ダイワ モアザン レイジー BB75S-HD

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レイジーBB75

メーカー:ダイワ
カテゴリー:シンペン
スペック:全長75mm 重量16.5g フックサイズST56タイプ#6 リングサイズ#4

評価

特殊な磯用シンペン

何が特殊かというと、監修者の磯でのスタイルが特殊(というか異色)
何が特殊かというと、監修者の磯でのタックルが特殊(というか異様)

小さいけれど細部に拘った(たとえば貫通ワイヤー仕様で装着スプリットリングは太くて大きいしフックは一応ST56#6)ヘビーシンペン・・・といえば聞こえがいいかもしれないけれど、実際のユースにおいては事情が少し違う、微妙なシンペン。




適性

サーフ    ★
内湾干潟  ★★★☆
河川      ★★★☆
磯       ★★★☆
港湾     ★★★☆

磯用だけれども、使おうと思えばどこでも使えると思う

キャスティング

飛距離        ★★★★
飛行姿勢      ★★★★★
キャスタビリティー ★★★★

固定重心で16.5g・・・悪くはないです
キャスト都合というよりはアクション都合によりラインは最大でPE1.5号、出来ることなら1.0~1.2号でリーダーは7号以下を推奨

レンジ

個人的にはもう一声、沈みやすさがほしいと思った。
荒れている時のことを考え、もう少しシルエットを細くするか、もう少しウェイトを増やすかして、もっと水に馴染みやすくしてもらいたかった。


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逆にいうと、あまり荒れていないシャロー磯や他のフィールドではこれくらいがいいかもしれない。

アクション・使い方

アクション ★★★☆

レイジーBB75を荒れている日に、PE1.5号のリーダー30lb1.5ヒロ~2ヒロで使う・・・つまり普通の磯ヒラ日和に普通の磯ヒラタックルで使うとすぐわかることがあります。
それは何かというと・・・

このルアーってこういうシチュエーション(つまり普通の磯ヒラ)での使用に向かないんじゃね?

・・・ということです。
いや、マジで(苦笑)

というのもですね、このルアーの監修者である山本サンの磯ヒラのスタイルっていうのが


“凪気味の沖磯でちょっと強めのシーバスロッドに磯PE1号+レバーブレーキ”


というかなり特殊なモノなんです。
普通の人が考える磯ヒラじゃないんです。
あまり波立たない日に、そんな感じの軽いラインシステムでこのルアーを使うとちょうどイイ感じなのかもしれませんが、普通の磯ヒラ仕様のリーダーでこれだけ軽くてこれだけ小さいシンペンを使うと、その太さ長さ(つまり重さ)にアクションが削られてしまうんですね。
また、強い横風を受けて膨らんだPEライン(太ければ太いほど風の影響を受けやすい)にもアクションを削られます。
表層のウネリが強ければなおのこと。





↑なんかこう、どんな流速にも対応してブリバリ泳いでいるようにみえるじゃないですか?
これ、実戦でやると違いますから。
PE1.5号にリーダー30lbの「普通の磯ヒラタックル」でやろうと思ったら、リングは軽くしてフックもST46#6相当にデチューンしてあげたほうがいいです。

確かに小さなルアーにしか反応しないということはありますが、そんなことが起きる日までこのルアーがルアーケースの一角を専有できるか、ユーザーの信頼をガッチリ掴んでいられるかというと・・・多分、否。


買った、投げた、あまり使えんかった、うーん・・・もういいかな、バイバイ。


多くのレイジーBB75が↑こういう運命を辿ることになるハズ
やっぱりヘビーショット85くらいのサイズ・重量が磯ヒラタックルで快適に扱えるヘビーシンペンの下限サイズなんでしょう。

フックチューン

↓ST46#6相当だとこんな感じだけど、獲れないことはない
ルアーのシルエットが小さいので飲まれて複数のフックポイントがガッチリ刺さりやすい


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デフォルトのST56#6はそれほど強度が上がっているわけじゃないのに刺さりが悪いし、他のルアーにも使いようがないしで、バランス的にも金銭的にも選ぶ理由がないと思います。
アンバランスなんですね・・・デフォルトのリングもフックも。

ルアーの入手

値段    ★★★★
安定供給 ★★★

値段は1300円くらいと安い

総評

最終評価 ★★★

ぶっちゃけ、一般的なヘビーシンペン(90~100mm1oz)には来ないけれどこのクラスの小型ヘビーシンペンには来る、っていうシチュエーションはあることはあるんですが、そこまで重要視されていないんですよ。
一般的なヘビーシンペンがすでに「そこにいるけど口を使ってくれないシビアな状況打開のための食わせルアー」という性格を持ち合わせているわけでして、それより更に渋いベリーハードモードを想定してこの手のルアーを携行するか?っていう話なんです。

・・・多分しないっしょ?

するとしても、その手のヘビーシンペンの中でシルエットが特に小さいスライドベイトヘビーワン90mm28gとか、フラペンブルーランナー85mm28gを押しのけてまでこのルアーを選ぶことはないかと思います。

もしかすると磯に拘らずに、川の中層バチ攻略なんかに可能性を見出したほうが幸せになれるルアーかもしれません。


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