あの日同じ水辺で釣っていた人たちは何処へ行ったのだろう

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people come people go


とあるポイントには「先輩」が居た。

違うポイントには「ヌシ」と呼ばれる人が居た。

昔そこには「マサさん」が居たし「カズくん」も居た。

ぼらおさんは基本ローン・アングラーであるが、現場で会って話すことのあるアングラーはそこそこ居た。

名前は知らないし話したこともないけど勝手に車の名前で「C氏」「L氏」などと名付けていた常連もいた。

・・・でもいつの間にか皆いなくなった。





思うにデイリーシーバスってはの「海のゲートウェイ・ルアーフィッシング」なんですよね。


皆シーバスから始まって(あるいは経由して)何処か別の終着地点に向かっていくの。

学業/仕事や家庭環境の変化に伴いその地域の釣りから撤退・・・つまりシーバスの「次」が無いという場合も結構多い。
カズくんとかそう・・・卒業&就職おめでとう。
L氏はキチ○イのように通っていたのに、ある年の春に突然来なくなったから多分転勤していったんだろうな。
ヌシは“熱”が冷めたっぽい。


自分が知っているケースでデイリーシーバスの「次」に行った人たちの主な着地点は、これら。

・アジング
・オフショアジギング/キャスティング
・カヤックフィッシング
・ショア青物
・渓流
・淡水バスに出戻り


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意外にもサーフフラット、磯ヒラスズキ、ショアエギングへの移行者は少ない(個人的感想)。


・・・思うに、シーバスから離れる人には主に4つの理由があって

A)どうせ釣るなら美味しい魚を狙いたい・・・アジング、オフショア、カヤック
B)もっとお手軽な(時短かつノーフィッシュの可能性が低い)釣りがいい・・・アジング
C)シーバスに纏わるストレス(場所取りやら距離感やら割り込みやら)が嫌・・・渓流、カヤック
D)大物志向が強くなった・・・ショア青物、オフショア

これらに加えて「自由な時間があるのは週末だけ」という事情が存在すると大抵カヤックとかオフショアに流れる傾向があるような気がします。

別に他の釣りに手を出したからってシーバスをやめる必要はないのですが、やっぱり一定のレベルに達したアングラーは皆知ってらっしゃる・・・いっぱしの社会人には系統が違う複数の釣りを追えるほどの時間が作れないし、情熱を保てないということを・・・真なるマルチアングラーになるのは本当に難しいんですよね。

何れにせよ、皆、シーバスで培ったモノを持って何処かへいっちゃった。

そして10年くらい前には一番の新参だったぼらおさんだけが残った。






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な~んて感傷に浸っているフリをしながら今日も元気に釣っているんですけどね(笑)
















ただ一つ、シーバスを嗜んで2~3年のキッズは覚えておくよろし。

シーバスアングラーの10年後の残存率は一桁パーセント。

これマジよ、マジ。

もし今、シーバスを一緒にやる仲の良い「釣友」なる存在が居たとして、その釣友と過ごす時間が楽しく嬉しいものならば、その時間を大切にしなさいってことです。

その時間はひょっとしたら(いや高い確率で)永遠ではないかもしれませんよ・・・つーことですナ。


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