ヒラマサ狙いで2ヒット

ここまで計画が狂ってしまった釣行も珍しい。
やったこと全てが裏目に出ましたw
嗚呼、天気予報が怨めしい・・・
風の向きや強さがコロコロ変わるのはこの辺では当たり前のことでなんですが・・・
なんかもう、向きも強さも完全に予報と逆というもは初めてでした。
予報:強風のち弱風
実際:弱風のち暴風
もともとヒラスズキには不向きだったのですが、この強→弱を信じて最初にヒラスズキ、それからヒラマサにしようとしたのが運の尽き・・・
最初はヒラスズキを探してみて、いなかったらヒラマサ狙い、それが正午くらいまでダメだったら潮が効いてそうな磯に入り直して腰を据えてヒラマサ。
これが作戦なので、最初に降りた磯には軽装でSHORE11のみ持参(後のランガンのことを考えているので当然そうなる)。
サラシは見た感じ、出が甘く・・・少しの間攻めてみたものの案の定、完全無反応だったので青物キャスティングにチェンジ。
思えば、この磯に何が何でもしがみつくべきだった・・・背負子フル装備で降りるべきだった。
さて、何を投げるべきか。
波っ気はそこそこあり、風はやや斜めの逆風。
やっぱり・・・ポッパー。

この神ポッパー。
ヒラスズキと青物の兼用タックルか、プラグウェイトのベストマッチが40~50g程度のMHクラスのジギングロッドでプラッギングをやるならば、おそらく最強最高のポッパー。
その飛距離、そのキャスタビリティー、操作性、そのアクション・・・
小型ダイペンのほうはローデッドだのブリットだの別注ヒラマサだの、トップを争うルアーがひしめき合っていますが、小型ポッパーはマジでこれ一択。
なんというか、ポッパーとダイペンの良いところを両方取りしてるルアーなんですよね。
自分はダイビングアクションでしか使わないっす。
ポッパーなので当然、アクションさせれば大きめのスプラッシュを上げるんですが・・・ロッドをスウィープさせながらリーリングすると、カップがボディーの左右に纏わりつくようなバブルをつくって水面直下を突進します。
そして、ここがミソなんですが・・・ダイペンのようにボディーをクネクネと身をもだえ、よじらせながら水面直下を進むんです。
ポッパーの音と水飛沫に、ダイペンのスイム・・・で、操作が超簡単。
夢のようなプラグじゃないですか・・・?
まあ、廃盤なんですけどね

そして・・・7時半を過ぎた頃、ファーストヒット!!
で、でたぁ~!
後ろからモワァ~と海面が膨らんだ次の瞬間、
が、乗らず・・・
うおおおおお、結構近かった・・・・出る寸前の「モアモア」からルアーが吹っ飛ぶまで、全部キレイに見えた(だから余計に悔しい・・・・)。
ナブラも何もない、単発回遊を上まで誘い出した感じか。
そしてそれから30~40分・・・
風が強まってきたなかでそのキャストはよく飛んで、潮がすこし変化しているとこまで届いたことを覚えています。
ポッパーを2回3回とダイブさせると、やたらと水噛みがよくてアクションも特に決まっていたことも覚えています。
次のアクションのためにロッドをスウィープさせようとした瞬間・・・・今度は「モワ~」的な前触れもなく水が割れてヒット!!!
すかさずアワセを1回、2回、よしガッチリ決まった!!!!
念のため3回!!!!!
パツーン!!
フワッ・・・・
へ?
痛恨のラインブレイク。
まさか・・・アワセ切れだと!?
切れたところを入念にチェックすると・・・・スペーサーの少し上、最初にやったヒラスズキ狙いの際に、キワで出来た思われる擦り傷が少々・・・・

どのみちいつかキャストで切れてただろうなぁ・・・
もう1本同じポッパーを持参していたので、2度あることは3度あると気持ちを切り替えて投げ続けるも・・・無反応。
波が強くなってかぶり始めた・・・

タイドプールに閉じ込められていた束の間の友達も気がつけば居なくなってた。
どうする?
このまま残る?
いや、ランガンの予定だったから水も食料も乏しいし、なにより青物プラグが乏しい(純粋な青物プラグは神ポッパーが1個のみ・・・あとはアダージョヘビー125とフラペンブルーランナーとK2F142にアイルマグネットDB125といった兼用ルアー)
一度上がって、補給・再編成すべし。偵察すべし。
もしかしたらヒラスズキが狙える磯が出来ているかもしれない。
今思えば、この「ヒラスズキ欲」が余計やったなぁ・・・
補給もいい、再編成もいい、でも青物が入ってきている磯がわかっているんだから、偵察はいらんやろ・・・
結局ヒラスズキ欲に負けて「次の磯」へ入ってしまいました。
ま、ヒラスズキが無理だったらそこでまた青物狙いすればいいやろ、みたいな。
ところが・・・なんというか・・・確かにサラシているんですが、サラシに厚みがないんですよね。

しかも、出来たばっかりのサラシ・・・しかも日が昇ったあとにできたサラシに都合よくヒラスズキが付くか・・・?
最初からサラシてた磯にヒラスズキが残っているというのは、わかる。
特に誰からも手を付けられることがなかった場合、日が昇ろうが関係なくヒラスズキは残っている可能性が高い。
が、サラシ始めの場合、よほどの運・・・もともとベイトが豊かだったところに急にサラシだしてヒラスズキがヤル気マンマンで集結する・・・みたいなことでもない限り厳しい。
ここで何を言わんとせんか・・・すなわち・・・
ボウズでした
ボ ウ ズ で し た
ボウズでした
PE3号巻きの予備スプールに替えてキャスティングをしばらく行いますが、波が高くて操作しずらい上に、この磯はあまり潮が動いていません・・・
撤退戦に入ります・・・
もう懲りたので軽装でいくことにしてます・・・
帰り道はまだ続きます
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(ハァ~)
ボウズだったけれども、経験は蓄積された。
ヒットしたヒラスはコンマ秒の感覚からすると・・・・いっても4kgくらい、5kgはゼッタイないと思う・・・帰り道に寄った市場で今の時期のヒラスの値段を見て悔しさが三倍増になる(苦笑)
でも、あのヒットの瞬間・・・・全てを、まるで今まで数千いや数万回行ってきた動作のように、スムーズに、流れるように行えた。
最終的にどこで抜くかもその瞬間イメージ出来てた。
青物に関してはホント運がないよなぁと思っていますが、次やればイケる気がします。
ジグに頼らず表層で誘い出すこと、表層プラグを投げ続けることに、もう疑いを抱くことはないでしょう。
次のチャンスで、風がヒラスズキ向きでなければ・・・
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