ヤマガ バリスティック ヒラ 11MH TZ/NANO ファイナルインプレッション 

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このロッドを買ったのは2017年初のこと

それから2年半あまり・・・



マサ釣ったしブリも釣った

大真鯛も仕留めた

磯マルと磯チヌは相当数釣った

ヒラスズキというと、これはもう嫌というほど釣った



だからいえる




「迷うことなくコレ買っていいよ」



「迷ったらコレに決めていいよ」





と。





オレのバリヒラ11MH


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磯で使うロッドをイロイロと所有している自分がバリヒラ11MHを選ぶのは

a) 明確にヒラスズキメインであるとき
b) 【最初の磯で他のロッドを使った後】バイトが特に浅く繊細であるとわかっているとき
c) サイズが明らかに小さいとわかっているとき
d) 波風やベイト事情から1匹が貴重であることが予測されるとき
e) とりあえず・・・な、感じで何も考えてないとき(笑)

だいたいこういう基準です。
ちなみに(c)は「小型ヒラ専用」という意味ではなく、自分が持つ磯ロッドの中では一番ヒラセイゴハンティングに向いているという意味です。
ランカーに対応できないとか、太った70upの数釣りが疲れるとか、そういうコトはありません。

お供のリールは99.99%、11ツインパ4000XGにPE1.5号200mにリーダーフロロ8号30lbかナイロン7号30lb
ヤマガのHPには

“適合スピニングリール目安 : D社製 3500~4000番 / S社製 4000~6000番(推奨リールウェイト:400g前後)”

こんなこと書かれてますが、400g前後のSWリールを使っても結局ガイド設定の都合でラインの上限が【PE1.5~2号200mにリーダーフロロ8号30lb】になるので、ソルティガ4000とかステラSW6000クラスのリールを選ぶ意味がほとんどないです。
PE1.5号なら無印ステラの4000番クラスの糸巻き量とドラグ力で十分だし、PE2号にしてもリーダーをそれ以上太く長くとれないので真面目に磯青物狙うにはキツイんですよね(PE2号にしてもPE1.5号と同じリーダー設定になるのでPE2号を選ぶメリットがあまりない)。

おそらく重量バランス的にもっともフィットするのが(ちょっと古いけど)11ツインパ4000XGの315gとか17ツインパXD5000XGの300gとかそれくらいの重量のリールで、もし先重りを感じるならグリップエンドにオモリ的要素を巻くなり貼るなりしてバランサーとするのがいいと思います。


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バリヒラ11MH vs 青物


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ヤマガ公式HPより


・・・これってマジ?


うーん、本当でもあり、ウソ(というか誇張)でもある。

たとえば、ブリ・・・「5kgアップの青物」という言葉がブリを指しているならば本当。
ブリ(ここでいうブリとは当然メジロでもワラサでもなくブリサイズのこと)ならば時と場所を選ばずは99%ヤレる。
右も左も走らせることができない足元のサラシの中で掛けても、バリヒラ11MH(とPE1.5号)で獲れる。
凪気味の磯の沖で掛けたら300%獲れる。
足場が安全で障害物もなにもない堤防だったら700%獲れる。


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じゃあ「5kgアップの青物」という言葉がヒラマサを指すものだったら・・・?
うーん・・・70cm・・・75cm・・・80cmくらいのヒラゴで凪気味の磯の沖で掛けたらソコソコの確率で獲れるでしょう。
それ以上のサイズは足場の事情とマサが走る方向の次第(つまり運次第)で可能性アリ・・・ってところ。


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じゃあ海が荒れていて足場を自由に変えながらの移動ファイトができないガチになったら・・・?
不可能とはいいませんけどキツイですね。
「5kgアップのヒラマサ」は高確率でOUT・・・特に足元近くで掛けてしまった場合、70程度でもツッコミでOUTになる可能性アリ。
ロッドのパワー的にはイケそうな感じがしてるんですけど、PE1.5号に8号程度のリーダーだとリーダーが擦られて一瞬で逝っちゃうか(経験あり)、擦らせないようにドラグガチガチに締めて強引ファイトしてとメインラインがプッツン(経験あり)とか、そういうオチが待ってます。

PE2号にリーダーフロロ10号35lbでリーダー長をやや短めにとる(短くせざるを得ない)か、根ズレにはやや不安なナイロン10号40lbで挑むかが、このロッドでヒラマサを仕留める可能性をもっとも高める設定だと思いますが、そこまで対青物を考えているなら別のロッドと別のリールでやったほうが確実にいいわけですよ(苦笑)

まぁここにバリヒラ11MHの・・・というかバリヒラ11MHのガイドセッティングの限界があります。
ロッドのパワーはまだある。
しかしガイド設定がそれを許さない、と。

まぁ普段は純粋なヒラスズキ用ロッドとして使用して、青物が回ってきたとしてもまったくの無力というわけではなく、状況次第ではそこそこの可能性がありますよ・・・ってな感じのロッドです。

お手入れ&トラブル&ガイドセッティング話

ガイドの話がでたついでに。

普段のお手入れは使用後の水洗い&拭き上げのみです

ただし、車中泊釣行では必ずしも釣行後に即塩抜きができるわけではなく、場合によっては使用から2日後とか、それくらいになることもしばし。
まぁチタンガイドなのでそれでガイドが錆るなんてことはありません(ステンレスガイド涙目www)

で、購入から二年半あまり・・・ガイドラッピングのお直しをフルに1回、部分的なお直しを1回したことがあります。
ぶっちゃけヤマガのラッピングは本当にハイクオリティーです。

使用中のトラブルは一回・・・・ガイドフレームがポキリと折れたこと。
別に騒ぎ立てるほどのトラブルではなく、ごく普通の経年劣化・・・金属疲労によるものでしょう。


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この機会にガイドをデフォルトの7-7-7-7-8-10-12(SICでいうところの8-8-8と同等)から8-8-8-8-10-12-12くらいに(目指すのはSICでいうところの10-10-10と同等)にしようかなと検討しましたが、UC11 2S等“そういうロッド”は既に持っているのでバリヒラ11MHは純粋ヒラロッドのまま、オリジナルレシピで修理しました。

バリヒラ11MHのエイジングを楽しむ

購入当初にあったティップのシャープさは随分と失われ、風を切る能力も落ちていますがそのかわりにノリの良さが増しました。
メバルとかイサキとかチヌとか、ヒラスズキよりさらに小さな対象魚を取りたいときはほんとこのロッドが一番ですわ(笑)
掛けたあとのいなしもいいし、頭の向きを強引に変えるときや抜き上げ時のバットパワーは健在だし・・・要するに、より「ヤマガらしいテイスト」になっているということですね。


このロッドのインプレを締めくる、最後の言葉になりますがヤマガブランクス・ バリスティック ヒラ 11MH TZ/NANOは・・・



「長く楽しめるロッド」



「長く付き合うことになるロッド」




こういうロッドです。



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