磯ヒラスズキを始めるために必要な予算は?その①

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磯ヒラは何かとお金がかかる釣りです。

始めるにあたって必ず揃えないといけないモノがあります。

しかもそれらを揃えたからといって出費は終わりではなく・・・

旅費交通費は膨らむし、ウェア類は消耗するし、ルアー損耗率は高いし、メインタックルは破損しやすいし・・・むしろ終わりなき支出の始まりであるといえるでしょう(苦笑)

磯ヒラをこれから始めたいと思っている人は今一度よーく考えてみましょう。




モデルケース

まぁよくあるパターンですが、こういう人が磯ヒラを始めてみたいなと思い立ったと仮定します。


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・都市部のシーバス歴3年くらい
・磯釣り歴なし
・磯歩き歴なしだが山登りやトレッキングに多少の自信あり
・ライジャケあり
・プライヤーやフィッシュグリップあり
・4m前後のランディングシャフトとタモあり
・ブーツタイプの透湿ウェーダーあり
・10ft~10ft6inMパワーくらいのサーフ系ロッドあり
・シマノ4000番のリールあり

ライジャケ

しっかりしたメーカーの品であるならば、都市部の釣りに使われるライジャケ(もちろん膨張タイプではないもので浮力体が劣化していないという前提で)は流用可能です。


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しっかりしたメーカーの品であるならばと断りを入れているのは、安物の格好だけのブツは落水して荒磯の波に揉まれているとあちこちが千切れ剥がれて用をなさなくなることがあるからです。


シマノやらダイワやらRBBやらパズデザインやらの、名のしれたメーカーのブツなら間違いなく流用できると思いますが、完全ノーブランドのどこでだれが造ったのかもわからない数千円のヤツだったとしたら、流用はやめておいたほうがいいでしょう。縫製のクオリティや実際の浮力はとっても大切。


一度落水して流されたら長時間海面を漂うこともありえるのが磯の釣り。
もし、そんなことが起きたとしたら唯一頼れるのは身に着けているライジャケだけ。
ですのでこの出費は絶対に惜しむべきではありません。
このお金を少しでも惜しむ気持ちがあるならば磯ヒラは止めたほうがいいです。



ただし、磯歩きに慣れていない人は「通常のライジャケではその厚みで足元が見えなくて怖い」ということが起こり得るので、最初は流用で済ませても、後々に動きやすい磯用ライジャケを買うことになるかもしれません。

初期費用はゼロで済むかもしれないけれど、あとで「こだわりの追加費用」がでてくるかも・・・っていうヤツです。


ライジャケ費用:0~20,000円


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磯靴

磯ではライジャケの次に絶対に必要なギアです。
これが無いといつか死にます・・・いや、結構早目に死ぬと思います。


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死なないにしても転けて怪我をするか、大切なタックルを破損させるか、あるいはその両方が同時に起きるか・・・まあとにかく言い訳はいらないから早く買っとけということです。

靴底はフェルトスパイクかラジアルスパイクで、磯の岩質や海苔の生え具合、それから磯に至るまでのトレッキング内容によって選択はかわります。
最初の一足として無難なのはラジアルスパイク。
磯のフェルトスパイクはTPOをよくわかってないとあまり約に立たないことがあるので注意されたし。

安物を履きつぶすか、多少値が張るものを2~3年くらいの寿命と見積もって履くかは人次第。

本当の安物は4000円くらいから、メーカー品のエントリーモデルは6000~10000円弱、良いものは20000円アップにもなります。

磯ヒラはよく歩く釣りなので、安全面ももちろん大切ですが「歩きやすいこと」はとても重要なファクターです。
靴にお金を出すことを過小評価しないほうがいいですね。

真面目な話、釣果に間接的に影響する道具です・・・磯ヒラにおける磯靴というものは。


磯靴費用:4,000~20,000円








ウェーダー or ウェットスーツ

風があまりなくてもサラシができやすい、岬の先端や沖磯に瀬渡しを使っていくスタイルの人ならばウェットスーツやウェーダーのような大げさな装備は必要ありませんが、逆にいうと地磯の磯ヒラにはウェーダー/ウェットスーツ/ドライスーツなどの飛沫から実を守るための装備が必要です。
(ドライスーツは高価なのでここでは省きます)


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ウェットスーツかウェーダーかは地域事情によって異なります。

自分の場合、冬はウェーダーメイン、春秋はウェットスーツ、暑くなってくると鮎タイツで、真夏は濡れるの覚悟のノーガード戦法です(笑)

ドン深の磯では泳ぐことはまずないのでウェーダーで問題ありませんが、干潮の遠浅磯がメインとなるエリアでは多少泳ぐか、泳がないにしても腰まで浸かる移動が多く、ウェーダーではポイントにたどり着けないことも普通にあります。

というわけでウェットスーツかウェーダーかは、自分が行くことになるであろうフィールド事情に合わせてください。

別にリアスやマズメやRBBの磯用ウェットスーツである必要はないですが、それらはとりあえず最初の一着としては大いにアリです。
サーフィン用などに既に所有しているウェットスーツがればそれを流用するのもOKです。
・・・が、もしそれが高額なオーダーメイドのブツだったりする場合はやめたほうがいいでしょう(藪こぎやら崖下りやらで損耗するので)。

磯のウェットスーツは最初の一着が理想の一着になることが絶対にありません。

はじめは体にフィットする安物とか、リアスやマズメやRBBの吊るしとかが無難でしょう。
現場に出ていればやがて自分が求める理想のウェットスーツ像が見えてきます。

ウェーダーの場合、防水透湿であってソックス(ストッキング)タイプであることが絶対条件です。
ブーツタイプだとロクに歩けない上に危険ですし、非防水透湿だとあっというまに蒸れてしまって中がびっしょりベトベト・・・不快度指数MAXで何のために着ているかわからなくなります。
既に防水透湿タイプのストッキングウェーダーを所有していたとしても、藪こぎや岩との擦れなどで高確率で穴があくことになるので、シーバスウェーデングやサーフフラットのためのウェーダーを流用しないほうが良いです。
ウェットスーツと違って防寒対策やお手入れが簡単ですね。


ウェットスーツ費用:0~30,000円

ウェーダー費用:18,000~30,000円










つづく
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