磯ヒラでは先行者が現在進行形で釣りしてるところには近寄らないのがマナーってマジ?

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わりとマジでガチ

ただし・・・

・マナー
・ルール
・暗黙の了解

うーん、どれもニュアンスがちょっと違うナ。
しっくりフィットする言葉が見当たらないので説明を入れたセンテンスにするとこうなります


「先行者がいる磯に上がらないという約束事は論理的に考えると守るべきマナーであり、合理的に考えると自分の権益を守ることになるルールである」





同じ磯に入らんほうがええぞ

というか入ってもあまり意味ないぞ
(これは実は別の話なので「入っても意味ない」という記事を別に書きます・・・)

これは磯ヒラの基本のキの字なんですが・・・もしかして知らなかったという人がいるかもしれないので念の為。


磯ヒラは渓流マス系の釣りと同じで
先行者がいたら追い越し厳禁の釣りです
それどころか接近さえ禁止です
ダメ、追い越し。
ダメ、「隣でやっていいですか?」



つまり既に先行者が入って現在進行形で釣っている磯に後から入って同じ場で釣るということは基本NGの釣りとなっています。
(キャパシティに余裕のある広大な磯や延々と続くゴロタ浜を除く)


これはマナーとかモラルとか距離感とかいう問題より、磯ヒラスズキという釣りの性質・・・宿命です。


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論理的に考えてみましょう。

磯ヒラは「サラシを釣り歩く釣り」であるからして、磯ヒラマンが今釣っているそのサラシが全てではありません。
誰にも撃たれていない次のサラシこそが大切ですし、さっき撃ったばかりの前のサラシも再び探るのでやはり必要なものです。

後続者が「先行者の特権は認めるけどさ、先のポイントに辿り着くまでまだ時間かかるからオレがやっていていいだろ・・・先行者がきたら退くからさ」とか「先行者が探り終えたサラシだからもう自由に撃っていいんだろ?」みたいな形で入られると釣りが釣りとして成立しなくなります。

磯ヒラスズキは1人1つサラシがあればそこで長時間撃ち続けることができ、粘り続ければやがていつかヒラスズキを・・・という釣りではありません。
磯ヒラは回遊してくるヒラスズキを一ヶ所で粘り釣る釣りではなく、磯のサラシに付いているヒラスズキを探し歩いて釣る釣りです。
ここが回遊を待つ磯青物との決定的な違いです・・・ポイントからポイントへ釣り歩くさまは渓流の釣りに似ていますよね。
さらに磯ヒラは渓流のように一方通行的に釣り上がって行くわけではなく、いまさっき探り終えた場所に再び戻ってくることも普通にありえます。

青物狙いにおいては「先行者に挨拶してお隣の足場で邪魔にならないように」みたいな感じで開始してもお互いデメリットなく釣りが楽しめますが、歩き回る磯ヒラ狙いにはこの構図が成り立ちません。
ある意味、磯ヒラとは一人が専有すべき水面面積(あるいは海岸線距離)がもっとも大きい釣りなのかもしません。

そういう性質の釣りをしているのに他人が釣っている磯にノコノコと上がって場を共有しようとするのはナンセンスであり、マナー違反であるといえるでしょう。


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「アンタが今そこやってるならオレがここやってもいいでしょ」は当然ダメ。
かといって「アンタがやっていたそこが空いたら次にオレが入っていいでしょ」もダメ。

お互いの「間」が必要な釣りで、しかも他人が必要な「間」がどれだけかわからないとなると・・・はじめから同じ磯をシェアしないほうがお互い幸せになれるわけですね・・・つまり先行者が優先されるべきなのです。

性質上、システム上、他人(他グループ)と共存できない釣り。それが磯ヒラスズキ。

先行者の権利を尊重するということ

ぶっちゃけ磯ヒラは早い者勝ちの釣りです。
先行者が王様で二番手以下は平民以下のドレイ。
って書くと何やら不穏な感じがしますけど、裏を返せば王様になりたかったら現場一番乗りになればいいだけ(つまり早起きすればいいだけ)という話ですね。


できなかったら・・・?


その場は諦めましょう。


せっかく来たのに・・・?


そこは諦めて違う場所へ行きましょう。


え、そんなの無理・・・


もしこの理屈がどうしても受け入れられなかったらこう考えましょう。


あなたが尊重した他人の先行権は、あなたの先行権を守るものである。


と。


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人の権利を尊重してこそ、あなたの権利が守られるのです。

先行者の権益を犯しても構わないという独自の倫理観を持っているならば、あなたが先行者として立っている場合も同じことをされても良いということになりますが・・・そんなわけないですよね。


ちなみに自分は人様が磯ヒラをお楽しみになられている磯には、いままで一度たりともお邪魔したことがありません。
駐車スペースがフリーだったのでよっしゃ今日も一番乗りや!と思って崖を下っていったら渡船を使って渡っていた先行者を目視したので途中(といっても90%到着していた・・・笑)で引き返した、なんてコトもあります。
行く磯行く磯すべてが先行者で埋まっていて丸一日を棒に振ってしまったという釣行日もあります。


磯の釣座が見える場所があるならそこから磯を観察しろ



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こういうこと。

ね、簡単でしょう?


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ルールとマナーを守って(できるだけ)安全に楽しむのが磯ヒラです。
殺気だって「隣」を意識してやる釣りではありませんので、そこのトコロ、違わないように!
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