スペーサーを取り入れたラインシステムを実験してみた

スペーサーとはショックリーダーとメインラインの間に噛ませる「第三のライン」のこと
何故そんな物をわざわざ入れるかというと・・・
根ズレ対策を強く意識したロングリーダーにすると、太いショックリーダーのガイド抜けが非常に悪くてキャスト時のライントラブルが起こるから
・・・・・スペーサーを間に噛ませることによってラインの逆テーパーを徐々に細くしてやり、ライントラブルを防止するのが狙い。
今回は数百円で入手できるお安いスペーサー用PE8号で実験してみました

今回の実験タックルは
15ソルティガ4500にウルトラジグマン3号
リーダーは80lbを3.5m
(このレベルだとまだロングリーダーとは言えないかもしれない・・・5mくらいは普通らしい)
ジグは80g
なにせスペーサーなるものを取り入れてラインシステムを構築するのは初めてなので、リーダーとスペーサーの結束部分をスプールまでには巻き込みたくない。
・・・となると、ほぼ自動的にスペーサーの長さが決定され、1.5m強に
ショックリーダーの長さを5mにしたり、ナイロンより硬くてガイド抜けが悪いフロロを使うのはもっと慣れてからで・・・
これがメインライン(PE3号)とスペーサー(PE8号)の結束
ミッドノット

そしてこっちがスペーサーとショックリーダー(デュエル・カーボナイロン80lb)の結束
同じくミッドノット

この結束は珍しく失敗というか、PE8号の太さを過小評価してしまって、いつもの感覚で締め込みをしたら長くなりすぎた・・・
ま、とりえあず、フルキャスト
をすること十数回・・・
トラブルは一切無しで終了しました^p^
リーダー結束に嗜みがある方ならばお分かりと思いますが、結束部分を含めたリーダーをガイドに引き込めば引き込むほどキャスト時のトラブル率は増加します。
それは必ずしも結束部分がガイドリングと干渉してイタズラしているわけではなく、太いリーダーがガイドを抜ける速度よりその後ろのPEラインがガイドを抜ける速度が速いからです。
特にキャスト時にロッドが一番曲がるところで暴れやすく、ヘタするとそこでプッツンしますよね。
ところが今回、スペーサーを挟んでにラインの太さの変化を徐々にしてやると、予想以上に滑らかにガイドを通り抜けていくことが判明しました。
こんなブッサイクな結束部分を

ラインローラーのちょと上まで引き込んでもw
うわ、これ、癖になるかも・・・
ショックリーダーをスプールまで巻き込める結束サイズにすればトラブルレスのロングリーダー5mは全然夢じゃない。
普通のシーバスには必要ないけれど磯ヒラにはアリだと思う
いままでの2m程度のリーダーで不自由はしてないけれど、釣行後にメインラインを調べるとリーダー近くが傷んでいたことはよくあった
やっぱり海が荒れてるとビビッて立ち位置が奥になるからキワで痛めてるみたい(笑)
勿論、浅瀬で大物が走った時の保険にもなる
ヒラスズキ用にはこれで:
PE2号→スペーサー6号→リーダー40~50lb(3~5m)
青物狙いだとこんな感じか:
PE3~4号→スペーサー8~10号→リーダー80~100lb(5mを目安に)
「スペーサー」なんて言うとなんだか異世界のアイデアっぽい響きがしてますが、何ということはない・・・・太いPEを調達するだけ、結束を1回多くするだけの単純システムでした。
たったそれだけで憧れのトラブルレスロングリーダーの世界が!
要は慣れなので、まずは練習を。
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