ショックリーダーの長さ - 初心者のためのシーバスライン

ショックリーダーの長さ

 11,2014 23:44
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前回はシーバスフィッシングにおけるショックリーダーの必要性と、求められる強さについて書きました。

今回は「リーダーの長さ」について書きます。

昔はリーダーなんて「長ければ長いほど安全」程度にしか認識していませんでしたが、やはり何事にも「適切な」単位というものが存在します。

短すぎてもダメ。長すぎてもダメ。





ズバリ、ショックリーダーは30~40cmもあれば直結より劇的にラインブレイクの頻度を減らすことができます。


ですが、「減ります」という言葉をポジティブに捉えないでください。


ショックリーダーが機能しているならば基本的にラインブレイクはしません。
ゼロでないといけないのです。

稀ですが・・・バスからの転向者なのかキャストの際のタラシが極端に短く、尚且つリーダー結束部分をガイドに入れるのを極端に嫌うせいか、30~40cm程度の異様に短いリーダーを使用する人が見受けられます。

過去の自分を振り返るとダブるのでわかります。
それは間違いなく結束(ノットサイズまたは結束強度)に自信がないので、

(A)結束部位をガイドに入れることを拒んでいる


か、それとも

(B)徐々に短くなってきたリーダーを切って、新たに再結束することを拒んでいる

かのどちらかです。
これでは自分の成長に自らカギを掛けて制限しているようなものです。

ウソのような話ですが、ショックリーダーのたった数十センチの違いがアングラーとしての引出しの数の差、釣りのスケールの大きさとなって出て来るのです。

ショックリーダーが極端に短い人は、「根が入っている浅瀬」(つまりは絶好の優良ポイント)のようなフィールドでの釣りが上手くいかず、所謂、オープンなフィールド専門になる傾向が強いですね。




物凄く、端的に書きます。







ショックリーダーに求められる最短の長さは60cmです。






もしこの記事を読んでいる今、メジャーが手元にあるならば60cmまで伸ばしてください。

60cmって短くないですか?

はい。

頭で考える60cmのリーダーと違って、実際の60cmのリーダーは相当短いですね。
この最低60cmという単位には根拠があります。



シーバスの口にルアーが掛かっています。そのシーバスは怪力を思う存分に発揮して、ロッドを操る貴方とは別の方向に走りだしました。
疲れて抵抗が弱まった瞬間、貴方は強引に頭をこちら側に向け、強く巻きます。
ところが、水面まで一気に上げてしまったので、引っ張るラインテンションを利用してエラ洗いをさせてしまいました。
慌ててロッドを寝かせながらも、テンションを維持して次のエラ洗いはさせまいと苦闘します。
エラ洗いで貫通したフックが緩んだのでしょうか、シーバスが次に走りだすと



ベン、ベン、ビン



この擬音、わかる人にはわかると思います。

一般的には魚に貫通して突き刺さったフックが抜けていく感覚だと言われているものです。

実はこれ、フックが外れていく感覚ではなく、ラインが背ビレに当たっているものらしいです。

さて、上の話がランカークラス、所謂80cmオーバーの大物で使用しているショックリーダーが60cm未満だと、背ビレでPEが切断されてしまう可能性があります

PEはそれくらいスリ傷に対して脆い。

安全マージンを考えるなら、できれば80cm~120cmは欲しいところ。
昔は長くできるなら、長ければ長いほど(キャストの邪魔にならなければ)いいと思ってました。
でも今は「1ヒロ=1.5m」はかなり長い部類で、特に港湾部のタイトなキャスティングシーンを考えるとシーバスにおいては限界に近い長さではないかと思います。
ロッドの長さ、ガイドセッティングによっては1mくらいがどうやっても限界という場合もあると思います。



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思いっきりのフルキャスト、いざ70mの彼方へ!


こう振りかぶって投げたルアーがシュルシュルシュルという音と共に20mくらいでポチャンと失速して落ちた経験はありませんか?
そしてティップ先をみるとラインがティップ最先端で半回転ねじれて放出されていませんでしたか?

この現象はショックリーダーが長すぎることに原因があります。
(或いはショックリーダーが太すぎる)
詳しくはショックリーダーの素材についての別記事で書きますが、適切なショックリーダー長と確保し、尚且つキャスト時のトラブルを減らすためには、見極めが必要です。

厳密には、ショックリーダーがガイドを抜ける速度(抵抗で遅い)と、後ろのPEラインが抜ける速度(早い)に違いがありすぎて、ラインが先端で波打ってしねじれてしまい、ロッドに絡んで摩擦で失速するのが原因です。

この現象を減らすには

1)大きなガイドのロッドをつかう
2)PEより極端に太いリーダーを使わない
3)リーダーの長さを詰める
4)剣道の「メーン!」のようにロッドを正中線で綺麗に振る
5)初速を限界まで高めるようなキャスト方法をしない
6)キャスト時に結束部分を入れるガイド数を減らす(タラシを長くして、結束部分を1~2ガイドしか入れないようにする)

ズバリ(3)と(6)が最も単純で効果的です。
この現象が多発してる状態では仮にクリーンキャストができたとしても、初速がかなり損なわれているので、ルアーが持つ飛距離のポテンシャルを完全に引き出せていません。
また、当然ですがティップに摩擦しながら絡むことでPEにも悪い(最悪高切れする)し、繊細なロッドだと急激な失速による抵抗がティップを折ってしまう可能性もあります。




話が脱線したので戻します。
磯場での釣りや中型以上の青物を考えたシステム、あるいは力糸をも組み込んだシステムなら別の話ですが、一般的なシーバスを考えた場合、1m前後がスタンダード。
場所やメソッドによっては、これより長い場合(合理的な理由付きで)があるかもしれませんが、これより短い場合というのは基本、ありません。
結束が苦手な人の言い訳しかありません。

PEを守り、ルアーを守り、シーバスを守るのがショックリーダーです。


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シーバスにオススメのショックリーダーはコレ。
サイズ選択に自信がなければ16lbか20lbが無難。





フロロショックリーダーのガイド抜けがイマイチ悪い時はナイロンリーダー
ナイロンリーダーは基本使い捨て
DUELのカーボナイロンをお勧め



ショアジギや磯ヒラにはよつあみの「FCアブソーバー」が安全牌
安く、強く、ハイクオリティ

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Comment 3

2014.08.12
Tue
23:05

てる@釣り好き(博多湾でルアーシーバス) #-

URL

なるほど、リーダーの長さにも合理的な理由があるんですね。
てっきり気分次第かと思ってました(笑)

ノットのガイド通過音がキライなので、リーダーは短めにしています。
おかげで三年間前に買ったリーダーがなかなか減らずにまだ残ってます(笑)

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2014.08.14
Thu
18:32

ぼらお #-

URL

前はホントに気分で長さを決めてましたが、ふと自分の体の一部を目印とした長さの取り方をするようになってから一定になりました。

ほんのすこし前までは明らかに長すぎでしたねー・・・

ナイロンリーダーは比較的早く捨てるので適性の長さに作る傾向がありましたが、フロロを再び使うようになってから、モノグサ太郎的な嗜好から長く取るようになってしまっていました・・・・どうせ少しずつ短くなるなら、予め長くしておこうとw

フロロって巻き癖のせいもあってか、リーダーを長くするとすぐティップに絡まることに気がついて今に至ります。

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2016.01.30
Sat
13:06

シーバス 3年目突入 #-

URL

No title

2年シーバスやって来て、改めて勉強なりましたありがとうございます。

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