何故初心者ほど釣り場に通わなければならないのか②~初心者残酷物語~ - 初心者に読んでほしい思考・行動

何故初心者ほど釣り場に通わなければならないのか②~初心者残酷物語~

 19,2015 23:49
前回の記事で連続したシーバス釣りとは

y=x

ではなく

y=x^2

である、そう述べました。

ですが、これは実は、序の口に過ぎません。

もっと残酷な現実があるのです。




ところで、理想の釣行スタイルを挙げてみましょう。


無論、考えうる最高のスタイルとは、まったく働く必要のない資産家・・・毎日がエブリデイ・・・じゃなかった、毎日が日曜日な人種です。

時間があり余っているニートの方も当てはまるかもしれませんが、ルアーシーバスは一定の固定費用がかかる釣りなので、実はあまり向いていないと思います。

要するに、毎日時間に囚われることなく出撃できる立場であって、尚且つ近代ルアーフィッシングに必要な出費を捻出できる財産(収入)があると理想的だということです。

ですが、資産家にしろアーリーリタイアメントにしろ、そんな立場のシーバスアングラーは割合にしてコンマ%でしょう。理想というより、妄想です。


結論からいうと、働かざるをえない社畜人間でもっとも理想的なのは、「せめて金曜日と土曜日だけでも徹夜で・・・・」というスタイルではなく、毎日、30分でも1時間でもいいので、コンスタントに釣り場に通い、「傾向」を見定め掴むことができる人です。


単発をどれだけ頑張っても、連続性に勝てないことは、前回のグラフが数学的に証明しています。

WS000071.jpg

釣果の期待値を1時間1単位とした場合

1日の釣行だと8時間頑張ったとしても期待値は8どまりです。

ですが4日間連続で毎日1時間の釣行をした場合、ベースが4^2で16ですから、1日1時間・合計4時間だったとしても期待値は16で上記のスタイルの2倍の期待値を持ちます。

わかりやすいですよね。

これこそが「ストイック」に、釣り場に通わないといけない理由です。
1時間でもいいので、毎日通うことが結果を出す秘訣です。
前回の記事でも述べたように、「釣果を求める姿勢」というのが過程を楽しむということに他ならないのですから、「釣れなくても楽しけばよい」というスタンスを持つ人こそ、通うことによって「過程を楽しむ」ことを増やすべきなのです。













ところで、気が付いた方もきっと居たと思います。


WS000076.jpg


この魔のグラフが指し示す事実を。







そうです。
この「期待値」は、アングラーの腕の差によって増減するのです。
野性的な数学感がある人はお気づきでしょう。





その差が自乗されるとなると、絶望的な差が生まれやしないか、と。









一流のメディアプロや、メーカーテスターや、地方地方の上級アングラーに共通していることですが、彼ら”上級者”は「上手」に掛けて圧倒的に釣行回数が多いのです。

彼らは、上手い。
そして上手いのに、「ストイック(禁欲的)」に通う。

これらの要素は「通うから上手く、上手いから通う」という具合に形容できるように、相関的な要素でもありますが、同時に相乗的な要素でもあります。




これを数式で表現してみましょう。




連続する釣行日における釣果期待値とは

y=x^2

である、ということは

1日目=1
2日目=4
3日目=9
4日目=16
5日目=25
6日目=36
7日目=49

ということのみならず、
式の右の値に掛かる「係数」が存在するということです。


仮に、勝率0.125・・・つまりは8回に1回釣る人・・・が「初心者の打率」として適当かどうかは定かではありませんが、ここは数学的な記事ですから「仮に」そうします。


次に、4回に1回釣る人も想定しるとします。勝率0.25です
それならば、3回に1回釣れる人も当然いるでしょう。勝率3.33

当、然勝率5.00もいれば、勝率6.67の人もいれば、更なる高みの勝率7.50の人もいるでしょう。



表とグラフにするとどうなるか



WS000077.jpg


この表からわかることは

・単発釣行では1匹を釣るまでに8回の釣行を必要とする初心者アングラーでも、連続して3日通えば期待値の1匹を越す

何気に凄い事実、継続は力なりを証明する心強い事実ですが、同時に


我々一般人はどれだけ頑張っても、ストイックに通う上級者が出す結果には並べない、という事実でもあります。

いや、それどころか、


初心者が「1匹」に苦労しているのをよそ目に、中級者以上になるとそんなにアッサリ釣れているものなのか、という相対的な違いの残酷さを示しています。


WS000076.jpg






ですが、そこまでネガティブにならないでください。




この表とグラフは、「皆勤を続ける上級者には絶対に届かない」という事実を示すと同時に、「初心者でも通えば釣れる」ということをも、客観的に指し示しています。


それに加え、あくまでこれは「理論値」です。

覚えている人もいるかもしませんが、

「80%の法則」
http://hakataseabasslure.blog.fc2.com/blog-entry-494.html
という記事でシーバス釣りの技量とは


genjitu_20150124163130cc8.jpg

risou_20150124163132f24.jpg


このような「S字」・・・シグモイド関数の曲線を描くと書きました。
ようするに、一度ブレイクスルーが起きたらならば、その限界が比較的早く訪れるので、上級者といえどもその技量が時間とともに

y=x

ようような無限の伸びをするわけではないでのす。

ましてや、連続釣行日数における「傾向の把握」も当初こそは

y=x^2

の曲線を描きますが、それは青天井に急上昇を続けるものではなく、これまた比較的早く頭打ちとなるでしょう。

表とグラフが指し示す、勝率7割五分のプロ級アングラーの7日目の期待値が37匹であるというのは、いささか非現実的ですし(笑)




するとこの表とグラフは、「目安」として捉える程度にとどめておくのが幸ということになります。












もし、コップに半分水がはいった状態をみて


「コップは半分カラだ」


というスタンスでこのグラフを解釈すると、どれだけストイックに通ってもブログや雑誌を賑わす憧れの上級者には、決して追いつけないことになり、シーバスなんて程々にとどめておくのが良し、という結論になるでしょう。



しかし


「コップは半分満ちている」




という考えでみると、初心者の7日皆勤は、プロの2日皆勤に比する、という解釈が可能になります。





どうでしょう?







悪くないと思いませんか?

腕の無さを「通い詰めること・勤勉(禁欲)さ」で補う考え。






自分は、腕の無さの自覚があるので、禁欲的(←これはあくまで第三者の視線からそうみえるだけであって、やっている当人は非常に楽しんでいるので実は「享楽的」ともいえる)に通うことで、(恥ずかしながら)僅かばかしの結果を出せています。


初心者こそ、ストイックに。

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Comment 2

2015.01.22
Thu
22:33

Loomis #-

URL

こんばんは

ロッドの次の記事、非常に楽しみにしてます。
私自身も以前バスロッドに関して、某ブログにて講釈を垂れた事があります。

トルクの解釈、非常に興味深く私自身の考えと照らし合わせたく首を長くして待ってる次第です。

編集 | 返信 | 
2015.01.24
Sat
16:59

ぼらお #-

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下書き67%です・・・

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