わざと1回の釣行を無駄にしてみる - 初心者に読んでほしい思考・行動

わざと1回の釣行を無駄にしてみる

 12,2015 15:48

日中の干潮時に、ポイントを歩いてみる。

釣行1回分の時間を無駄にしてみる。




ナイトウェーディングをする人にとっては、文字通り死活問題なので絶対に実行するのですが、ウェーディングをしない人はかなり無頓着だと思います。これ。
いや、多分、実行率は1割以下だと思います。

もったいない!

(注:この記事はデイゲームが成立するような水深がある港湾に関しては対象から除外しています)




ところで、自分が通うサーフや干潟や河口や河川の水底地形を把握していますか?





A) ほとんど~完璧に把握している


B) 自信はないが要所は覚えているかも


C) ほとんど~まったく把握していない











A)を選んだ方で、その把握している地形が未来永劫続く絶対的なモノではなく、

①時間の経過による元の状態からの少しの変化
②なにかのきっかけ(工事や大雨や台風や時化など)による元の状態からの少しの変化
③時間の経過による元の状態と断絶した完全な変化
④なにかのきっかけ(工事や大雨や台風や時化など)による元の状態と断絶した完全な変化

この4パターンの地形の変化が起こりうると理解している方は、中級者以上です。
この記事を読む必要ありません。
おつかれさまでした。











B)とC)を選んだ方で、今の自分の釣果に満足していない場合、もっと貪欲に狙いたい場合、日中の干潮にそこを歩き、写真を取って地形を記憶し、イメージトレーニングをしてみることをお勧めします。


この記事の要点は、自分の表現力を豊かにする、つまりは「語彙」を増やして、貧相で単純なパターンから脱却することに狙いがあります。

シーバスが付くのは橋桁だけではありません。
以前にも述べたかもしれませんが、初心者が陥る二つの罠は

①極端な橋桁狙い
②極端なオープンスペースの回遊待ち


このどちらかにハマってしまうことにあると思います。
橋しか狙うところを知らないとなると、忙しいランガンを続けないといけません。
大体シーバス釣りに都合のよい橋桁なんて限定されていますから、先行者の有無によっては瞬時に撤退・場所移動ですし、酷い割り込みの被害にあったりもします。
気がつけば、「貴重な橋」を手放したくない余り、ただ橋の下で回遊待ちをするスタイルになっている、というのは「シーバスあるある」の筆頭でしょう。これはつまり、②の極端な回遊待ちと同じことです。

ようするに、①も②もどこを狙えばよいのか分からない、というボキャブラリーの貧困です。

ナウでヤングな若者が何を表現するにしても「やべー」としか言えないことと同じです。

この状態からの脱却の第一歩を、たったの一言で表します。





「水底地形の把握」





水底地形の把握とは流れの変化の把握であり、流れの変化の把握とは水底地形の把握です。

つまり、魚が付きやすいポイントの把握です。

数あるシーバスが付くポイントのうち、橋脚は見えてわかりやすいだけであって、見えない(つまりは攻められておらずスレていない可能性が高い)ポイントというのが、水面下に眠っているのです。



水底を目視できるということは、実はとてつもなく大きなヒントを見せてもらうことに他なりません。

実は、干潟や河川といったシャローエリアは、干潮時に目視できる地形から攻めるべきポイントが8割方絞れます。

外海タイプのサーフは、地形の変化がダイナミックで頻繁なので、その地形が続くとは考えられにくいのですが、それでも「ヒント」として大きく機能します。

場所を絞ることができれば、あとは時合(タイミング)をそこに重ねればよいだけですよね。

X(場所)とY(タイミング)から成り立つ方程式の、片方を特定するという、解に一番近い情報を入手するということです。







ビジュアルで具体的な解説をしていきます。

満潮時、左右の露出しているゴロタは全部水没します

処理済~KIMG1085

このゴロタも

処理済~KIMG1082

この中州につながっている瀬も(中州は水没しない)

処理済~KIMG1084

たったこれだけで、夜の満潮時には知り得なかった

1)ウェーディングなら安全に入水できる経路
2)陸っぱりからならルアーを通す意味のない浅瀬

2つの大きな基本情報が得られます。

さらに(この写真には無いですが)

3)大きな障害物が露出している場合
4)左右のゴロタや瀬から急に落ち込んでいた場合

魚が居着く可能性が高いピンポイントスポット、ブレイクライン・駆け上がりの所在が把握できる可能性があります。
でも暗闇だと、なんの起伏もない、平坦で幅広い、浅い川にしかみえませんよね。






ここまでは初心者でもわかるポイントですが、この写真には初心者にはわかりにくいポイントも写っています。









処理済~KIMG1084b




中州に接続している瀬があきらかに流れの速い流芯(澪筋)を作っています。

夜、この中心部の流れが強くなって、上流からベイトが流れてくると・・・


と、こんな感じにイメージトレーニングを積んで見ましょう!












処理済~KIMG1093


この大型の中州も後ろの露出箇所も水没します。

露出する位置は雨などの影響でよく移動します。

この沈んだ中州の周囲にはボラが必ず付きます。

処理済~KIMG1092

解釈はお任せします。
自分なりにイメージトレーニングしてみましょう。












この写真から3点、攻めるべきポイントを想像してみます。
(露出している底は全部水没します)


処理済~KIMG1095














処理済~KIMG1095b


赤丸は澪筋が絞られているところ、最高のポイントですが、夜に満ちていれば、これを特定するのは中々困難ですね。

黄緑の枠はブレイクライン。縦に沿って流すと反応があるかも・・・

オレンジの丸は流れの緩み(終わり)と別の流れの合流による変化、赤丸を専有しているのが1匹の大型だとしたら、このオレンジはきっと複数の中型が居るはず・・・

















教材としては「川」を使いましたが、干潟でもサーフでも同じことです。




いかがでしたか?

水底地形の把握


という概念の導入。






シーバスが「その程度」の変化に付くのかどうか、「橋脚をはじめとするマンメイドストラクチャー」のほうが自信をもって投げることができるんじゃないか、という心の問題については、別記事の「シーバスはどの程度の◯◯に居着くのか」を参照のこと・・・・付きます。居るのです。


これが


流れから魚を引き出す


という釣りです。


文字通り「闇雲」に向かって投げるのも、それはそれで楽しいかもしれませんが、昼の間にちょっとだけズルをしましょう。



余談ですが、昼の間に釣り場を回ることの理由には「ピンポイントスポットの絞込」が筆頭にきますが、

・近くて安い駐車場かタダの駐車スポットの発見
・根掛かり回避のヒント

こういう要素も同時に探しています。


損はしないでしょう
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Comment 3

2015.01.13
Tue
22:43

The first one #-

URL

こんばんわ

最近寒くて釣りにならないので 地元の有名サーフではなく、茂みを超えたり身の危険を感じない程度の場所ですが、ポイント探しをしております。

夏には潜ってどの程度自分が頭のなかで描く地形になっているか確認してみたいです。
ぼらおさんはよく行くポイントに素潜りしたりするのですか?

編集 | 返信 | 
2015.01.14
Wed
22:37

ぼらお #-

URL

いえ、潜るのが好きすぎて、釣りのための調査はしませんw
潜った結果、たまたま水の中の様子を知った・・・という順番はありますが。

サーフならば、大抵の場合潜るまでもないはずです(陸上での観察が当たっているという意味で)。

磯やゴロタ浜の場合は、「おおよその地形の把握」としては確かに意味があります。

が、

具体的なピンポイント・潜水者だけが知るパラダイスを探したとしても、水中の位置感覚と陸上の位置感覚にズレがあるのか、中々実践活用はできないと思います。

というか、メバルやらタコやらのスピアフィッシングが楽しすぎて、泳いでいる間はスズキスポットなんてどうでもよくなるというのが真相っぽいです^p^

編集 | 返信 | 
2015.01.14
Wed
23:56

The first one #-

URL

なるほど~スピアフィッシングですか~面白そうですね(^^♪ 返答ありがとうございました。

編集 | 返信 | 

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