ザウルス シコトゥイッチャー100HW

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シコトゥイッチャー100HW

メーカー:ザウルス
カテゴリー:元祖小型ヘビーシンペン
スペック:全長100mm 重量28g(実重量25g程度) フックサイズn/a リングサイズn/a

評価

ありとあらゆるヘビーシンペンの始祖となるルアーである・・・登場は1990年代。
もともとはオフショアのルアーで、遠方のナブラ撃ちやベイトが極端に小さく一般的な青物プラグに反応がない時の打開策として用いられた模様。

やがてシコトゥイッチャーにインスパイアされた後発ルアーが各社からリリースされ、オフショアは勿論のこと、堤防青物や磯ヒラに転用されるようになり、さらには大河川遠投からサーフへと使用されるフィールドが次第に広がっていった。
そしてこのジャンルのルアーは最初の「分岐」を迎える。

・ダイワのオーバーゼアー110のようにオフショア青物色を深めたもの
・アンリパ(現パームス)GIG100Sやスカジットデザインズのスライドベイトヘビーワン90のようにショアでの用途に適したもの

前者は貫通ワイヤーを入れ、大型フックを搭載可能とし、極端な早巻き(スキッピングやら)に適したアクションとなった。
後者はやや小ぶりなシルエットで、一般的なリトリーブスピードで食わせのナチュラルアクションが出るものが好まれた(この段階においては適合フックは#4~6程度だった)。
後者は河川での使いやすさを重視して重量が3/4ozくらいへと引き下げされる傾向にあったが、「磯で爆発的釣果を呼び込むルアー」という事実が確立されると磯で使いやすい重さの1ozが盛り返し、サーフフラットでの有用性が発見されると1ozが再び主流となった。搭載可能フックも次第に大型化し#3以上を背負える物が多くなった。
これで【100mm前後の全長に1oz前後の重量のシンペン】というフォーマットに集束し、今だれしもが知る「小型ヘビーシンペン」というジャンルが形成された訳だが、シコトゥイッチャー100ヘビーこそがこの系譜の始まりなのである!



あ、もちろん廃盤となっているルアーです。



あ、もし時系列とか記載された内容に関して間違いがあったらソっと教えてね!
(だって古すぎるルアーだからしっかり確認とれないんだもん・・・)




適性

観賞用    ★★★★★

一応磯でも浜でも使えます・・・いや、「使えないこともない」ですが、あえてこのルアーを使うか、使いたいかといえば・・・ウーン(苦笑)

キャスティング

飛距離        ★★★★★
飛行姿勢      ★★★★
キャスタビリティー ★★★★

もちろん飛ぶ・・・しかしやや前方重心で今の基準からするとチョットあれな感じ
ちなみに後方重心に改良した「シコペン100」なる派生バージョンが存在する(ただしそちらの重量は20g・・・しかし驚くべきことに20年前にすでに「おもいっきり後方重心にして飛距離を伸ばし、レンジを下げてアクションを大きくする」というアイデアが存在し、実行されていたのだ)

アクション・使い方

アクション ★★★

弱い!

後世の後知恵だけれども、この一言に尽きる。
磯でも浜でも「物足りない感」がつきまとう・・・現役のルアーでいえばロンジンのレビンヘビーが一番近いかな。
頑張って使おうとして苦しめられるパターンがこれ↓(笑)

「アクションの“棒感”を払拭させるためにリトリーブを早めた結果、水面を割ってしまう」

ショアから釣れるルアーとしての要素は備わっているんですけどね。
シコトゥイッチャーを一度使うとスライドベイトヘビーワン90mm28gこそが現代のヘビーシンペンの基準となっているんだな・・・ってコトがよーく理解できます。
シコトゥイッチャーが始祖。スライドベイトヘビーワンが中興の祖。

フックチューン

リングはなるべく小さく#3
フックは取り回し的には#3の装着が可能なんですが、アクション的には#4がエエです。
でも観賞用なら全部外して眺めて愛でるとエエです。

ルアーの入手

廃盤なので中古を探してください。
そんなに高いブツじゃないです(余裕で1000円以下・・・モノによっては500円前後)
ちなみにシコトゥイッチャー100には18gバージョンが存在しますが外見やロゴで区別するコトはできません・・・重量で判断しましょう。

総評

最終評価 ★★★★

実用品として使えるけど無理に使わなくていいかな

っていうのが率直な感想だけれども、20年前のモノを今の基準と比べてああだこうだとあげつらうは野暮ってモンでしょ。


そんなことより、これよ、コレ。


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上:スタッガリングスイマー100ヘビー
下:シコトゥイッチャー100ヘビー


うわっ・・・この2つのルアー、似すぎ・・・?


それもそのはず、実はスタスイ(ARC以前の固定重心のヤツ・・・2006?2007年頃)はシコトゥイッチャーをリスペクトして作ったと公言されていたルアーである。いや、それただの・・・

オリジンはオリジンであるというだけで崇め奉られるモノなのだ。








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