ウェーディング時のバックライトって本当に必要?

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バックライト・・・あるいはフラッシャーと呼ばれるライトがあります。

同じフィールドに立っているであろう見知らぬアングラー達に

「自分がここ(水中)に立っているので投げないでね」

と、光で知らせるツール。

ウェーディングに関するハウツー系の文章や安全啓蒙系の文章には判を押したかのように登場するのですが、自分は違和感があります・・・



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本当にキミタチはバックライト使ってるん?



と。



本当にそのライトは役に立っているん?


と。





誤解なきように言っておきますが、バックライトは人畜無害です。


バックライトを使う・使わないことの問題を提起しているわけではなく、「釣り本位」あるいは「魚本位」で見た場合バックライトはネガティブな要素であるから排除すべし・・・というスタンスで議論を展開しようと思っているわけでもありません。

「自分のため・安全のため」のバックライトははたして有用なのか?

という、実用本位の観点から議論を提起したいのです。

ウェーディングバックライトは二種類

一つはヘッドライトの一部として頭部後方に位置するこのタイプ


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もう一つは独立したライトとしてライジャケのD管等にぶら下げるこのタイプ




単純に視認性の問題からいえば後者が優れているでしょう。

ヘッドライトのバックライトは文字通り「オマケ機能」なので光量も大したことなく、色を調整することもできず、せいぜいパターン変化(常時ONか点滅)くらいが関の山でしょう。

他人に自分の存在を知らせるという機能においては間違いなく単品のぶら下げ型ライトが優れています。
ただし、コストの問題からいえばナイトゲームの必需品であるヘッドライトに付属している前者に軍配が上がります・・・費用ゼロですからね。


・・・もっとも


バックライトの必要性に疑念を抱く自分は前者を使うことはなく、後者を買うことはありません。


人を惹き寄せるバックライト

実を言うと、以前は使ってました。
そしてしばらくしてある事実に気がつき、使用をやめました。



バックライトの光って、集魚灯ならぬ、集釣人灯の機能を果たしてないか?
まるで焼鳥屋の赤提灯や、ネオン街の怪しい光みたいに人を釣ってないか?
・・・と




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まるで蛾が水銀灯に惹き寄せられるように、ポイント選定に際してベイトの存在やフィールドの特性より、“他人”の存在を重視する、意思薄弱なあまり腕のよくないアングラーがこの光を頼りに寄ってきてないか?
・・・と。




要するに、「ここでぼくちんが釣っているから投げないでね」とアピールする性質のもの・・・

もう一歩進めて解釈すると、「ここら一帯でやっているのはぼくちんだから遠慮してね」と先行者としてのある種のナワバリ権を主張する性質のアイテムが、逆に人を惹き寄せているのです(苦笑)
しかも、その光に惹き寄せられやすい人はアングラーとしてはあまり質がよろしくないワケですよ。
そういう人たちは自分のキャスティングエリアはおろか、立ち込み位置近くまでビュンビュン投げてくるんですからね。


これなら最初から付けないほうがマシじゃん・・・ってなりますよね。

人がいるかいないかは駐車スペースでわかる

そもそもフィールドに人がいるかいないかは、車(あるいはチャリ/バイク)の存在で分かるわけで、もし先に停まっていた車があるとしたら先行者がそのフィールドのどこかにいるのはほぼ間違いのない事実であり、そのフィールドの良いポイントであればあるほど先行者が居る可能性が高いといえます。


一般的なシーバスアングラーはその程度も察しもできないほど知能レベルが低いからバックライトを付けろと言われたらそこまでですが、流石にそこまで悲観的にならなくてもいいんじゃないんですか・・・


自分が後続者であれば駐車スペースの段階で間違いなく他のアングラーの存在について注意深くなりますし、良いポイントが空いているであろうという楽観論は排除してエントリーします。

ただし、東京湾の干潟のような、同じフィールドに進入する経路がいくつもあって、先行者がどこにいるかわからないような大場所ウェーディングエリアなんかにはバックライトの光が有効であるであろうことは想像できます。

そもそもアングラー密度が高い都会エリアだと、特定の立ち位置を隠匿したいとか、できることなら人と出会いたくないという前提が成り立たないでしょうからね。

結局どうなの?バックライト要る要らないの結論


9割方のウェーディングアングラーには要らないと思います。

安全の観点からバックライトがどうしても要るというアングラーがいたとしても、それは人口過密ウェーディングエリアにおける特殊事情でしょう。

一般的なナイトウェーディングにおいては、あなたの背後に光るバックライトは安全性を向上させあなたの身辺を守るというより、不快度指数を上げるものとしてしか機能していない可能性があります。


“常時使わないまでも念のためにそういう機能があったほうがいい”


という「備えあれば憂い無し論」でいくと、わざわざ独立したバックライト/フラッシャーを買わずとも、ヘッドライトのオマケ機能で足りるかと思います。

自分が愛用しているヘッドライトには付属しています。




この問題の要点は「何を言っているか」より「誰が言ったか」(どこで釣りをしている人が言ったか)を見極めることが大切ということですね。

ちゃんちゃん!
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