シーバスタックルのインプレ難易度 - タックルあれこれ

シーバスタックルのインプレ難易度

 06,2016 11:45

ロッド>>>ルアー>>ギア・ウェア・ガジェット>リール



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シーバスタックルのインプレを書いたことがある人ならば9割方が同意してくれると思います。

それは、もう、ロッドのインプレが一番難しい。



何故かというと・・・

①あらゆるサイズのシーバスをなるべく数多く、しかも色んなシチュエーションで釣らないと書けない
「シャキッとして投げやすい・アキュラシーが正確・かっ飛んで行きます・ヤバイ・マジおすすめ・・・」
↑これ以上のことを書きたいと思ったら、とにかく釣って釣って釣らないとムリ。

②他のロッドと比較できるロッド履歴がないと人に伝えにくい
Aというロッドしか知らない人が、Aの性能が充足的なのか、過剰なのか、それとも不足なのかを語るのは難しいです。
いや、自分自身に対して「シーバス相手にはこれで十分」と語ることはできますが、他のロッドと比べてどれくらいのレベルなのか、相対的なポジションを知らなければ他人に向けてロッドが何たるかを語るのは難しいです。
「客観性」とは、相対的ポジションが何処に存在するのか、ということです。

要するに、上記2つの要件を満たさないとシーバスロッドのインプレを書くのは中々キビシイのですが・・・・それだけではダメなんです。


(①+②)③=シーバスロッドインプレッション


(よく釣る+知識経験がある)*「???」=シーバスロッドインプレッション


③=「釣りと知識経験とフィーリング」を言語に変換できる能力


これが多分、一番ハードルが高い。

よく釣る人は、居る
・・・自分(ぼらお)以上に釣る人なんて、それはもう、星の数ほど居る。

よく知る人も、居る
・・・自分より知識と経験がある人も、それはもう(略)

ただし、「釣り」を誰にでも分かる言語で表現できる人は、結構すくない。

例えばスズメが二羽いるとします。
スズメには固有名詞という概念がありません(いや、よく知りませんが、多分ないでしょう)
仮に一羽のほうが「さっき三丁目の田中米問屋で搬入の作業があって付近一帯に大量のお米がこぼれているよ!」ということをもう一羽に伝えたいとします。
「自分は空腹である」という原始的な生理現象は、言葉がなくてもきっと通じるものがあるので省略します(笑)
で、スズメはどうやって「三丁目の田中米問屋」を相方に伝えるのでしょうか?
多分、「ピーチクパーチク!ピーチクパーチクピーピーピー!」(訳:腹減った・飛ぶ・後をついて来い)という信号の合成しかできず、「田中米問屋の米粒」を説明することは出来ないと思います。
もう一羽のスズメは「腹減った・近くにいる仲間が・ついてこいと促している」としか理解できないでしょう。
それは言葉(ロゴス)という概念、このケースにおいては「方角・距離・目立つシンボルマーク・地域の名称・建築物の名称」がスズメ界には存在しないからで、当然ですがその状態で他人ならぬ他鳥と「田中米問屋の米粒」の話題を共有するのは不可能になります。
シーバスロッド業界は(もしかしたらシーバスロッドみならず、あらゆる釣竿業界も)メーカー側からしてボキャブラリーの貧困どころではなく、一般人の我々に至っては前述のスズメの状態にあるといっていいでしょう。
腹が減った仲間に食料のありかを伝えることができない=自分が感じたフィーリングを上手く伝えられないけど、とにかく良いロッドだと書くしかない
意図がわからぬまま、仲間を信じてついて行くしかない=何書いてるかよくわからないけど、買ってみるしかない
という意味で。

だから、ロッドのインプレとは非常にムズカシイノデス・・・・

「トルクがあり~」
→トルクって何?
→何と比べてトルクがどれくらい大きいの?

「シャキっとして張りとコシがあって~」
→張りって何? コシって何?
→何と比べて張りとコシが何%くらい増加してるの?

いや、↑のような「純粋性能」の話はアリかもしれません。
「トルク」「シャキッ」「張り」「コシ」のような宗教用語は別として、もっと具体的な話・・・「飛距離がどうこう、自重がどうこうで先重り感がどうこう、取り回しがどうこう・・・etc.etc.」なんかは書きやすいし読み手も理解しやすいです。
ところが、ロッドは性能とは別に作り手が込めた意図・・・「方向性」というものがあります。
ロッドに全権を預けて、身を委ねるような方向性のロッドもあれば
アングラーがやり取りのイニシアチブを発揮し、使い手の指示に素直に応えるような方向性で作られたロッドもあります。
それを「性能」と捉えるのではなく「性格」であると見抜き、それを言語に翻訳して他人が分かるように伝えるというのも、これまた一苦労です。

だから、ロッドのインプレは非常にムズカシイノデス・・・・







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ルアーは簡単そうに見えて、実は簡単なものでは無いです。

これもロッドと似て「シーバスをなるべく数多く、しかも色んなシチュエーションで釣らないと書けない」という要素があるからで

「買って、開封してパシャリ、投げて釣れなかったけど、よく良く飛んだし、いい泳ぎしてたからいいルアーだ」

で終わらせるなら話は別ですが、ルアーが持つ真の価値を見出し、それを文章にするのはかなりのエネルギーが必要になるでしょう。

ルアーにも色々な「顔」があって
「わかりやすいルアー」
「特定の条件下で輝くルアー」
「本当にゴミなルアー」
見定めるには1回投げれば十分な時もあれば、一晩投げ倒して1匹釣ればだいたい分かる時もあれば、本当に理解するまで1シーズン必要な場合もあります(良いルアーほど長い時間が必要な気がする)。
また、そのルアーが何から生まれたのか、その背景・・・ルアーの場合は特に「何からパクったのかインスパイアされたのか」をリサーチする必要性もあります。
「パクりルアーとして有名なルアーをヨイショしてる」なんて恥ずかしい事になったらヤですよね。
このようにして、ルアーのインプレもロッドのように「買って・使って・釣って・感じて・発見して・調べて」なんて各プロセスを経てやっとのことで「そろそろ書けるかな」というステージに辿り着くものですから、意外と苦労するわけです。
もっとも、ロッドのように「言語化の苦労」が無いだけに難易度はぐっと下がります。

「よく飛ぶ・この○○アクションが効く・ヨレにさしかかるとドンッ!」

ね?簡単でしょう?

処理済~KIMG1634








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簡単なのはギア・ウェア・ジャケット。
これはもう、そのまんま。
ナイフとか、フィッシュグリップとか、ライトとか、レインウェアとか、数回も使用したらその利便性や快適性が分かるものです。
その耐久性については1シーズン終えたあとにセカンドインプレッションでもすればOKでしょう。

①アイテムを買った紹介記事
②数回使用後のファーストインプレッション
③1シーズン使用後のセカンドインプレッション

1つのアイテムで3回オイシイので、釣りブロガーにお勧めのインプレネタです。






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リールは実はもっと簡単。
家でクルクル回してスムーズだったらインプレ完了。
フルBB化作業を詳しい写真付きで記事化するのはハズレなし。
でもリールの新モデルは中々出ないし、新モデルのリリース直後でないと記事のインパクトが薄いし、リールはそうそう何個も頻繁に買えるものではないからブログネタ的にはギア・ウェア・ガジェット類より劣ります(笑)
せっかく買ったリールがもしスムーズじゃなかったら、それはそれで
「ダイワはもうダメ」
「シマノは終わった」
と怒気を帯びた文体にすればセンセーショナル度がUPします。

・・・ホントは、仮にリールに不具合があったとして、それが具体的にどういう問題なのか、どういう要素がトリガーを引いたのか、「自分が使ったけれど自分の責任ではない」という自己弁護要素を差し引いて分析するのはムズカシイです。
リールはシーバスタックルの中で唯一の「多数の部品からなる精密機器」なので、問題が「自分」なのか「リール」なのか、冷静な感情と正しい知識の両方を持っていないと原因の観測ができません。









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PEラインのインプレは?






・・・あえてランク外にしています

http://hakataseabasslure.blog.fc2.com/blog-entry-261.html

↑これは古い記事ですが、いまだにコメントが寄せられ続ける人気記事。
初期の「罵倒」コメントと後期の「同意」コメントのコントラストが鮮やかです。
PEラインは理由は定かではありませんが

「自分が使用するPEラインへの忠誠」

という問題が潜んでおり(ロッドやリールやルアーメーカーへ捧げられる忠誠心とは比較にならないほどのディープな”愛社精神”が絡んでいるようです・・・)、下手にネガティブ要素を書こうものならちょっとした騒ぎが起きる可能性があるのでご注意を。
決して「デュエルのPEはクソ」なんてダイレクトには書いてはいけません。



あ、念のためにもう一度書いておきます:


デュエルのハードコアX8はクソライン



デュエルのハードコアX8はクソライン


あ、大事なことなので2回書きました。


あ、いや、そういうことを言って記事を締めたいわけではないのです。


どんなインプレも「いいものはいい」「ダメなものはダメ」とハッキリ直言することがモノに対する・メーカーに対する・釣りに対するではないでしょうか


ストレートに物を言う・・・これが一番難しいのかも。
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Comment 1

2016.01.08
Fri
08:58

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

再開まってますよ!

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