早起きのための体調作り - 初心者に読んでほしい思考・行動

早起きのための体調作り

 07,2016 12:54
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秋・・・シーバスに限らず、ショアからルアーで狙える様々な魚が活発になる季節です。


それは越冬の準備であったり、産卵への備えであったり、春先に孵化した当歳魚が活発に捕食を始める時期だったり、イワシを始めとするベイトが大量に発生していたりと、理由は色々ありますがそれが何にせよアングラーにとっては嬉しいことにはかわりありません。
勿論、厳冬期(メバルやアジなど)に盛んに狙われるようになる魚種や、酷暑下の夏がベスト(マゴチやチヌなど)だとされる魚種もありますが、一般的に1年を通して最も「色々な魚を楽しめる」といわれるのが秋です。


春はまだ水温が低いことと、バチにせよハクにせよ主なベイトが夜に活発化することが相俟ってナイトゲームがメインの釣りになります。
ところが秋は水温が抑えられている朝方にベイトが活発に動くことがあって、魚達の目が夜モードから朝モードに変わるか変わらないかの時間帯にトンデモないフィーバータイムが来ることがよくあるのです。
それはシーバスかもしれませんし、青物かもしれませんし、フラットかもしれません。
フィッシュイーターが釣れなくても、堤防ならサビキ仕掛け、サーフなら投げ釣り仕掛けを用意していれば、アジなりキスなりはほぼ間違いなく釣れます。


要するに、秋の朝は釣れるんです。


そこで大切なのが・・・早起き


秋の朝の釣りにおいては「早起き」とは南葛小における翼くんに対する岬くんの存在とか、VI号戦車における8.8 cm FlaKの意義とか、2001年サンドニのフランス戦における日本代表の中での中田英寿の重要性とか、まぁ、そういうモノです。


いくら日が昇るが遅くなってきたといっても、夜明け前に釣り場について準備を完了する・・・しかもそれが突発的な1日の釣りではなく、連日通うような持続的な釣りをするとなると、体調管理・早起きのためのコンディション作りが非常に大切になってきます

早起きの重要性のおさらいと、早起きの習慣を身につけるためのコツを追っていきましょう。




早起きで優位な場所を確保

秋の朝の釣りは回遊を狙い当てるという要素が非常に高い釣りです。

つまり、回遊がまわってきやすい場所を確保する必要があります。

港湾埠頭・漁港・地磯・サーフ、どこにでもそういう「いいポイント」というのが存在します。
当然、「いいポイント」には人が集まります。

平日の出勤前の釣りであれば釣り場を確保する競争はさほど熾烈ではないかもしれませんが、ランガンする余裕がないのが平日の朝。つまりは時間効率の面で「いい場所の確保」は必要です。

また、休日なら釣り人で埋め尽くされるまえに場所を取らねば竿を出すスペースすら無いということも十分にありえます。

夜明けを迎えてから「さあ釣るぞ!」という体で意気揚々と現れるも、釣り人によってビッシリ埋め尽くされたフィールドを見て途方に暮れるが、他にポイントを知らないので失礼な割り込みをするしかない・・・

・・・よくある光景です。

夜明け前に釣り場に着いて自分のスペースを確保するというのは秋の釣りにおいては決して見過ごせないファクターで、むしろ人より30分早く現場に着くだけで有利になるなら早起きをしない理由がないでしょう。


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マズメタイムはフィーバータイム

秋の朝がフィーバータイムになりやすいのは主に2+1つの理由があります。

1つは、まだ気温も海水温が高い秋においては、朝方はもっとも水温が魚にとって好ましい温度である可能性が高い・・・ということ。

え、ソレって日が沈んだ夜のほうが涼しくて適温なんじゃないの?

と、思われがちですが、実は地表の放射冷却が始まって気温が冷え込むのは時計の針が日付を跨いでから・・・大体朝の2~3時頃で、その影響を受けやすい海面近くの水温が下がるのはそれよりもうちょっと先の時刻・・・つまりは朝マズメの時間帯です。


もう1つは、夜あまり活動しない魚たちが水中の光量の変化を察して活動を始める時間だから・・・しかもベイトとなるような魚は群れで固まって夜を過ごしている場合が多く、朝方はベイトが散って居ない可能性が高いから。
自然界においては当然の事ですが、フィッシュイーターは「エネルギー効率」を重視するため、この時間帯の捕食行動を好みます。

・・・しかも夜から朝に変わりゆくこの時間帯、彼らは目の調整が上手くいかないのか、捕食者は多少の違和感を無視して何でも食べようとするし、被捕食者は危険を察知しにくいので食べられやすいというルアーアングラーにとって都合のよい条件が揃うわけですね。


あと1つは・・・これはシーバスとは関係のない話ですが、多くの青物は夜に捕食行動をせず、水中に陽が射してから活動を始めるので朝は腹が減っていて食い気が立っているということです。


朝マズメは釣れるというのはベイトとフィッシュイーターの両方の生活史から論理的に説明できているんですね。


勿論、陽が昇ってから釣れ出すということはよくあることですが、陽が昇ってきて釣り始める人はマズメのフィーバーを得ることはなく、マズメから釣っている人はマズメのチャンスと日が昇ってからのチャンス両方をゲットできる可能性があるわけです。
そこには不可逆性があって、どちらが有利なのかの説明は不要でしょう。

秋の朝はベイト天国

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言うまでもないですが、偏光グラスで秋の朝の海中を覗くとイカ、コッパグロ、サバ、アジ、イワシ、サッパ、コノシロ、キビナゴ、キス、メゴチ、カマス、サヨリ、カニ、エビ、etc.・・・生命で満ち溢れています。

その多くが春先に生まれた当歳魚・・・運動能力も危険予測も乏しい上に、フィッシュイーターからみてサイズ的に「一呑」という、まさにお膳立てされたような状況がそこにあります。

それに付け加えると、朝は多くのベイトが群れで固まっている可能性が高いということ、イコール、それを狙ってくるフィッシュイーターの回遊が発生する可能性が高い、ということがあって朝はまさにベイト天国。

この状況を放っておく手はないでしょう。





早起きのコツその1・・・前日に適度な運動して早寝

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早寝早起き・・・朝釣りのためには単純にして究極のメソッドですが、口で言うのは易しで、実際には中々難しいことです。

イイ歳をした男子たるもの普段日常の生活において「早寝しない習慣」が出来がっているので、いくら寝よう寝ようと頑張っても脳が早寝に対してNGを出しているからでしょう(苦笑)

そこを押して眠りにつくために必要なものは「肉体的な疲労」です。

疲れてさえいえば、脳がこりゃイカンなと、勝手に体を寝るモードにしてくれます。

ここで問題なのは「疲労の質」

オフィスワークで「疲れた」と、体を実際に物理的に動かして「疲れた」では、睡眠への入り方が違います。

端的にいえば、オフィスワークで「疲れた」は寝つくのにある程度のアルコールが必要であったり、疲れていてもストレスの問題でなかなか寝付けなかったり、眠りそのものが浅くて文字通り「薄く・長い」睡眠であるケースが多いので釣りには不利です。

逆にフィジカルな運動(仕事の性質であったり筋トレであったり)をして体を動かした後は驚くほどアッサリ眠れます。

どうしても眠れない時は運動不足を疑って見てはどうでしょう・・・?

早起きのコツその2・・・お酒の見直し

外飲み・家飲みのどちらが朝マズメの釣りの敵かといえば・・・・やっぱり外飲み。
いや、ぶっちゃけ外飲みして翌朝4~5時に起きるって無理でしょう。

じゃあ家飲みなら都合にあわせて早く就寝できるからOKかといえば・・・量によりますね。

翌朝まで酔いが残るような飲酒は法律的にも道徳的にも論外ですし、寝るためにアルコールをそこそこ飲んで、そのアルコールのために朝がツライなんていうものナンセンス。

一番理想的なお酒と朝釣りのありかたは

適度な運動をして、早く眠りにつくために缶ビール1本くらい飲む・・・その「適度な運動」のために1本程度で酔いが回って早く就寝できて、しかも程度の量なので朝はバッチリ

こんな感じです。

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早起きのコツその3・・・ナイトゲームの管理

20代の頃は前日にナイトゲームしてそのまま朝マズメへ・・・なんてことが可能でしょうけれど、30代にもなればそれがかなりキツくなってきます。
いや、20代であってもそれを毎日のように連続してやれるのかといえば出来ないでしょう。

例えば:

前日の夜の20時から1~2時間ナイトゲームをして、それから家に帰って諸々を行って0時前には就寝、そして翌5時に起きて・・・・

こういうのは理想的な朝と夜のイイトコ取りのスタイルだと思います。
ナイトゲームが「適度な運動」を兼ねていて一石二鳥ですよね。
でも、夜のゲームをキッカリ1~2時間で切り上げることができる理性を持っている人は少ないでしょうし(笑)、家に帰ってからするべきことをして翌朝の早起きができる就寝時間を守れる人は地理的に限られるでしょう。

つまりは朝マズメを狙うためには夜を控える必要性が少なからず生じるわけで、週間(あるいは月間)釣りスケジュールを立ててみて、どうすれば無理ない釣りができるか自分の生活習慣にあわせよく考える必要があります。

理想論としては「夜釣った後にその足で翌朝の現場まで移動して車中泊、朝釣ったあとに日常生活にもどり」という究極形態がありますが、超人か世捨人ではないかぎり不可能でしょう。

早起きのコツその4・・・習慣化の徹底

個人的には最大のコツだと思っています・・・早起きの。

釣りが出来ないような雨でも、暴風でも、前夜遅くまで起きていても、暑くても、寒くても・・・仮に4:30が朝マズメに間に合うための起床時間だとしたら、徹底的に毎日その時間に起きる癖をつける。

多分3日か4日目、遅くても5日目くらいには、それが普通のリズムになって4:30に起きることに苦痛を感じなくなるでしょう。

逆に体がその時間に起きるための就寝時間を守ろうとするので「早寝するための手順」がなくなって楽になります。

それが続くと目覚ましアラームがいらなくなり、さらには釣りにまるで関係ない日も4:30に起きるようになります。

なんだよそれ、まるで旧ソ連の強制収容所の生活かよ?

なんて思われるかもしれませんが、旧ソ連の強制収容所は一日の中でのトイレの時間が厳格に決まっていて、それを逃すとできない(破ったら厳罰)ので自然と毎日その時間になると体が催すように仕上がったそうです(笑)
因みにですが彼らはウ○コの時間が厳格に決められていたのみならず、当然のように早起きだったようです。
ソルジェニーツィン著【イワン・デニーソヴィッチの一日】の書き出しにはこうあります
「午前5時、いつものように、起床の鐘が鳴った・・・」


でもよく考えると旧ソ連の服役囚は早起きのご褒美など存在せず、我々アングラーには早起きには魚と会えるチャンスが対価として存在しているわけですから、インセンティブ理論からするとアングラーは彼らより早起きができるはずなんですね。うん。
あ、別に服役囚に限らず、TVやラジオなど報道関係の人は4:30どころかもっと早く起きる習慣がついているわけで、彼らにできて我々に出来ないという理屈はないでしょう。





・・・思えば、メディアに登場するような有名プロや上級者ほど早起きが出来ているわけです。

逆にいえば、彼らのような本物の達人ですら早起きをして少しでも有利な釣りをしようと努力している事実があります。

腕の面からすると彼らに及ばない我々一般人が、技術的な要素を追求して彼らが出す釣果に近づくのは難しいでしょう。
しかし、早起きをするだけで少なくとも同じ条件の海に立てるわけです。

もう一度逆にいうと、腕も無いし早起きもしたくない一般人が上級者の釣果をみて羨むのはナンセンスであるということです。

たとえ初心者であっても良いコンディションの海で釣りをしていると「まさか」が起きるかもしれないのが釣りというもの。

ですから、初心者ほど早起きをするべきなのは自明の理なんですね!
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