開封の儀

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前回の釣行で持ち帰ったコイツを開封すると・・・


・・・


え、ちょっとまって

ソレ、開封の儀じゃなくて開腹の儀じゃね?





ま、いいじゃないですか!

細かいことは気にしない!




ってことで・・・



ドカン!



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胃です。胃。


「良い胃だな~」
みたいな親父ギャグをぶっこんでみたくなったアナタはかなりヤバイです。


なんつーか、身にも脂が十分に乗っているんですが、それ以上に内臓脂肪がブリブリなんですよね。

健康診断行ったらOUTじゃね?

・・・みたいな。

釣ったその場で吐き出すこともあるので毎回しているわけではないのですが、釣った魚を食べるときの楽しみの一つが胃の中身の調査ですね。

今回は中身より胃そのものに好奇心が湧いてきます・・・どんだけ脂が乗っとんのじゃって(笑)・・・が、まずは開封の儀



じゃんっ!




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触診するとパンパン状態だったので何がギッチリ詰まっているのかと思いきや・・・

イワシがたったの1匹のみ・・・

なんとコヤツ、自分の内臓脂肪で胃がパンパンになっていやがるのでありました・・・

見た目はちょっとグロいですが、魚の胃袋/食道は内容物をキレイに洗ってドロドロを取り除いて湯引きすると美味しいです。

ちなみに開高健君はよくその著作物の中で「昔、粋な店は綺麗に洗った胃や食道を焼いたり煮たりして酒の肴として出したもんだ」なんてなことを嘆いてみせておりましたが、それは典型的な“自分では料理しない食ツウ”の発言であって、イザ自分自身で魚の内臓をぐちゃぐちゃしてみるとすぐに「何故魚の内臓の小鉢がなくなったか」に気がつくもんです。


①食べられるほど新鮮な内臓の入手の難しさ
釣り師が釣った魚とか、産地直送の魚ならいざしらず、一般の流通経路を辿った魚の内臓は調理段階ではドロドロに溶けて臭気を発している可能性が大。
「昔の粋な店は内臓料理を出していた」のではなく「昔の粋な店は魚の鮮度を(ある意味)誇示するために内臓料理を出していた」と解釈するほうが正しいのかもしれません。

②内臓の処理の手間
自分で魚を三枚に下ろす事に慣れていればわかることですが、開腹してゾウモツを一括して取り出し、そのまま捨てるのは「流れ作業」であってそこまで負担にはなりません。
ところが・・・卵巣だの精巣だのキモだの胃の、部位を分けて綺麗に取り出そうとすると途端にハードルが高くなります。
食味に優れ価値のあるモツならともかく「可食部位である」程度のモツを取り出すのに作業工程を増やすのはちょっと・・・という流れは理解できることです。

③わざわざ捌き調理した内臓料理が受け入れられるのか
開高センセイくらいの食通になると評価してくれるかもしれませんが、好き嫌い以前にグロい・キモいといって食べてもらえない可能性すら存在します。
ちなみに上の胃の湯引きは下手な牛モツなんかより滅茶苦茶旨かったのですが、それはこの個体の良さと鮮度によるものが大きいからであって、スズキの胃袋なら何でも美味しいとは限らないわけですね。
「よろしくない鮮度の胃袋の湯引き」の食味を体験したことがある人がコレを食べずに敬遠することは十分にありえるでしょう。


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刺身を堪能したあとはヒラしゃぶで・・・ウマウマ





突然ですが、読者Q&Aに入ります。
というかコレが本題です



Q:ヒラスズキ用ロッドの購入を検討しているのですが、モアザン ワイズメンなるものが気になりまして、ヒラスズキ用ロングロッドについてぼらお様の見解をお伺い出来ないでしょうか。


A:えーと、まずですね・・・

ヒラスズキ用ロングロッドを持っていない自分がこの質問に答えようとするのか適切なのか


という問題が存在するのですが、まぁ、ロングロッドを持っていない自分にこんな質問をしてくるわけですから、きっとソレは織り込み済みなんでしょう。

はい、ということでお答えします。

自分が磯ヒラをしている上で、ロングロッドが欲しいなと思うコンディションの日は非常に多いです。

もっとぶっちゃけると、11ftのシャッキリフィーリングが快適に思える日より、11ftだとちょっと不安だなと感じる日のほうが多いかもしれません。

それはひとえに・・・あともうすこしロッドが長かったらもっと安全に出来るのにな・・・というニーズの表れです。

なので、特に足場が高いところから釣る人、風はそれほどなくてもウネリだけは高いコンディションで出撃する人がロングロッドに惹かれることは自然なことだと思います。
実は自分も1本欲しいナと思っています(笑)


・・・が、今現在、磯ヒラにおけるロングロッド(ここでは12ft以上とする)の選択肢ってすっごく狭いんですよね。


ヤマガ/リップル:なし
FCLLABO:なし
MCワークス:BC123L
ダイコー:ストームミリアー126/09が存在したけど今となっては入手が困難
シマノ:なし
オリムピック:なし
ダイワ:モアザンワイズメン150M モアザンEX121M モアザン121MW
ゼナック:デフィバーン126
AIMS:ブラックアロー126MH
Gクラフト:セブンセンスMOSS1202TR
GO-PHISH:スポットキング13T/16.5T
ジャンプライズ:なし




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この中でキャストフィーリングが軽快で、ある程度の風があっても使えて、なおかつ大物を掛けてもOKそうなパワーが備わっているのはDB126とブラックアロー126とMOSS1202TRだけじゃないでしょうか・・・自分が選ぶなら必然的にこの3本の中のどれかになると思います。


150・・・?


ウーン、間違いなく安全性は高いと思うのですが、おそらくキャストフィールとしては「すぐ近くサラシにルアーをポチャン」的なモノになると想像します。
これは御大の磯ヒラ動画をみても一目瞭然であって、氏が想定する磯ヒラのコンディションとスタイルは一般的なモノからかなり外れていることは否めないでしょう。

多くの人が必要とするロングロッド像とは「ウネリが高い釣り場で普通に安全に使えるロッド」であって、そういうコンディションでは必ずしも風が完全に落ち着いている訳でもなく、ミニマムレベル以上のキャスタビリティが求められるはず。

もっと簡単にいうと、キャスタビリティを犠牲にしてリーチを取るという概念は、ここ10年で淘汰されてしまった概念なんですね。

実際、ゼナックにしてもGクラフトにしてもAIMSにしても今売っているロングロッドはソコ(長さとキャスタビリティの両立)を謳い文句にしています。


・・・というわけで、ロングロッドに関しては「1本保有していればきっと役に立つ日が少なからずあるに違いない」と考える次第ですが、それはモアザンワイズメンにはならないでしょう。



おまけ




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