磯ヒラでは先行者が釣ったあとの磯に入ってもあまり意味がないってマジ?

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個人的に磯に点在するポイントを撃ち尽くすこと、ヒラスズキを釣り尽くすことを「焼き払う・焼き尽くす」と表現しいます(笑)が

・焼き尽くされた磯に行く
・焼き尽くされた磯で釣る
・焼き尽くされた磯から帰る

人生においてこれほど無駄な時間はありません。
人が入ったあとの磯でヒラスズキするくらいなら家で草取りとか車のワックス掛けとかしてたほうが800%有意義でエキサイティングな体験になります。


本題に入る前に「FBI心理捜査官ごっこ」をしたいと思います。


他人が既にいる磯、あるいは時間的にみてほぼ確実に入られたあとの磯に

「チャンスはゼロじゃない」

とか

「まだ誰も入っていないかもしれない」

とか

なにかと理由をつけて(あるいはまるで何も考えることをせずに)行ってしまうアナタをプロファイリングすると・・・




先行者が既に磯にいる(いた)のにその磯に行ってしまうアングラーのプロファイリング

自分に甘く人に厳しい性格で、根拠のない希望的観測をもとに物事を計画して失敗することが多い。
日常から「こうあって欲しい」という、自分に都合のよい願望を抱きがちだが、実際には願いを達成するために努力を惜しむようなことは一切せず、いつかソレが空から降ってくるのを待っている。
注意深さに欠ける傾向があり、人や物から得られる情報を深く考えることなく流しがちで、経過と結果の因果関係がよく理解できない。
基本的に問題解決力が低く、困ったらすぐに人を頼る傾向にある。
物事の善悪などの本質を考えることなく、多数派が選んでいると思われる選択肢を選びがちである。




え、ひどすぎだろコレって?



・・・いや、ごめんなさい、半分冗談です(笑)


ですがズバリ、人が攻めたあとの磯に行くって行為を一言で表現してしまえば「非生産的活動」になるんですよ。


この際、先行者の気持ちとか完全無視しますよ?

5ヶ所くらい有望なサラシがある磯を攻略中の先行者は最後のサラシに差し掛かったところ突然心臓麻痺になり、落水・死亡して沖に流されていきました。
ちっ、忌々しい先行者め!と思いながら駐車スペースからその様子を眺めていたアナタは先行者に気兼ねすることなくその磯を攻めることができるようになりました。


はい、先行者死んだ。
超ラッキー。
ざまあみろ!
(先行者を尊重しない磯ヒラアングラーは大体これくらい非道で人の道から外れた思考の持主である)


実はこういうシチュエーションにおいても、その磯に降りていくことは純磯ヒラ釣的にみて非生産的行為です。


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何故ならばその磯は既に焼き尽くされているものであって、価値が殆どないからです。


あ、わかりますよ、先行者を尊重しない磯ヒラアングラーの根拠なき楽観的思考体系は。

・死んだ先行者はおそらく下手くそで磯ヒラはまだそこに潜んでいて自分なら釣れるかもしれない
・もしかしてあの磯は現在非常に恵まれた環境にあって、自分が釣り始める頃には別の群れの回遊がきてるかもしれない

まあ大体こんなモンでしょ。







はい・・・ナイですから、それ。

その思考で有名国立大学に入学できた?

あまり勉強してないし模試でも散々な結果だったけど本番ならきっと・・・って、どうだった?

その思考で学年一の美少女に告白して成功した?

特に容姿に優れているわけでもなく運動神経に優れスポーツ万能でもなく、さてはといってコミュ力の鬼で誰でも笑わせるようなスキルもないのに彼女できた?

その思考で製品のプレゼンして勝ったことある?

他社より性能もコスパも劣るモノを選んでもらえた?

・・・ナイですよね。

先行者が自分より劣ると思うな

そう願いたいのはやまやまですが、大抵の先行者は平均的スキル(すなわちアナタと同じレベルかそれ以上)の持主であって、要所を見逃すことなくしっかりポイントを回って、あとから来た人が何かしてもほぼ間違いなく何も出ないレベルで攻略しているのです。
むしろこの先行者は自分より優れていて、焼き尽くされたあとに入っても自分はノーチャンスだなと思ったほうが精神衛生上よっぽどエエです。


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そりゃあ、竿抜けポイントとかありますよ?
気が付かない人、知らない人、技術的(あるいはタックル的)要素で出来ない人とかいますよ?
でも、その僅かな可能性を「きっとそうだ」として計算します?
しないですよね、普通は。

次の回遊があると思うな


詳しくはこの記事を参照のこと

回遊は「あったら頂く」ものであって「回遊があるだろうと願い待つ」ものではありません。
待つ暇があったら別の磯へと移動しましょう。

先行者が見えなかったらどうするのさ?

たとえば、駐車スペースは共用だけれども降り口が途中から左右に分岐している磯があって、車が二台停まっていたとする。
もしかしたら二台の車は連れ同士で片方の磯に一緒に降りているかもしれない、とうぜん二台は無関係であってそれぞれ別の磯に降りている可能性もある・・・磯の様子はどこからも確認することができない・・・どうする?








はぁ~
(クソでかいため息)






車の停め方を観察してみろ、ナンバーをよくみろ。
連れ同士なら駐車間隔が狭い傾向にあるし、同じ地域から来てる可能性が高い。

観察しろ

磯までの道を途中まで降りてみろ。
蜘蛛の巣の有無、草木を掻き分けた痕、土についた足跡をみてみろ。
その磯の人気度と訪れた時間帯の関係性を考えてみろ。
そもそも2つの磯に2台の車が停まっているのに「どちらかの磯に偏っているだろう」という思考は捨てろ。甘えるな。
どうしても行きたいと思ったら労力を惜しむな・・・まずは手ぶらでいって確認してみろ。歩け、体を動かせ。
自分に都合よく「こっちは居るはずがないだろう」なんて勝手に思うな。


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そう・・・「だろう運転」はやめろ。

「この磯には人が居ないだろう」・・・この安易な考えこそが観察力・注意深さの不足の証拠である。
車が停まっているのに、フレッシュな足跡があるのに、蜘蛛の巣が掃除され草木が掻き分けられているのに「この磯には人が居ないだろう」なんて考えるのは甘えである。

磯ヒラアングラーたるもの「かもしれない運転」で物事を考えねばならぬ。

駐車スペースに車が停まっていれば「この磯には人がいるかもしれない」
フレッシュな足跡があれば「この磯には人がいるかもしれない」
蜘蛛の巣が掃除され草木が掻き分けられていれば「この磯には人がいるかもしれない」
朝イチを逃した人気磯は「この時間帯はすでに攻略されたあとかもしれない」


人がいるということは?


その磯は攻略しつくされ、自分がいまさら入っても得られるものが少ないということ。


先行者への配慮など抜きにして、得られるものの期待値が少ないのです。

そいう磯で(特にすでに無人になったが少し前に先行者によって焼き尽くされた磯)は何時間頑張ったとしても「なぜこのコンディションで釣れなかったのか」の合理的説明が得られず、伸び悩むことになるでしょう。
この観点からすると、人が入ったあとの磯に入るということは成長に対するマイナス要因です。

磯ヒラマンがなぜ朝マズメの磯を好むかというと、朝マズメ自体が好タイミングであるということもあるけれど、何よりその磯が誰にも攻められておらず、焼き尽くされていないという保証があるからです。
ぶっちゃけてしまえば、人が先に入っている磯で連発ツ抜けの超ハッピーアワーとか望めないし、自己記録更新のランカー捕獲みたいなドラマも起きないワケですね。

自分が目指す釣りは何か、自分はどんな磯ヒラマンになりたいかと想像したとき、人がいる磯に降りていってオコボレを頂くというアングラー像はいうまでもなくまっさきに排除すべきビジョンでしょう。


故事にもこうあるじゃないですか・・・鶏口と為るも牛後と為る無かれ、と。


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