ダイワ モアザン ガルバ73

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モアザン ガルバ73S

メーカー:ダイワ
カテゴリー:リップ付シンペン
スペック:全長73mm 重量12.8g フックサイズ#8

評価


以前にも書いたことがあると思いますが、どんな髪型を頼んでも何故か角刈りに仕上げてしまう凄腕の理容師さんが勤める床屋があるんです。


「この髪型をそのまま短く整えてください」→角刈り
「爽やかにアイビーカットでお願いします」→角刈り
「ビジネスマン風のツーブックで」→角刈り


ある種の才能ですよね、何をやっても角刈りになるって
・・・ヤな才能ですけど



この「何をしても同じものが出来上がってしまう」という現象は様々な分野で見受けられます。


“何を作っても最後はレモンとオリーブオイルと唐辛子/ニンニクに頼る料理人”

とか

“何描いても青年が臓腑を撒き散らしながら戦うストーリーになってしまう某漫画家”

とか

“どんなプレイを頼んでも最後はxxxxxでxxxxxしてしまうぼらおさん”

とか


ま、イロイロあるわけですが、似たようなコトはルアー界でも発生するようです。



“何をつくってもマリブ78”



・・・これってどうなのヨ?





適性

サーフ    ★
内湾干潟   ★★★
河川/河口  ★★★★★
磯       ★
港湾     ★★★★★

純粋なベイエリア用ルアー


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上から:グラバーハイ68・モアザンガルバ73・マリブ78
監修者はすべて同一人物で更に・・・


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ソラリア70なる似たようなルアーも作っておられます・・・

「何を作ってもマリブ78」という意味、おわかりでしょうか(苦笑)

しかもこれら全てがベイエリア用のルアーです・・・

キャスティング

飛距離 ★★★☆
飛行姿勢 ★★★★★
キャスタビリティー ★★★★★

固定重心だがなかなかよく飛ぶ
キャスタビリティの高さでいうとグラバーハイ68>ガルバ73>マリブ78の順

レンジ

大袈裟に表現すると「水面下5cm」くらい。

・そのレンジは今までなかった
・そのレンジは他のマリブ78クローンと競合しない

二つの意味でよくできているレンジ設定だと思います。
本当に絶妙なレンジ。
シンキングですがこのルアーを「任意のレンジまで沈めて云々」みたいな使い方を試みても時間の無駄です。
どうやっても水面直下まで浮き上がってしまいます。





ST-46並の高品質フックが10本で500円より・・・トレブルフック新時代の幕開け






アクション・使い方

アクション ★★★★★

リリース当初、ガルバ73の対する自分の反応は「またか!」程度でした。
どうみても自己模倣の作品であって、この手のリップ付シンペンはもうお腹いっぱいじゃないですか。
そんなある日、釣り場でガルバ73を拾いました。
持ち帰って洗って保管ケースに放り込んでおきました。
それから1年くらいたって立ち寄った釣具屋で何も買うものがなかったので妙に安かったガルバ73を(消極的に)買いました。
家に帰るとガルバ73を拾ったことがあることを思い出し、無駄な買い物をしたことが悔しくなりました。
悔しいので早速使ってみました。
すると・・・

これ、絶対に釣れるヤツですやん!

飛距離もいいし、この手の極小リップのルアーにありがちな「立ち上がりの遅さが弱点」ということもない。
マリブともグラバーハイともアクションの系統が違う。

あ、そうか!
フラペン85シャローか、これは!
フラップが前にあるフラペン・・・と、でもいいますか


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いわゆる「遠近構わず魚を寄せるアクション」です。
その小さなサイズ感と絶妙なレンジ設定と相俟って、思わず食いつきに行きたくなるようなアクションがパッケージされています。

多少トレースが外れていても寄ってくるでしょう。
多少レンジが深くても上がって来るでしょう。
多少スレていてもバイトが戻ってくるでしょう。

そして、このルアーの良いところは、リトリーブが遅くても早くてもコレが出る、ということろ。

自分の経験からすると、“本当に良い港湾ルアー”とは三通りの組み合わせがあると思います・・・リトリーブスピードとアクションの関係において。


①常時型
適切なリトリーブスピード下において良いアクションが常に出ているが、リトリーブスピードや水流の変化によって時折イレギュラーなヒラウチ/ダートアクション等が入ってより一層食われやすくなることがある
例:エリア10やサスケ95など

②速度追随型
良いアクションがリトリーブスピードに関係なく、遅くても早くても出つづける
例:マニックシリーズなど

③ON/OFF型
とある一定のリトリーブスピード域に入ると良いアクションが出るが、そうで無い時は不安を感じるほどアクションが出ない
例:エリア10EVOなど


ガルバ73は②です。
中々無いですね。
巷で言われるような「流れの早さが爆速でもルアーはゆっくり」でも、(流れの早さに)不安になって「流れに合わせてルアーも早く」でも、「そもそも自分のトレースコースの読み間違いの修正」でも、なんでも実践してOK。
そもそも流れがなくても使えまっせ、コレ。
リトリーブスピードの自由度が高いとはそういうことです。

パイロットルアーとして最初に投入してもいいし、クローザーとして最後の確認で使ってもいい。
ぶっちゃけ、上級者が使っても初心者が使っても似たような結果を期待できる、優れたルアーです。

フックチューン

唯一の弱点がここ・・・
デフォルトで#8で(おそらく)変えようがない、という点。
#6はサイズ的にもアクション的にもちょっと厳しいかな・・・仮に装着してエビ絡みの問題が発生しなかったとしても、この絶妙なアクションが変わってしまうと意味がないでしょう。

ただし、丸飲みされやすいルアーなので、刺さったフックポイントは1箇所だけというような事態は少ないのではないかと思います。
また、柔軟なロッドで都市部のフッコを相手しているならこれで十分。



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ルアーの入手

値段 ★★★★
安定供給 ★★★★

店頭で安いと1400円くらい?
かなり良心的な価格。
お勧めはクリア系とホロ系を両方備えること。
水に濁りが入っていたり、一投目だったりするとアピール重視のホロ系
水がクリアだったり、休ませた場の再開だったりするとスレ重視のクリア系


総評

最終評価 ★★★★★

文句なしに良いルアー
素人を玄人にしてくれるルアー
見た目は角刈りになったとしても実用上問題ないルアー

色んな意味で頼っていいルアーなので都市部のシーバス初心者に特にお勧めです


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