タックルハウス シンキングスライダー

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シンキングスライダー

メーカー:タックルハウス
カテゴリー:身辺
スペック:全長85mm 重量18g フックサイズ#4

評価

今更ワンダー80ライクな普通のシンペンは作りたくない、かといって今流行の90~100mm1ozの小型ヘビーシンペンも後追いっぽくてヤだ。

・・・みたいな感じの、天の邪鬼的発想でシンペンを作ってはみたものの、出来上がったのはどうしようもない凡作。

それがこのタックルハウス・シンキングスライダー

「魚first」ではなく「人と違うものfirst」でルアーが作られるとこうなります。





適性

サーフ    ★★
内湾干潟   ★★★★
河川/河口  ★★★★★
磯       ★★
港湾     ★★★

波の気がキライなルアーです
基本は川や干潟
流れがない場所で使うとちょっと大袈裟なアクションが「誘い出し」になって下のレンジから魚を出すかも?

キャスティング

飛距離 ★★★★
飛行姿勢 ★★★★
キャスタビリティー ★★★

潔く固定重心にしたほうがよかった
重心移動のルーム長が短すぎて「85mm18gのシンペン」というイメージから程遠い飛距離とキャスタビリティ
特に制限下でのキャストだとこの重心移動が邪魔に感じます・・・背後頭上にフェンスやらがないオープンエリアで使いましょう

レンジ

水面直下

アクション・使い方

アクション ★★★



「こういうアクション(大きなS字スラローム)のシンペンである」とわかって買っておきながら、こういうものアレなんですが・・・

シンペンにこういうアクションってあまり要らないですよね

・パタパタパタパタと左右にテールを振る一般的なシンペンウォブリングアクション
・マニックのような機械的なローリングアクション
・スタッガリングスイマーのようにボディがほんの少しクネっている様に見える幅が小さく遅い微妙なS字スラロームアクション

所謂よく釣れるシンペンのキモっていうのは結局「力なく泳いでいるアクション(弱った感)」あるいは「脱力アクションゆえのナチュラルアピール」なんですね。

ハッキリ言ってシンキングスライダーのアクションは「シンペンで釣るべきシチュエーション」から逸脱したもので

「タックルハウスのユニークなルアーで釣りたい」

というアングラー本位の欲望を満たすためのアクションです。

こういうアクションが効く日もきっとあるでしょうけれど、ここまで大袈裟なS字アクションだと普通の小型シンペン投げたら即釣れるようなシチュエーションでシンキングスライダーだけカスリもしない日もあるでしょう(というか、あります)


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タックルハウスが得意とするマグネット重心移動システムがある、ちょっとファットでいかにも釣れそうなボディと美しい曲線美がある、このクラスではあまりないサイズのフックを背負える、斬新なリップがある、ただ巻きでスゲーS字アクションが出る、早巻きすると青物も食ってきそうなパニックアクションしてる・・・


でも、実釣面でそれらが役に立つのかといえば・・・ンンン(苦笑)

フックチューン

このサイズのルアーなら#4で十分ですね

ルアーの入手

値段 ★★★
安定供給 ★★★

安ければ1800円台、普通だと2000円前後
タックルハウスのルアーにしては安いが、小型シンペンと考えるとちょっと高い
2018年リリースのルアーなので小さな店には置いてないかも
タックルハウスは一度出したルアーを早期に切るようなことが少ない

総評

最終評価 ★★★

ぶっちゃけ言うとですね「小型シンペン」というくくりから考えるとシンキングスライダーは「凡作」というより「駄作」に近いです。
ワンダー80とかスタッガリングスイマー100とかマニック115を投げれば普通に釣れるようなシチュエーションでシンキングスライダー投げたら釣れない、なんてことが普通にあります。
釣魚力で劣っている上に、遠投力や制限下のキャスタビリティもそれらのルアーに劣っています。

他に無い新しいものを作ろうとして、オリジナリティに溢れる要素を詰め込んでルアーを構成したけれども、1つのパッケージとしてトータルに評価した時、既存のものを越えるトコロが何一つ無い。

シンキングスライダーはそういうシンペンです。

本当は二ツ星を付けたいのですが、他の小型シンペンには反応が皆無なのに、シンキングスライダーのアクションだと爆釣する!・・・るみたいな、まだ見ぬシチュエーションへの期待料を上乗せして三ツ星。









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