シーバスロッドのグリップ① - 初心者のためのシーバスロッド

シーバスロッドのグリップ①

 16,2015 18:51

実は中々奥が深いテーマです。

シーバスロッドのグリップ。


KIMG1649z.jpg



奥は深いですが、ブランクに関するほど重くて難解なテーマではありません。

それ故に取っ付き易く初心者にも覚えやすい事でもあり、また、知っておくとロッドを選ぶ際に「選択肢を一気に狭めてくれるフィルターになる」こともありますので、この辺で一緒にロッドのグリップに関する知識を身につけましょう。







まずは基礎知識から

モデルはオシアAR-C1006ちゃんです



KIMG1649e.jpg





赤線が「グリップ」部分です・・・説明不要ですね。

尚、グリップ部の素材としては
「EVA」・・・ようするにスポンジで耐久性が高い
「コルク」・・・軽いうえにEVAとくらべて感度が高いとされるが劣化が早い
この二つが主流で、どちらを選ぶかは「好み」で問題ありません。

コルクは新品の間は格好良いのですが、使っていくうちに黒ずんでしまう上に、吸水と乾燥を繰り返すと次第にポロポロと剥がれが発生します。
EVAはぬるま湯に付けるだけで大抵の汚れが取れますし、ブランクの寿命のほうがほぼ間違いなく先に訪れるくらい丈夫なので長持ちします。
機能の違いの「軽さ」はグリップに関してはあまり大切ではなく(重量そのものよりバランスのほうが大切)、「感度」についても誤差の範囲です。

尚、このコルク/EVAがカバーする部位がリールフットの下から再びブランク地に戻り、グリップの終端に再びコルク/EVAに包まれるようなスタイルのグリップを「セパレートタイプ」といいます。僅かでも軽量化するためのスタイルです。

KIMG1665.jpg



オレンジ線が「フォアグリップ」・・・リールシートから上のグリップ部分をこう呼びます。
機能としてはまったく意味がないです。

緑線が「リールシート」・・・リールをロッドに固定する部分のことです。
ロッドメーカーオリジナルのものもあれば、ガイドリングメーカーの富士工業製のものもあります。
最近はリールシートの軽さや感度の高さを謳うロッドが増えてきましたが、「感度」はラインを通してリールとブランク(+ガイド)で拾うものであって、グリップ部のそれはオマケ程度の要素です。


青線が「リアグリップ」・・・リールシートから下のグリップ部分のことです。
この部位のレングスは非常に大切で、ロッドの機能や性格に大きな影響を与えます。
後述します。




リールシートの白枠が「締具」・・・リールをロッドに固定する器具です。
この締具はリールフットの上に位置していますが、上のタイプと下のタイプ、両方あります。
自分の経験上、上のタイプのほうが使用中の緩みが圧倒的に少ないです。
(かといって、下がNGというわけではない)

KIMG1648b.jpg

左から
アーリープラス 下タイプ
BOUZ C3 上タイプ
ミッドストリーム 珍しい上下可動タイプ
ARC1006 上タイプ
締具に関して「これは文句なし!」パーフェクトと思えるのはARC1006



ロッドによっては締込がどうやっても甘くなってしまう、という機種もあるので、そういった場合はゼナックの「リールストップラバー」(上の写真のBOUZ C3のリールフット上に装着している半透明のゴムカバー)


インプレはこちら→http://hakataseabasslure.blog.fc2.com/blog-entry-438.html

のような工夫が必要となります。



グリップエンドの白枠が「バランスウェイト」・・・最近かなり珍しくなったパーツです。
持ったときに先重りするロッドに、カウンターウェイトをロッドのお尻に装着することで、全体の重量が増加してしまうけれども重量バランスは優れた配分にさせるという物。




以上がグリップに関する基礎知識でした。



ここから先が今回の話のツボなんですが・・・





実はグリップに関しては、

エントリーモデルだったら微妙な仕上がり

ハイエンドモデルだからバッチリバンバン凄いクオリティー

なんてことは全然ありません。






ロッドの「格」とグリップの「実用的な仕上がり」は、ほぼ無関係です。


(ソースは自分の経験)



エントリーモデルでも使用者のこと本当に考えた仕上がりにしているのもあれば、ハイエンドなのに締具ゆるゆるガバガバ、なんてのも普通に蔓延っています。


おそらくですが・・・・

ブランクとガイドに関しては開発者が血汗を注いで「性能・機能」を追求するものと思います。
ですが、メーカーからするとグリップは実機能とはあまり関係ない「装飾」と思っているフシがあり、細部の詰めや仕上げに関しては実釣テストを伴わない、「実はこれ、いまさっき考えたんだけど、いいでしょこれ?」的なオ◯ニーが盛り込まれることが普通にあるのでしょう・・・・・・・



と、推測されます(あくまで推測です)。


ちょっと理不尽ですよね・・・


グリップの「造り」というものは実釣を繰り返して初めてそのクオリティーが分かるもの(釣具屋の店頭チェックでは気が付きにくい)なので、この辺の情報は所有者のインプレッションが大切な情報源になります。
購入する前に是非とも参考にしましょう。





・・・話が脱線しました。

ロッドの機能・性格に影響するリアグリップの長さについてですが、話が長くなるので次回へ続きます。











ところでいきなりですが、ロッドのグリップ長に関する質問です










A)長いほうが好き 
(あるいは、どちらかというと長めが好き)

B)短いほうが好き 
(あるいは、どちらかというと短めが好き)







この質問に関する話は次回にて。
関連記事


Comment 0

Latest Posts