グラスパー・マチェット  ・ ・ ・ のパクリ - タックルあれこれ

グラスパー・マチェット  ・ ・ ・ のパクリ

 11,2015 14:58
これ、イカンやつですやん(苦笑)



BOILING(中華パクリブランド)と書いてあるのに中央に「グラスパー・マチェット」ってしっかり描かれてるしw

いや、でも普通に欲しいです・・・

いや、でもボクには愛すべき「釣之屋」
http://hakataseabasslure.blog.fc2.com/blog-entry-448.htmlのグリップがありますですしおすし



因みに「正真正銘の本物グラスパーマチェット」がこの価格



(自分の「釣之屋」を含む)パクリ格安グラスパー眷属がこの価格



このパクリグラスパーはまだまだ普通に現役です。
不具合・不都合一切なし。


でも、ちょっとダサい・・・











で、これ、まじで欲しいんですけど・・・・
値段と格好良さが多分マーケットニーズに直撃してると思う。




ヒモの結び方から「グラスパー」のロゴまで全部同じクオリティーですやんw

アカンってこれw


























ところで何故日本製のはずの「グラスパー」シリーズのパクリが中国で量産されているかご存知ですか?







日本の税制では「金型」を自社で所有すると(国内なら他社の金型で作ってもらっても)固定資産税の負担が発生します。





金型は財を生み出す資産であると。土地建物と同じであると。

理屈はこうです。

A)土地 
土地はそこにあるだけでは財を産みださないが、人からその土地の利用を求められると家賃を得ることができる

B)金型
金型はそこにあるだけでは製品を生産しないが、原料を投入することによってモノを製造することができる



摩訶不思議な理屈ですが、偉い人達がいうのならきっとそうなのでしょう。


そこでコスト削減に悩んでいた人達は閃きました。


ピコーン!

そうだ、中国の適当な工場に金型を提供して部品を作ってもらい、その部品を国内で組み立てたらいいじゃん!そしたら固定資産税FREEじゃん! 

【日本での製造コスト+固定資産税>中国での製造コスト+運送代+輸入関税】であるならば絶対オトクじゃん!



そして5年後(いや、1,2年後)パクることにかけては勤勉な中国人の手によって生み出された、ほんの少しだけ細部の仕様が違うコピー品が、半分以下の価格で日本のみならず世界を席巻するようになりましたとさ。






突っ込みどころ満載の話ですが、事実です。というか、日本の製造業のありふれた話です。




悪いのは・・・

アホな税制を作った役人?

安易に技術を投げ捨てた経営者?

パクった中国人?

それを買う日本人?










と、フィッシュグリップでお魚さんの顎を掴む度、資本主義とはなんだろうか、グローバライゼーションとはなんだろうかと、思いを馳せるのでありました。






※この手の話になると釣り人は「made in JAPANを買おう」とか「パクリ製品は買うな」とか、潔癖な哲学を持とうとする傾向がありますが、「全てはマーケットが最善の方向へ導くはず」というヤンキーどもの資本主義の理屈に従い、身を委ねてみるのも悪くありません。

人々がパクリを支持すれば本家は廃れ、独自技術の開発なんて馬鹿らしいじゃんとなれば革新は停滞します。
そのパクリ業者だらけの停滞したマーケットで突出した成功を得るためには独自技術を(以下略)。

因みにですが、「機能・構造」ではなく単純な「形」の知的財産権を争うのは非常に難しいようです。
「これはウチのに似ている、パクリだ!」という主観ではなく、どこがどう同じなのかという客観性を証明しないといけないわけですから。
公の場での「客観性」というのは、数か所違うだけで「似てはいるが同じではない」と判断されるくらい、かなり厳格なものです。
形に類似性に加えてブランド名や商品名の類似性があるとパクリ認定の可能性はあがるようですが・・・










さあ、理論武装は完璧です。

安心してパクリグラスパーマチェットを買いましょう。




関連記事


Comment 0

Latest Posts