スタジオオーシャンマーク オーシャンスナップ - ギア・ウェア・ガジェット

スタジオオーシャンマーク オーシャンスナップ

 01,2016 11:52
DSCN0949.jpg



「最強のスナップ」 と言うけれど・・・



現実はやはり甘くない。


シーバス用と青物用、両方のサイズのインプレです。





知識と経験を積み、アングラーとしての腕が上がって釣りへの見識が深まれば深まるほど

「スナップ」

というアイテムに関して妥協しなくなります。

単純な強度は当然のこと、スナップの形の違いによる可動域の差、スナップの重量がルアーのアクションに与える影響、耐久性、単価、etc ・ ・ ・ ・ 

実に様々な見地から選びようがあるわけです。


「スナップなんか何でもいいよ


なんて素敵な事をおっしゃる人がいたら、その人の釣りのレベルは「その程度」だと思って差し支えないでしょう。

どんなスナップでも違いが無いなんて、鈍感でトンチンカンなことを口にだすのは、例えるなら・・・・オカモトやサガミオリジナルの激薄0.01mmと生産国不明の得体のしれぬブツでも装着したら結局同じだよ、と言っているのと同じです。

そんな人は童貞か、鋼の○○ポを持っている人か、危機管理の意識がない人でしょう。



自分はカルティバのクイックスナップ1.5号をシーバス用として愛用しています。



1号だと弱すぎ、2号だと大きすぎ。

1.5号だと湾奥でスーサンを使う釣りからサーフで40gのメタルジグをフルキャストする釣りまで、実に幅広くカバーしてくれる魔法のスナップです。

因みに1号は弱すぎて論外ですね。
2号はより大型で強度がありそうに見えて、ルアー着水時の衝撃による変形に弱く、自分が意図する使い方にはあまり意味がありません。

1.5号が神のスナップです

でも、このクイックスナップ1.5号も完全無欠の万能スナップというわけではなく、強度に限界があるわけです。

例えば、ペニーサック140初代を投げるとき。

例えば、ストリームデーモン160を投げるとき。

こういう大きく重いルアーを大遠投すると、着水時の瞬間的な衝撃は馬鹿にならないわけですね。

仮に衝撃で口が開かなかったとしても、大物が掛かった時に微妙に変形したスナップが最大の弱点として露呈することも十分ありえるわけです(というか、ある)。


※※重要※※
データというよりは個人的な経験則によるものですが
スナップの開口・変形をもたらす一番の原因は、メタルジグのように終速が衰えにくいルアーが高速で水面に衝突する時です。
物理的にも重量が高まるより速度が高まるほうが運動エネルギーとしての威力が高まります。
ペニーサックやストリームデーモンはボディがバルキーで着水時の衝撃が大きいように思えますが、そのボディの大きさが終端速度を衰えさせるのでサミング次第では衝撃を小さく抑えることが可能です。




そこで欲しくなるのが単純な引張強度は勿論のこと、衝撃に強いスナップ。



クイックスナップほどイージーでなくともいいけれど、それを遥かに上回る強度面の信頼性が欲しい・・・



衝撃による開口・変形のリスクを考えると、所謂「スナップ」のカタチ(つまり開口部位が存在したら)をしていたら、要求される強度の実現は難しくなるのは自明の理。

それならば「装着・脱着しやすいスプリットリング」をスナップとして使えないかという考えに辿り着くわけですね。


この手のアイテムのもう一つの雄がBOUZプロダクションのBOUZリング。




そして今回インプレするのがスタジオオーシャンマークのオーシャンスナップです。




スタジオオーシャンマーク公式HPによると

・OS3/S
・OS3
がシーバス用で

・OS4
・OS5
・OS6
が青物用

http://www.studio-oceanmark.com/products/OS.html




さて、実釣によるインプレですが・・・


DSCN0512_20160401111232ab0.jpg


シーバス用(OS3S/OS3)は

○ 強度
○ アクション
○ 装着
△ 脱着
× 変形に対する耐久性

装着はいいけれど脱着にやや難があり、現場でプライヤー要らずの交換が出来るというわけではない。
当然のことながら強度自体はしっかりしているし、心配していたスナップ重量が与えるルアーアクションの変化も、ペニーサックのような大型ミノーは勿論のこと、平均的な120mmクラスのフローティングミノーにはさほど影響が無かった(OS3)。

が、



欠点・・・



しかもかなり致命的な欠点を発見。


プライヤーを使った開閉による変形が起こることがある。


しかも、けっこう発生しやすい。

ルアーチェンジ頻度を落とすからそのトレードとして強度を上げたい、という単純な図式がここで崩れる。

ルアーチェンジの頻度を落とす云々ではなく、交換作業そのものにリスクが発生するというのは如何なものかと、そう思う次第であります。






DSCN0952.jpg

装着はいいけれど・・・







そして青物用(OS5か6)はというと・・・

○ 強度
△ アクション
△ 装着
× 脱着
△ 変形に対する耐久性

何が惜しいかといえば、アシストフックを付けた無溶接リングが非常に絡みやすくなるということ。
アシストフックの無溶接リングをジグのラインアイの左右に1個ずつ、なんて配置にすると・・・・ジギングに集中することは不可能になります(苦笑)


DSCN0955.jpg


シーバス用は素材の細さが開閉時の変形に対する弱さとなったが、青物用は素材の太さがアダとなって、脱着がさらに煩わしいものになっている。
よってジグの交換あるいはアシストフックの交換(脱着操作)が非常に面倒になり、どうしてもこのアイテムを使うメリットを見いだせない。

ただし、青物プラグで使う際はアシストフックの絡み問題がないし、リングの可動域を使ったアクション・操作性の向上がありえるので、アリといえばアリかもしれない・・・リーダー直結のループさせた結束より安定するかも。



結論としては、このスナップ(のようなリング)はまだ改善の余地がある発展途上のアイテムでしょう。


たとえば、平打ち処理をして強度を上げるとか

たとえば、脱着用の先端を加工してほんの僅かな隙間を作るとか


自分ですら思いつくポイントがいくらでもあります。


それがなされていない現状は「ルアー交換のためのスナップ」というよりは、「リーダーと直結しないためのリング」・・・つまりはスナップというよりただのスプリットリングに近い性質の物のように見えます。





要するに・・・

わざわざこれを買う価値を見出だせないということです。








たかがスナップ、されどスナップ。




安価で、地味で、その多くは使い捨てにされるアイテムだけど、妥協は、ダメ。



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Comment 10

2016.04.01
Fri
19:23

貧弱 #-

URL

ぼらおさんの使用感に対する記事を読んで以来、耐力スナップを愛用しています。
バス釣り出身の私としてはルアー購入時
ラッキーリングに全交換し、交差部以外への直結こそ
完全なる強度確保と信頼しておりました。
が、フラットで開けた場所は頻繁に結び替える必要性もなく、
楽する方を選びました。

収納とか諸々余裕があれば、ルアー自体にリーダーを結んで
仕掛けと見做して携行するのが吉なんですかね。

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2016.04.02
Sat
01:32

元ロン毛 #-

URL

山口の瀬戸内海だと

軽いルアーが基本なので1号でもモウマンタイ!か?
重いルアーを使う時は音速スナップ使ってます、破断強度があってかつ簡単には変形しません。
が、人の作った物ですから何かしら不具合が出るかも知れません。

編集 | 返信 | 
2016.04.02
Sat
13:05

ぼらお #-

URL

Re: 山口の瀬戸内海だと

> 軽いルアーが基本なので1号でもモウマンタイ!か?
> 重いルアーを使う時は音速スナップ使ってます、破断強度があってかつ簡単には変形しません。
> が、人の作った物ですから何かしら不具合が出るかも知れません。

不器用な自分は1号のような小さなサイズを扱っていると使う前に変形させてしまいます(実話)

音速スナップはジグ用に試してみましたが、50~60gのジグを境にやはり着水の衝撃で変形しますね。

30gのジグならクイックスナップでOK、40gのジグなら迷うところ・・・

結局「ライト」がつかないジギング(60g~)ならば、スプリットリング+無溶接リングの組み合わせがもっとも無難という結論に達して今に至りますw

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2016.04.03
Sun
02:55

シェンカー #-

URL

僕もシーバスやヒラメ等ではカルティバ クイックスナップ1.5号を愛用しております。

ショアジギに至っては、平打リングにスプリットリングを通した物がベストだろうと思い冒険はしておりませんが、ルアーを簡単に交換する目的でスナップ使ってるのに・・・?

スナップやリング、フック等は素人目に見ても???な製品がかなりあると思います。


怪魚ハンター ボンバダテルさんのボンバダスナップと言うのが気になってはいるのですが、値段が高いし、怪魚ハントではショアジギみたいに重いルアーは使わないっぽいのでまだ挑戦はしてません^_^;

結局、金属で出来てる製品は1回でも開くと強度はかなり落ちるので2、3回ルアーチェンジしたら使用に耐えない強度になるのか、10回20回ルアーチェンジしても大丈夫そうなのか?(僕の場合は10回ルアーチェンジする間にルアーロストしてます・・・)ある程度妥協しながら使ってます。




編集 | 返信 | 
2016.04.03
Sun
06:04

魚変態 #B9rg/QY.

URL

初コメ失礼します。
いつも楽しく拝見しております。

マリアさんのファイターズスナップはいかがでしょう?

自分はカルティバ→音速→マリアと使ってきましたが、40gのジグを連投するような釣りでは今のところこのスナップの変形は見られず、かなり頑丈な部類だと思うのですが…

編集 | 返信 | 
2016.04.03
Sun
09:55

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> 初コメ失礼します。
> いつも楽しく拝見しております。
>
> マリアさんのファイターズスナップはいかがでしょう?
>
> 自分はカルティバ→音速→マリアと使ってきましたが、40gのジグを連投するような釣りでは今のところこのスナップの変形は見られず、かなり頑丈な部類だと思うのですが…

このスナップは使ったことありませんが、マリアの小物類は安くて信用できるものがおおいですよね。
今度試してみようかな・・・?
マリアのスプリットリングはデュエルのスプリットリングと一緒に愛用してます。

編集 | 返信 | 
2016.04.03
Sun
10:32

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> ぼらおさんの使用感に対する記事を読んで以来、耐力スナップを愛用しています。



耐力スナップいいですよね。
可動域が大きくて動きが滑らかで。




> 収納とか諸々余裕があれば、ルアー自体にリーダーを結んで
> 仕掛けと見做して携行するのが吉なんですかね。



最近のルアーの多くはスナップが装着されていることが前提で設計されていると思います。
何故そうなっているかというと、ラインアイ直結だとクリンチ系のガチガチな結びをされるのか、ループノット系の動きに余裕のある結束をされるのかでアクションが変わってしまい、設計者が意図するルアーの性質をわからない・能力を引き出せない人が出てくるので、「スナップ」という共通の言語で統一を図っているんですね。

時々ひとさまの結束をみることがありますが、びっくりすようなルアーとラインの結び方をしている人が世の中には存在するんです・・・

強度の確保は確かに大切ですが、強度ばかりに囚われていると「ルアーのあるべき姿」から離れてしまうので妥協は必要なんじゃないかなー・・・っと最近思ってます。
勿論、ラインとルアーの結束云々でその魅力が失われることはない、「キャパの大きい」「包容力のある」とか形容されるルアーも数多くありますが・・・傾向としてはより繊細になってきているんじゃないでしょうか?

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2016.04.03
Sun
13:09

初心者8 年目 #-

URL

ぼらおさんお久しぶりです。

スナップですが、自分も魚変態さんと同じくマリアのファイターズスナップの#1をもう4年ほど愛用しております。
このスナップは#1で90lb(ホントかよ…)という強度に加え、昨今の強度を重視したスナップにはなかなか無い、ローリングベイトやTKLMのようなスナップが通りにくいアイでもわりと通しやすく出来ているスナップだと思います。
強度に関しては、ペニーサック初代やジョイクロ148等のシーバスルアーの中ではヘビー級のルアーを投げても開いてしまったことなど皆無ですし、80後半のランカーシーバスとドラグほぼロックのファイトをしてもスナップが変形したことなど今のところ一度もありません。(そのかわりフックは3番でも伸びますが…)

ルアーの動きに与える影響は自分はあまり気にしないタチなのでなんとも言えません(-_-;)
でもちゃんと魚は釣れていますので心配するほどではないかと。

高いものではないので興味がありましたら手に取ってみて下さい。

編集 | 返信 | 
2016.04.04
Mon
08:46

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし


> 怪魚ハンター ボンバダテルさんのボンバダスナップと言うのが気になってはいるのですが、値段が高いし、怪魚ハントではショアジギみたいに重いルアーは使わないっぽいのでまだ挑戦はしてません^_^;

ぐぐってみました。

カルティバの耐力スナップの素材を強くしヤツっぽいですね。
こういう品物はどれだけ実釣テストを繰り返したがモノをいうので、怪魚ハンターに鍛えられたこは多分イイやつだと思いますよ!

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2016.04.04
Mon
08:48

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> ぼらおさんお久しぶりです。
>
> スナップですが、自分も魚変態さんと同じくマリアのファイターズスナップの#1をもう4年ほど愛用しております。
> このスナップは#1で90lb(ホントかよ…)という強度に加え、昨今の強度を重視したスナップにはなかなか無い、ローリングベイトやTKLMのようなスナップが通りにくいアイでもわりと通しやすく出来ているスナップだと思います。
> 強度に関しては、ペニーサック初代やジョイクロ148等のシーバスルアーの中ではヘビー級のルアーを投げても開いてしまったことなど皆無ですし、80後半のランカーシーバスとドラグほぼロックのファイトをしてもスナップが変形したことなど今のところ一度もありません。(そのかわりフックは3番でも伸びますが…)
>
> ルアーの動きに与える影響は自分はあまり気にしないタチなのでなんとも言えません(-_-;)
> でもちゃんと魚は釣れていますので心配するほどではないかと。
>
> 高いものではないので興味がありましたら手に取ってみて下さい。


今度マリアのファイターズスナップと(みかけたら)ボンバダスナップを試してみます!
ナマの情報ありがたいっす。

編集 | 返信 | 

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