気味なポジションからの動き出しにも良い。
当然、普通のスロー気味のリトリーブでも良い。
K2F122MSは普通のK2Fより多くの喰わせのタイミングを提供しているルアーだと思う。
そしてレンジ。水面下30~50㎝、大きな河の浅い流れには絶対に必要なレンジを潜りすぎずに通る。
流れが強く、表層に風の気があると中々シーバスは浮いてこない。当然、そんな時はTKLMはお休み。コモモも、ハードコアリップレスも、グースやフィードシャローもお休み。K2F122MSが王者となる。
恐らくレンジ的なライバルはシマノのレスポンダー
http://fishing.shimano.co.jp/product/lure/3483
になると思う。というかこのレスポンダー、まんまパクリですねw
「何故リップ付きなのか?」という疑問は総評で。


値段 ★★★
やっぱりK2Fはお高いが、この手のレンジのフローティングは意外とロスが少ない。
ゴロタと牡蠣が潜むドシャローで使っても・・・安心・・・とは言い切れないまでも、普通に使えます。


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ユーティリティ ★★★★
サーフ、磯、河、干潟、どれも適性があると思うが、やっぱりこのルアーは流れの中で輝く。


総評 ★★★★☆
何故リップ付きなのか。
何故サスケやスカッシュやショアラインシャイナーZ系ではないのか。
リップレスミノーの宣伝テンプレート(?)には大抵、
「新設計リップレス部が水を受け流し~中略~ハイレスポンスなナントカカントカで~中略~ナチュラルな波動がスレたシーバスにもナントカカントカ」
みたいなことが書いてあります。
違う。違う違ーう。違うんです。
滑りがいいとか、ナチュラルとか、45分1万円ポッキリとかそんなことは中洲のマットプレイだけで十分なんです。
水を受け流すということは、水の抵抗を減らすということ。
それはアングラーに伝える情報ソースを減らすということでもあります。
サーフや干潟のような広大なオープンスペースにおいては、抵抗の違いを穂先や指先に伝えてくれることによって海面下の潜在的な変化を教えてくれます。
流れがある河や河口や磯では、これもう当然のこと。
たったの1c㎡程度のアクリル板が、0か1かの信号を使い手に教えてくれているのです。
そのデジタルな情報の積み重ねが、その日の釣果に0か1という形で現れても不思議ではないですね。

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リップの違い:上が通常K2F122T01 下がK2F122MS






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Comment 6

2014.07.02
Wed
22:47

POPONTA #-

URL

K2シリーズは良く飛んで、良く泳ぎ、高強度なボディとフックでシーバスはもちろん青物やアカメも釣れてしまうという、他のルアーのお手本となる良いルアーですね。
中でもK2F122MSはナイトゲームで活躍しますね。
流れに入れてやるとR-unit 2.0の働きなのか、喰いが良いですね。
使うと楽しくなるいいルアーですが、お高いのでなくさないように使いたいですね。

P.S最後の画像の通常K2F122はT1かな?と思います。

編集 | 返信 | 
2014.07.03
Thu
07:12

ぼらお #-

URL

ご指摘ありがとうございます。修正しました。

2フックがあまり好みでない人はレスポンダーを取るかもしれませんし、キャストに慣れるまで体力を消耗しますが、それ以外で悩む所はないですね~
ホントいいルアーです。

編集 | 返信 | 
2014.07.13
Sun
00:35

K.H #-

URL

こんにちは
この時期のシーバスで大きいルアーは使えるのがイイですね。
なにか秘訣があるとかマル秘ポイントかな?

旧型K-TENなら沢山持ってますがこの時期出番がありません。

こちらは120ミリサイズのルアーだと秋~冬限定になります。
それか300キロの遠征とかです。

編集 | 返信 | 
2014.07.14
Mon
20:06

ぼらお #-

URL

個人的な感想ですけれども、ストラクチャーではなく、「流れ」に付いている個体はあまりベイトのサイズを気にしていないように見受けられます。
それらのシーバスは流れてくる楽な捕食対象を待っているわけで、流れに抗うことができずに弱っているように見えれば、ほどのビッグサイズ(ギザシャッドとかジョインテッドクローとかストリームデーモンとかw)のルアーで無い限り食ってくると思います。

逆の言い方をすれば、120mm程度のサイズでは「小型を排除して大型のみを狙う」という格好イイ釣り方は成立しないですねw

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2015.05.27
Wed
03:23

りっちゃん #6jINSMmA

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初コメです‼︎

いつも参考にさせていただいております‼︎

今はショアジギングロッドと、リールを買わなきゃ死んでしまうという病に侵されております。


本題に入りますと、タックルハウスのk-ten?を買おうと思ってもなかなかどういったルアーなのかわかりずらくて自分のような新参者には手が出せません…
さすがにリップなどの判断だけで買う勇気も出ず、メーカーHPもいまいちわかりずらく悶々としております。
こんな人はあまりいらっしゃらないのでしょうか?
またぼらおさんは普段どのように選んでおられるのでしょうか?

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2016.12.13
Tue
03:11

魚 #-

URL

二宮氏のブログを見たところ、普通のK2Fよりウォブリングを強めてあると書いてあったと思うのですが、ウォブリングとロールの説明逆になってませんか?

編集 | 返信 | 

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