ロックショア青物でメーターオーバー

今日も今日とて二刀流・・・荒れていればヒラスズキ、そうじゃなかったらヒラマサ狙い。
ところが・・・
ヒラスズキには時化が足りず
ヒラマサには時化すぎているという
なんとも微妙な天候でございました。
ま、こういう中途半端な天候だと下す判断一つで天国にも地獄にもなるのです。
ウェットスーツに着替えるのがイヤな季節になってまいりました。
ウェットスーツに着替えるのがイヤというのには二つ意味があって・・・
①ウェットスーツに着替えるという動作がイヤ
→1日の中で(放射冷却のせいで)一番気温が冷たい頃に服を脱ぐのが嫌
②ウェットスーツで釣りして濡れるのが嫌
→秋はまだいいけれど、冬はちょっと・・・
じゃあウェーダーの上にレインウェアか防寒防水パーカーでも着ればいいじゃん、なんて話ですが、実はソックスタイプのウェーダーを持ってないんですよね。
で、ウェーダー買ったとしても考えられるシナリオが二つあって・・・
A) 薄い生地のウェーダーで動きやすい!
・・・が、磯か磯に行くまでの道で擦れて破れる
B) 厚い生地のウェーダーで防水力万全!
・・・が、厚い生地が災いして敏捷性が損なわれ、磯での危険度が増す上にそもそも磯に降りれるか怪しい
そしてABに共通していること
「磯への行き来で蒸れて中びしょびしょになる」
うーん・・・(苦笑)
暗い中、意を決してシャツだのパンツだの
車が1台すでに停まっていたのですが、自分が準備しているときに気配がまったく無かったので、まさか・・・・と思っていたら・・・・はるか遠くに光が2つ、おお、気合入っているなぁ。
で、降りて釣りの準備が出来る頃になると薄明かりが指してきて、波の様子も段々と明確になってきます。
ン、マァ、ビミョー・・・・

すこしでも暗い内は微妙なサラシでもチャンスがあるので早目に撃ち歩きますが・・・反応は皆無。
唯一の事件はキワでアイルマグネット3Gリップレス145Fが殉職したことのみ。
こういう微妙なコンディションだと「取りにいけるかも」という誘惑が働きますが、絶対にしないように。
キワでああでもないこうでもない、アッ・・・モウチョットで外れそう、と粘るのもダメ。
諦めましょう。
日が昇って辺りを見るに、先行者様御一行は流石に気合はいっているだけに、良い所に陣取っていらっしゃる・・・ランガンは不可。
んじゃあ青物を狙いますか、と。
ただ、遠目にみるに先行者様のところは相当イイ潮が当たっているけれど、自分のところは50mくらい先で大きく右から左へ流されている他は、特に何もない。
神ポッパーとローデッド140F、どっちが良いかななんて話は端から無くて、神ポッパー一択(飛距離の時点でローデッドは潮が流れているところまで届かないというか、届いているけど一瞬で終わってしまう)。
キャストー!
キャストー!
キャストー!
(福岡の有名ブロガー様風に)
キャストー!
キャストー!
キャストー!
・・・む?
先行者様、青物をゲットされておる・・・
随分小さいけど、いいなぁ・・・羨ましいなぁ・・・
キャストー!
キャストー!
キャストー!
・・・お?
おおおおっ・・・・?
きたああああああああああ
きたきたきたきたああああああ

蛸壺が
^p^・・・
あちらではフィーバーしているのか、またのヒットで2匹目の青物をゲット(でもさっきよりもっと小さそうだな・・・)。
なんだこの差は・・・腕か?ルアーか?潮か?
・・・・と、その時っ!?
再度ロッドに重く鈍い感覚が走るッ!!
大物は走らせてはいけない・・・フッキングから数秒内に頭の向きを極めることができるかどうかで釣れるか釣れないかが決まる。
ヒット直後から強引にロッドを立てて、ラインブレイクしても仕方がないという覚悟でパンピングを繰り返していると・・・
寄ってきたのはなんと・・・・
こ、これ、メーター超えてるんとちゃうん・・・?

2メーターはあったな・・・
もういい、こんな場所はもうどうでもいい。
皆死んでしまえ!
どうせオレに青物運はねーよ、バーカ!
なんて呪詛の言葉を吐き捨てるのは・・・あまり頂けません。
ええ、いけなくってよ。
無伴奏チェロ組曲第1番を頭の中で演奏して心を落ち着かせます。
大きく深呼吸をして、神ポッパー一途もよろしくないなと思って、マダイとか、マルスズキとか、イサキとか、そういう魚を狙ってもいいんじゃないかと考え、バイブに替えて大海原に再度キャストします。
すると・・・
ドス黒い欲望が去りし我が心・・・・まるで天が見透かしていたかのような出来事がおこります。

青物(ロープの色が)
○すぞこの野郎!
こんな磯は滅んでしまえ消えてしまえと呪いつつ別の磯を目指します。
さて、やってきたセカンドステージ。
ここも引き続きSHORE11を持ってくるべきだったのにARC1006を選んでしまったのは痛かった。
何故かというと・・・ここでもヒラスズキは芳しくなく、結局(慣れないARC1006で)青物キャスティングをやってしまい、その結果、神ポッパーを1個大海原にリリースしてしまって・・・
ギギギ・・・ハンパなく悔しい事に・・・
ただし、キャスティングで時間稼ぎ(?)をしてると、波の気が急に出てきて、辺り一帯にいままで無かった厚いサラシが出現。
これはひょっとするとひょっとするかも・・・?
そう奮い立って一つずつ怪しいところを撃っていくと・・・
「ここ絶対出るだろ」と勝手に決めつけていたけれど、今まで一回も出したことがないピンポイントでヒット!
ヒットルアーは・・・
補充したてのスライドベイトヘビーワン90mm28g
今まで出したことがなかったのは、十分攻めきれてなかったため。
波の寄せと一緒のタイミングで限界スレスレを引くとドカッとでました。
悲惨な一日を救うことになる貴重な一匹・・・慎重に、慎重に足元まで寄せて、波に合わせてブッコ抜こうとすると
ブチィッ!
買ったばかりのスライドベイトヘビーワンを咥えさせたままオートリリース・・・
ああああああああああああああああああっ・・・・あ、でも、ルアーよりヒラスズキにすまんかった。
やっぱりSHORE11とPE2号の組み合わせのほうが良かったな。
いや、それよりセルテの1.5号が古かったのかもしれん。
この組み合わせはARC1006でヒラスズキする上で結構なお気に入りだけれども、もう限界っぽい。
次は今話題になっているユニチカの白いラインにしてみるか・・・・
ちなみに逃したヒラスズキは60cm強で、思ったより重かったです。
ブッコ抜こうとしても中々抜けずにモタモタしていたら結束部分よりちょっと上がヨレにヨレでブチッて感じ・・・潮位が下がっていたのものあって、色々と判断を誤った自分の未熟さが全面に出てしまったランディングでした。
次に活かすべき経験として記し刻んでおきます。
ま、まるっきりのボウズというわけじゃないからこの辺で帰ることにします。
まてよテメー、そのヒラスズキをゲットにカウントしてんじゃねーよ、ですって?
いやいや、それじゃないっす。
これですよ。
この1匹。

(蛸壺の中に注目)
ドヤァ
・・・ア?

家に帰って片付けしていると、残った神ポッパーの最後の1個にクラックが入って大破していることが発覚・・・まぁ、あと1個140mmがあるんですが110mmはこれが最後・・・泣きそう


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