ロケットベイト95 - シーバスルアー:シンペン

ロケットベイト95

 05,2016 11:44
ロケットベイト95

メーカー:アイマ
カテゴリー:シンペン・ジグミノー


DSCN1877.jpg


評価

このルアーの真髄はその応用力にある。
川で、河口で、サーフで、磯で・・・このルアーをみて思いついたメソッドのほぼすべてを実現化できる。
フィールドとメソッドが多種多様ならば、狙える魚も多種多様。

しかし究極的にはこのルアーはシーバスルアーであり、本質は

「シャローを引けるぶっ飛びジグミノー」

であるということに集約される。

ただし、リトリーブスピードとその感覚に慣れるまでは、どういう使い方をしていいものなのか(あるいはどの使い方が『釣れる使い方』なのか)よくわからず不安になり、集中力の欠如に繋がるリスクがある。





適性

サーフ   ★★★☆
内湾干潟   ★★★★☆
河川/河口  ★★★★★
磯      ★★★
漁港/港湾  ★★★

タイトでテクニカルな小場所以外、ほぼ全域で使えます。
ただし、波の気が強いフィールドや、かなり早く巻きたいシチュエーションだとそのアピール力や操作性に限界があります(後述)。


キャスティング

飛距離 ★★★★★
飛行姿勢 ★★★★★
キャスタビリティー ★★★★☆

自重22g
この手のルアーにありがちな1oz級(あるいはそれ以上)のヘビータイプではなく、使えるロッドの選択肢も広い。
固定重心でラトル等はナシ。


レンジ


アイマ曰く:

[レンジ] 5~100cm

とのこと。

おもいっきりスローに引けばレンジを落とせますが、「ちょっとスローに」程度だと水面下30~50cmくらい、早めに巻くと水面直下で、このあたりのレンジが普通の使い方だと思います。
その重量と形状から予想されるより遥かに浮き上がりやすいので、根掛かりを怖がらずに使えます。

(実績が無いにも関わらずこのルアーを最初から2個買ったのは、きっと根掛かりするだろうと思ってその対策に・・・杞憂でしたけど)


DSCN1878.jpg


「水面に飛び出すことを防ぐリップ」といわれていますけど、早すぎると普通に水面を割ります。
一般的なシンペンの表層リトリーブと違い、ロケットベイトはそのリップが水を掻くので水を割ると暴れる・・・だから早すぎ&上すぎはNG。
頻繁に割らせているようならば適性スピードから外れていることを自覚して修正する必要性アリ。
人によっては慣れるまで時間がかかるかも?


アクション

アクション ★★★★★

ローリングベイトとマニックを足して2で割り、そのリップで「ルアーを浮き上がりやすくしたが水面には出にくくした(出ると暴れる)」という性質を付与されたルアー。
早巻きするとウォブリング要素が多少出てくる。

よく飛ぶので遠投が必要な釣りにはほぼ何にでも適性があり、リトリーブスピードとレンジは(慣れさえすれば)自由。
アクションは食わせのワイド&ハイピッチローリング。


神憑ったルアーコンセプトに見えますが、完全無欠のルアーというわけではありません。
ウォブリング要素があまりないために(特に外海での使用で必要な)強いアピール力が備わっておらず、河口でもサーフでも磯でも狙いはしっかり選びタイトに射抜かねばその効果は半減するとでしょう。
一般的なジグミノーは超早巻きやロッドアクションによる演出が可能で表層レンジの攻略ができるのに対し、ロケットベイトはリップの存在が仇となってアクションとレンジの両面で限界があります。
早巻きはある一定の域まで可能だけれども、超早巻きは不可。

使い手がロケットベイトの性質を理解してやることが大切ですね。

尚、アイマからヒラメ専用カラーが出ているのでさぞかしヒラメにも有効なルアーっぽく感じられますが・・・これにはやや疑問点が。
一度ヒラメに使ってみましたが、サーフヒラメに必要な手返しの良さがありません。
また、ローリングオンリーのアクションは波の気があると(ただでさえアピール範囲が狭いのに)果たしてこのルアーはヒラメが見てくれているのだろうかと不安になってしまいます。
ヒラメに使うならば河口とか、ベタ凪の日のシャローサーフとか、コンディションを選ぶと思います。
外海でも使えますが、どちらかと言えば内湾系のルアーかもしれません。


DSCN1858a.jpg


フックチューン


デフォルトではフロントが#6、リアが#4の変則パターン。
スイム姿勢に角度がついているのでリアを強くしたようです。
フロントは#5でも#4でも強いフックに交換して問題ないかと思われます。


ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★★

福岡では何故か珍しいルアー。
カラーに拘るなら通販。


使い方

ユーティリティ ★★★★★

色んな場所で色んな使い方があると思います。
「ここでこういう使い方をしてくれ」というヒントが書かれない所に、開発側の意図があると思います。
ここまでバーサタイルなルアーが出たことはここ最近にはなかったのではないでしょうか。
ただ、レンジがレンジだけに、シャローでの使用が合ってるかも。
(自重がソコソコあるので「落としてボトムを取る」という行為も可能だがリトリーブによってすぐに浮上する)


総評

最終評価 ★★★★☆

新作を乱発しては生産停止を繰り返すことが多かった最近のアイマルアーのなかではピカイチの出来。

リトリーブスピードとレンジのコツをつかむまで、それから一匹を釣ってこのルアーに対する自信を深めるまでのハードルがあって、それを乗り越えられるかどうかがこのルアーの評価の分かれ目。
ユーザーへのフレンドリーネスでいえば、一般的なジグミノー(スライドベイトヘビーワンとかアダージョヘビーとか)のほうがよっぽど優しいでしょう。

ロケットベイトは使い手にオートマの自動性とマニュアルの操作感を同時に与えてくれる革新性・独自性があって、よく釣れるのみならず、「このルアーで釣ってやった」というある種の満足感を与えてくれるルアーです。







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Comment 4

2016.06.06
Mon
08:00

遠州灘大漁♪??? #-

URL

おはようございます。
先日もフグとアオサだけで当たり無し(ヒラメ~どこ?)
ヒラメ狙いの場合も書いていただき有難うございます。
参考にさせていただきます。
(でも中古で安かったらいつのまにか手に持ってレジへ。。。)
釣ったヒラメより買ったルアーの方が10倍多い(涙)

ではでは

編集 | 返信 | 
2016.06.09
Thu
07:46

フェラ井 #-

URL

このルアー、シマノ製品のPRとアイマ製品のPRで矛盾することを平気で言う辺見なんちゃら氏が動画で使用してたので、ハナから使うつもりも検討する気も無かったのですが(動画もすぐに観るの中止)、気になってきてしまいました。塗装の強弱はまた別の話として、アイマのカラーラインナップはとても私好みでたまらんのですよ。

ちなみにシブミは辺見なんちゃら氏がだいぶ深く関わっとるようです。

編集 | 返信 | 
2016.06.09
Thu
19:09

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> おはようございます。
> 先日もフグとアオサだけで当たり無し(ヒラメ~どこ?)
> ヒラメ狙いの場合も書いていただき有難うございます。
> 参考にさせていただきます。
> (でも中古で安かったらいつのまにか手に持ってレジへ。。。)
> 釣ったヒラメより買ったルアーの方が10倍多い(涙)
>
> ではでは


極端な早巻きをしなければ使えると思います!

水面は割らないし、ウォブリングが出はじめる微妙なスイートゾーンがあって、それをキープできたら・・・

編集 | 返信 | 
2016.06.09
Thu
19:30

ぼらお #-

URL

Re: タイトルなし

> このルアー、シマノ製品のPRとアイマ製品のPRで矛盾することを平気で言う辺見なんちゃら氏が動画で使用してたので、ハナから使うつもりも検討する気も無かったのですが(動画もすぐに観るの中止)、気になってきてしまいました。塗装の強弱はまた別の話として、アイマのカラーラインナップはとても私好みでたまらんのですよ。
>
> ちなみにシブミは辺見なんちゃら氏がだいぶ深く関わっとるようです。

このルアーは奥が深いですね・・・それが意図したものか偶然の産物なのかは別として。

流れを釣る釣りに相性がいいですし、ストラクチャーを狙うルアーとしてもかなり有効。

一度騙されたと思って川で使ってみれば、その価値がわかると思います。

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