裏切りのバチシーバス

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昔、ぼくちんが小学生だった頃の話です。

全員クラスは違うけれど家がすぐ近くでよく一緒に帰る仲だった3人がいました。

K藤くん
S田くん
ぼらおさん

の3人です。

S田くんはおとなしい性格でしたが、リトルリーグに所属するスポーツ少年で、リレーの際はかならずアンカーに選ばれるくらいの俊足の持ち主でした。
K藤くんはお調子者のムードメーカーで、誰とでもすぐに打ち解けることができる陽気な少年でした。

ある日、この3人が一緒に帰っていると、はるか前方から(つまり家の方角から)一台の自転車に乗った中学生(あるいは高校生)がゆっくりやってくるのがみえました。

そして我々3人組とその自転車すれ違うその瞬間にコトが起こりました・・・

K藤くんがいきなり(テレビの街頭インタビューなんかがよくやるように)架空のマイクを突き出してその自転車に乗っている中学生にむけ

「メガネちゃんインタビューどうぞ?」

みたいなことを言い放ったのです。

もしかしたら帰路、プロ野球の会話をしていたのかもしれません・・・ここでイッパツ笑いを取ろうと考えたK藤くんがヒーローインタビューの真似を即席でやったのかもしれません。

自転車に乗るお兄さん(確かにメガネをしてた)は明らかに気分を害したようにムッとこちらを睨みつけながら交錯しました。

ぼらおさんとS田くんは突然のK藤くんの狼藉に慌てて

「ちょっ・・・K藤くん何してるん?怒ってたやんあの人!」

みたいな抗議をしたと記憶していますが、2人の動揺する様が面白かったのでしょう・・・これを「ウケた」とか「ちょっとしたお笑い」などと認識したK藤くんは随分遠く行ってしまった自転車のお兄さんに向けて


「メガネちゃんインタビューどうぞ?」


と、再び大声量でやってしまったのです。


すると・・・


なんと、自転車のお兄さんは方向を転換してこっちに向かって漕いで来るじゃないですか!


そして次の瞬間・・・


3人ならんで歩いていてその真ん中にいたK藤くんは、ぼらおさんとS田くんの肩を両方の手でグイと掴んで押し戻し、その反動を利用して脱兎のごとく逃げ出したのでありました。

あまりの急な展開で動揺していたことと、K藤くんに体勢を崩されてしまってぼらおさんとS田くんは逃げ遅れてしまいました。

3人組が逃げる様子をみてお兄さんの漕ぐスピードはマジモードになっています。

遅れを取り戻すべく、ぼらおさんとS田くんは必死になって逃げますが、K藤くんには追いつけません。

俊足のS田くんですらその距離を縮めることができないくらい、K藤くんが速いのです。

あれ?

K藤くんってこんなに速かったっけ?なんてことを走りながらボンヤリ考えます・・・

どう考えても

S田くん>ぼらおさん≧K藤くん

の順のはずですが、自分だけでも助かりたいという火事場の馬鹿力がそうさせているのでしょう・・・

しかし、どれだけ速く走っても中学生がマジ漕ぎするチャリに敵わないのはサルみたいな小学生でもわかること・・・何か方策がなければすぐに捕まえられてしまい、残酷な制裁が待ち構えているのは明らかです。

ところが面白いことに、途中叫んで打ち合わせしたわけでもなく、3人とも通学路の「秘密の抜け道」と称していたフェンスの破れを目指して走ったのでした。

・・・さて、なんだか長くなりそうなので結末を簡潔に述べるとしましょう:
(先行するもバテて遅くなっていた)K藤くんだけが間一髪で「秘密の抜け道」を潜り抜けることに成功し、ぼらおさんとS田くんはフェンスを塞がれて捕まってしまいました。

2人は必死で謝り、叫んだのは僕たちじゃなく先に逃げたアイツだということを強調して許してもらいました。

K藤くんはその様子を隠れて見てたようで、解放された2人に向かってニヤニヤしながら

「あいつ怖かった?何言われた?」

みたいなことを他人事のように言うじゃありませんか。

普段はおとなしいS田くんがガチギレして「オマエが悪いんだろうが!あ0j89gはj0t0いえr0ふ8あてh!!!!!」←こんな風になってたのが印象的でした。



この出来事から得た教訓は二つです


一、人は追い詰められると尋常ではない力を発揮することがある

いやあ、北斗の拳の話って本当なんだなと当分の間、感心してましたよ(笑)
自分はともかく、S田くんが追いつけないくらい速いって・・・

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一、裏切られるのはいつも突然

昨日バチパターンでイージーに釣れたからとって、今日同じバチパターンを堪能できるとは限らない・・・ということですナ。
ある日突然、「クラスの人気者」が突然そのダーティーな本性を現すように・・・




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①マニック95で35くらいのセイゴ・・・初ヒットは開始から30分後に
モゾモゾとルアーへの接触は多かったがそのホトンドはおそらくメザシーバス。
これは良型(苦笑)


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②41・・・42・・・43・・・うーん、絶対に45はないギリフッコ。
エリア10EVOで。


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③エリア10EVOとレイジースリム110で写真を撮るに値しないメザシーバスが4~5匹
エリア10(とその眷属)でイージーなバチシーバスをバカみたいに釣ってやろうと意気込んでいたらメザシーバスばかりでひでー有り様。


【ここで場所を変え、バチパターンを放棄して狙いを改め、タックルもチェンジ】



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④ゴーゴーフッコ
釣ったルアーは・・・


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驚きでもなんでもないマニック135



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⑤ちょっと痩せ気味の50フッコ


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小さいのに結構飛ぶね、このルアー!

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⑥目ジャーで60くらい


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マニック155の初フィッシュ
やったね!


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⑦スレがかりだけど連発となった、目ジャーで50には届かないっぽいフッコ

ふー、歩くのに疲れた。

・・・ここで終了。




・・・え、K藤くんの話とかオマエの疲労とかどーでもいいからそろそろバチに裏切られた時のメソッド教えろって?




えーとですね、バチはシーバスが捕食しているベイトの一つです。

バチを期待していたのにバチが出ていなかったということはベイトがいないということです。

バチという言葉を「稚鮎」とか「コノシロ」とか「カタクチイワシ」で代入してその釣行を考えてみてください・・・バチが居ないのに粘ってしまったあなたの釣行を表現しようとすると、きっとこういうセンテンスになるはずです



“コノシロ付きを狙ったけどコノシロが居なかったのでコノシロが湧くまで粘ったけど裏切られた”

なんというか、こう、あまり頭が良さそうには感じられない行動ですよね(苦笑)



一般論でいえばバチが居る場所に移動するか、バチではない他のベイトが居る場所に移動するかが正解になります。

バチは他のベイトに比べると規則性が高いベイトですが、それでも必ず湧くものとは限りません。

バチがウヨウヨしてもおなしくないコンディションなのに実際には皆無(あるいは非常に少ない)ならば、バチはいないものと見積もって行動するほうが期待値が高まることでしょう。

つまり引き出しの数を増やせ(メソッドもフィールドも)ということになります。

ピンチはチャンス、釣れない時こそいつもとは違う行動をとって新しい発見に繋げましょう。

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使ったルアーズ


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もうすでにインプレを書いていてますが、ちょっと細部の詰めが甘いマニックです。
飛距離命の人なら135と使い分けができるでしょう。







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こんなタックルを使っています

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