情報量の処理(FPSゲームとシーバス) - 初心者に読んでほしい思考・行動

情報量の処理(FPSゲームとシーバス)

 17,2014 21:52
突然ですが、FPSゲームってご存知ですか?

ご存知無い方は

「カウンターストライク」
「バトルフィールド」
「QUAKE」
「DOOM」
「CoD(Call of Duty)」

なんかで検索してみてください。

ようするに自分視点で銃をバンバン撃って敵(敵も別のプレイヤー)を倒すゲームです。



この手のゲームは「aim(エイミング)」というものが大切です。

敵を認知したら、素早く敵(出来れば敵の頭)にカーソルを合わせて発砲し、銃の反動をコントロール(リコイルコントロールといいます)しながら敵が確実に倒れるまで撃つ。

単純なゲームです。

瞬間的な反応速度とマウスコントロールさえ良ければいいように聞こえますが、実は「aim」だけではどうしようもありません。

そのゲームのセオリーを把握し、画面に流れる情報を読み取っていないと、あなたが「敵を認知」する前に「敵があなたの行動の予測した上での迎撃体制」によって撃ち殺されることになるでしょう。


ゲームそのもののセオリー、マップの特性、状況の流れによる対応策、ゲームIDによる技量や性格や行動パターンの解析による予想・・・・


ようするに、「ただ単純に敵を見た瞬間に反応する」より「事前にこうなるであろうと心も手も準備万端の状態で敵と遭遇する」ほうがポジション取りも発見後の反応速度も正確なaimも全てにおいて有利だからです。

別の言い方をすれば、多少aim能力が劣っているプレイヤーでも、「情報量の処理」にさえ優れていたらaim能力がワンランクもツーランクも上のプレイヤーと肩を並べる成績を納めることが可能であるということです。

勿論、トッププレイヤーというものは「技巧と情報処理能力の両方が際立っている」という意味なんですが・・・・







シーバスゲームに当てはめてみましょう



とある場所を思い浮かべてください。



河口です。

河口の一番海側にかかっている橋があります。

橋脚までおよそ25m、十分届きます。

橋の上流側も下流側も釣行は可能です。

上流側を上っていけば水深はどんどん浅くなってシャローエリアになります。

下流側は港湾エリアとなっており、まあまあ水深があります。




ドがつくような初心者は、一も二もなく橋脚めがけて無心に投げます。

初心者の情報処理能力だとその風景は


「橋脚があってそこにシーバスがいる可能性が高い」


というくらい極限に単純化されおり、これ以上を認識できません。


少しかじった初心者だと

「今は上げの潮だから下流側から打ったほうがいい」

という、少しプラスアルファが上乗せされた行動が出来るようになります。
いいですね。メジャーな場所だと可能性は正直いって低いですが、それでも無闇に打つよりは大幅に可能性があがりました。
私的な観察ですが、所謂「メジャースポット」の橋の下に居る人の半数以上が、潮が上げているのか下げているのかにすら無頓着だと思います。ホントに。



もう少し上の初心者~脱初心者になると

「橋脚周りだけじゃなくて明暗も攻めたいから色んなトレースコースを試してみよう」
「ミノーを通したらバイブも通してみよう」
「それでもダメだったら念のために上流側も攻めてみよう」

こういう風になると思います。
これくらい出来れば立派ですね。
「橋脚」に縛られることなく、「橋」というものの構造をトータルで捉えていますし、水というものが「3D」であることも認識しています。
この橋がダメでも、複数の橋を似たような攻め方をしていけば、かなりの確率で結果にありつくことが出来ると思います。



・・・ですが、その橋の側で得る事ができる情報量は実はもっと多いです。

例えば、風向きはどうですか?
実は風が吹き曝していて、シーバスの活性が低下する要素がその場にありませんか?
もしかして対岸のほうが水温的に確率が高い場所であると予想できませんか?

ベイトはどうでしょう。
そもそもベイトの姿形が皆無なようであれば、橋に拘らずに上流のシャローか下流の港湾のヘチや潮目でも探ったほうが効率がよいという話じゃないですか?

そもそも、もしその橋がメジャー過ぎるスポットであり、すでに叩かれまくっているようであれば、その橋を攻める意味はありますか?
実績はどうですか?今までの実績が1/10どころか、1/20だったとして、5%の打率のところに15分以上時間を消費する意味はありますか?


ここまでいくと、その橋はさほど意味がある風景には見えていないはずです。

逆に、ありとあらゆる情報が「このミーハーなスポットは普段見向きもしない場所だけど、このコンディションならば今の時間から絶対に爆る」と示唆するようなことも・・・・あるかもしれません。


その情報処理能力の違いから同じ場所を前にしても、初心者が見ている風景と、中級者以上が見ている風景とでは、その捉え方がかなり違うしその後の行為も違うということです。












そういうわけで、冷静に考えれば






・キャスト精度が凄い


・連続トゥイッチのようなロッドアクションが凄い


・ドリフトコントロールが凄い





こんなこと(失礼w)よりも


「この状況ならここは釣れる可能性が高い(あるいは『釣れない可能性が高い』)」と見抜く力のほうが嬉しいスキルだということは明白なんですよね。


考えてもみてください。


高確率でヘッドショットするaimスキルよりも、ウォールハック(ズルして敵が丸見えになること=チート)して敵の存在が壁越しに見えているほうが絶対に有利じゃないですか?


いや、ウォールハックは言い過ぎですけど、「あと数秒後にマヌケがここを通る」であろうという予測が出来てるほうが、出合い頭に会敵してドンパチ始めるより確実に有利じゃないですか。






気温・水温・潮の大きさ・潮の動き・水の流れ・水量・波・明かりの有無・シェード・水底地形・風向き・ベイトの動向・ストラクチャーの効果・人が与えた「スレ」の影響・回遊データ・毎年の傾向・ここ数日の傾向





ここまで言っておきながら申し訳ないですが、情報が「読める」ようになるまではある程度の経験の蓄積が必要なので、初心者が即活用できるような要素ではないことは確かです。

ですが、「橋=投げる目標」のような短絡的な思考からいち早く脱出すべきである、ということも確かなんです。

普段見えている風景を漠然と見ている人と、情報のヒモ付けを普段から行っている人では、1シーズンを終えた後の成長に多大なる差が出来ているでしょう。

前者も後者も最初の一匹は「釣れた」かもしれませんが、後者の次なる一匹は「釣った」に変化していることでしょうから。


何気なく見ている釣り場での風景が、多大なる情報を埋蔵している可能性を秘めており、それをどう脳内で処理するかが「その後」に大いに関係していきます。
このシリーズで述べたことがある「シーバス釣りの才能」というのは、このことを指しています。
どのルアーで釣ったというより、どういうコンディションにシーバスは居るのか、ということのほうがより「根本」に近いと思いませんか?









余談ですが、初代のウルフェンシュタイン3Dをリアルタイムでプレーしてました。

え?
年齢的におかしいだろって?

ウフフw
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Comment 3

2014.11.17
Mon
23:03

one #-

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ウルフェン・・・・懐かしいですね、実はBF3のある銃のkill数で日本人ランキングno.1 世界ランキングno.9でしたw 

ウェアラブルカメラで釣り動画撮ってるとFPSそのまんまですもんねw

それとフックの話、初心者の自分には大変勉強になりました!

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2014.11.18
Tue
06:28

ぼらお #-

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BF3は鷲100でoneさんと似たようなものでした・・・(苦笑)

編集 | 返信 | 
2014.11.18
Tue
21:13

one #-

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stats ID言ったら あ~知ってる位のレベルじゃないですかw BF3はβ当初クソゲー言われましたけど今思うと自分の中では神ゲーでしたw

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