BOUZ C3 SHORE11 セカンドインプレッション - シーバスロッド

BOUZ C3 SHORE11 セカンドインプレッション

 29,2016 10:17
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BOUZ C3 SHORE11 ファーストインプレッション
http://hakataseabasslure.blog.fc2.com/blog-entry-563.html


このロッドは異様に運が悪く、魚らしい魚といえばまだ1匹のシーバス(80cm)しか上げていません・・・

なので今回もまた掛けてからのフィーリングより、キャスティングとロッドアクションをメインとした情報を軸としてまとめていきたいと思います。




まず、最初に結論からいいます。

純粋なヒラスズキロッドとしてSHORE11を求めるのは、よほどのBOUZ愛好家ではない限り、止めたほうがいいと思います。

何故ならばこのロッドは純粋なヒラスズキロッドではなく、明らかにヒラスズキより強い魚をも視野に、磯から獲れるフィッシュイーター全般をターゲットにしている汎用ロッドだからです。

ヒラスズキを掛けても楽しくない、という意味ではなく・・・(ここがBOUZロッドの面白い所なんですが・・・ロッド自体の限界はもっと上なのに、ヒラスズキやマルスズキでも十分曲がってその釣味を楽しめる)・・・純粋なヒラスズキロッドには必要のない機能が備わっているので、ヒラスズキオンリーと決めている人ならばそれが「贅肉」として感じられることになるかもしれないからです。

逆にヒラスズキだけでなく、ブリ・ヒラマサ・カンパチの御三家を始めとする青物全般を真剣に考えていて、なおかつ「1本でなんでも」という方には最高のロッドだと思います。


得意ルアー:青物プラッギング編


はっきり言ってそんじょそこらのジギングロッドよりプラグの操作性が高いです。

このロッドなら2時間でも3時間でもポッパー/ダイペンを使ったプラッギングゲームを続けることが可能です。

偶然の産物とみるよりは、明らかに意図して造られたテイストとみるべきでしょう。
この高い操作性は、青物を真剣に狙ってもよいロッドであるという、間接的な証拠じゃないですかね。


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自分はグリップエンドが長いほうが大好き人間なんですが、流石にこれは・・・


ヒラスズキロッドとして長すぎじゃないの!?


と思います。
(磯際に立つのが危険な場合とかありますよね?そんな時はこのグリップエンドの長さがアダとなる)


が、


青物プラッギングをやるとこのエンド長の意味がすぐにわかりました。

ティップの張り加減がジギングロッドのプラッギングモデルのそれと似ているのと相俟って

めっちゃプラグが操作しやすいんです。

ただし、前述の通り、これが「贅肉」として感じられる場合もあるわけです。

自分は磯で何を狙っているのか、その海域にはどんな奴が潜んでいるのか、冷静に考える必要があります。





キャスティングが快感といえるレベルの青物プラグ重量の下限は30g程度(勿論30gより軽いルアーも問題なくキャストできますが、ブランクのポテンシャルを引き出すプラグの重さは30gくらいから)。

フィードポッパー120が30gなのでフィードポッパー120をベストマッチの下限すとすると・・・

ローデッド140が恐らく最高にマッチする重量・・・43g

FCLLABOのEBISC180が70gでスペック通り、ほぼ限界に近い印象を受ける。

ところがファットなボディーの別注平政160は57gだがフルキャストには躊躇いが出ます。

つまり50gを超えるプラグは重量と形状(小型/スリムか大型/ファットか)で判断というところ。

まあ、ブリット145やラフトレイル148のような定番を投げられない、ということは絶対にありません。


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得意ルアー:ヒラスズキ編


ファーストインプレッションで書いていますが、下は裂波120から快適に投げることができます。

裂波120のようなヒラスズキルアーとしては小型のものから・・・
裂波140クラスのスタンダードなサイズは勿論のこと、アイルマグネット125DBやK2F142まで当然OKです。
色々投げてみましたが、やっぱりアイルマグネット125やK2F142のような、30gに近い大型ルアーが気持よく飛びますね。



磯では逆風でなくても飛行中に横風の影響を受けて失速してしまいがちですが、K2Fやアイルマグネットのような風を切り裂くタフなルアーにベストマッチなロッドは中々ないと思います。
バイブ類は全般的に得意で、レンジバイブでも鉄板バイブでもなんでもござれ。



ジギング編


自分がよく投げるのは

撃投ジグ60~80g
俺のシャバジグ70g
シーフラワー80g

60gだとまだまだ余裕があるが、80gだと少し遠慮が働いてしまう・・・ジグのキャスティングはそんな感じです。
ジグの操作感についてはファーストインプレッションを参照のこと・・・このロッドよりシャクリが快感なジギングロッドには出会ったことがないです。





合うリールは?


無印ツインパ4000やセルテート3000クラスだとバランスが取れません。

自重400g級のリールを合わせることを前提に重量バランスが配分されていると思います。

よって合うであろうリールは:

・ステラSW5000/6000
・ツインパSW5000/6000
・ソルティガ3500/4000
・キャタリナ3500/4000
・セルテートHD3500/4000

この5つに絞られると思います。

今は15ソルティガ4000H(自重440g)を合わせていますが、明らかに13セルテ3012H(275g)や11ツインパ4000XG(315g)装着時より疲れません。

因みにこれは全BOUZロッドに共通することですが、ロッドの締込具が金属製なので、使用しているとリールフット上部の塗装が傷つきハゲ落ちます。
磯で使うリールなんて、どのみち傷だらけになると思いますが気になる方は要注意です。


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ティップの入りとベンディング


この項目はまだ魚を積み上げてクリアせねば書けないので、自分に残された課題です。

が、ベンディングについては一言。

低弾性ロッドの特性として、(感度の鈍さと引き換えに)魚が掛かったら実に素直な曲がりを見せてくれます。

ブリやヒラスと互角に戦えるパワーを備えつつも、マルスズキ・ヒラスズキを相手にしてもグイっと曲がって意外とスリリングなんですよ。

曲がることによって、釣りを楽しむための感情要素を殺さず、しかもパワー過剰なバラシマシーンにもなっていないんです(かといってノサれているわけでも主導権を握れないわけでもない・・・そこはBOUZオーナーだけが知る楽しみw)。






キャスティングの弱点


前回のインプレッションでは気が付かなかった点を少し。

いきなりですが、想定問題です:



SHORE11を持って磯に降り立つと強い風が吹き曝しているとします。

A) 重量級のルアー(アイルマグネット125DB)を投げる

B) スタンダードなルアー(裂波140クラス)を投げる





A)の場合、SHORE11のキャスタビリティーは第一線級です。

ところが・・・

B)の場合、どうしてもブランクの弾性とテーパーが災いして、高弾性ファストテーパーの”いまふうのヒラスズキロッド”に比べて飛距離・キャスト精度が出にくくなります。
古いロッドですが、ウルトラファストテーパーと呼ばれるオシアARC1006と比較してみると一目瞭然でした。

A)の場合、ブランクのパワーとルアーの重さが強風を捩じ伏せるカタチになり、キャスタビリティに関しては純粋なヒラスズキロッドにも引けをとらないと思いますが、標準的なサイズとウェイトのルアー(あるいはそれ以下のルアー)だと風を切り裂くようなキャストが中々できません。

やはり、このロッドのルアーウェイトのベストマッチは上述のように・・・30g・・・いや、ヒラスズキ用のルアーのコンパクトさを考えると24gか25gから上でしょうか。

となると、現行のヒラスズキルアーで、どこでも入手できるようなルアーの選択肢はぐっと縮まるわけですね。
アイマでいうと剛力130しかない。

上の「得意ルアー:ヒラスズキ編」で書いたこととやや矛盾していますが・・・

多少の風なら裂波120~140を快適に投げることができるけれど、それ以上のタフコンディションになると途端に軽いルアーのキャスタビリティが落ちると理解してください。


ヒラスズキに限らず捕食者が「小さいルアーにしか反応しない」という事は普通にありえるわけですが・・・

そういう時、純粋なヒラスズキロッド(さっきから何回も『純粋ヒラスズキロッド』なる言葉が登場していますが・・・例えば・・・ヤマガのBallistick HIRA 107のようなロッドの事だと思ってください)であるならば多くのオプションから対処方法を選べるのに、SHORE11の場合は鉄板バイブしかありません。

この辺りの事情が、ヒラスズキだけを狙うか、それとも磯に現れる全ての魚を獲りたいのか、使い手のスタンスによって評価が分かれるポイントだと思います。




あ、大切な情報を書き忘れていました・・・これは弱点ではなくキャスティングの長所なんですが、

チタンKガイドはトップガイドまでの径はいずれも大きく、ロングリーダーの使用が考慮されています。

スペーサーを使うという前提ですが30~50lbのリーダーを5m程度を確保することが可能です。

根ズレの悩みについてはラインシステムの研究と熟成も必要ですが、ロッドから考えることも大切です。

その意味ではSHORE11は許容範囲が広いロッドです。


サードインプレッションに続く



やっぱり魚をもっと釣ってもっとロッドを曲げないとね^p^


これまたファーストインプレッションに書いたことですが、BOUZのロッドはイマドキの主流からかけ離れた個性的なロッドなので、購入をちょっとでも考えている人がもしいるとしたらいきなりSHORE11を買おうとするよりは、最初はSHORE8-1/2なんかでBOUZを”試食”したほうが話が早いし経済的にも安全だと思います。


それでも尚、このロッドが気になるのならば・・・サードインプレッションにご期待ください。


以上、セカンドインプレッションでした。


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